「れろっ、れるっ……チュッ、ちゅぷっ、んっ……レロッ、ちゅぱっ……」
ぬらりとした生暖かい感触。肉棒の表面に押し当てられた少しザラついた舌がゆっくりと竿の付け根から上へ這い上がってゆく。
「ぁッ、あぁっ……ぅぅッ!」
まるでキャンディを舐めるように、唾液に濡れた由奈のピンク色の舌が俺のチンポを舐め上げると、ビリリッと痺れるような快感が駆け巡り、思わず呻き声を洩らしてしまう。
いくら我慢しようとしても、由奈の可愛い舌でチンポをペロリと舐められるたび、勝手に腰がわななき、抑えきれない悦びが口をつく。
初めて味わうフェラチオはそれほどまでに甘美で、手コキとはまるで違う快楽を俺に教えてくれた。
あまりの気持ちよさに顔をしかめて呻く俺の様子を由奈は嬉しそうに上目遣いでじっと見つめながら舌を動かす。
「お兄ちゃん、オチンチンなめなめされるの、キモチいいですか?」
言わなくてもわかっているだろうに、それでも由奈は俺の口から聞きたいらしく、舌先でカリの裏筋をつつくように刺激しながら鈴口を舐めあげる。
「うぅッ……! ぅぁッ……きっ、キモチいいよ……由奈の舌、すごくいい……ッ」
「んふっ、もっとキモチよくしてあげますからねぇ……んっ、れろれろっ、ちゅっ……ちゅぷっ」
「あぁ……ッ!」
敏感な亀頭を舌で責められ、ビリッとした強い刺激によってガマン汁が鈴口からトロトロと溢れ出してくる。
「んっ、先っぽから透明なお汁が出て……んちゅっ、ぺろっ、ちゅっ、ふふっ……赤ちゃんみたいにお漏らしして、いけないお兄ちゃんですね、ここがキモチイイんですか?」
意地悪に微笑みながら、由奈は執拗に裏筋を舐め上げ、舌をグリグリと押しつけてくる。
「あァッ、うぅッ……!」
先っぽからとめどなく溢れる透明な汁を由奈がいくら舐め取ろうが、その刺激によって次から次に溢れ出てしまう。
「ふふっ、お兄ちゃんのお漏らしは由奈が全部お口で受け止めてあげますからね」
舐めるのを止めた由奈は、そう言って亀頭の先っぽに唇を押し当てる。
「えっ、なにを……」
「動いちゃダメですよ、んっ……チュッ、んむっ……んんッ、じゅぽ……ッ」
俺が見つめるなか、由奈の唇の隙間に亀頭がぬぷりと潜りこむと、そのまま口内へと呑まれた。
「あァッ……!?」
まるで先っぽが溶けてしまうかのような感覚。亀頭が温かい唾液に浸されながら口内の柔らかな粘膜の感触に包まれる。
うわッ……熱くて、うねってて……なんだこれ!
「んっ……じゅぽっ、じゅぷっ、んぶっ……んっ、ぐぽっ、レロレロッ、んふっ……ちゅぽッ」
未知の快感に仰反る俺を由奈のフェラチオが更にせめ立ててくる。
亀頭を咥えたまま頭を動かし、柔らかな唇でカリ首を刺激すると同時に口内ではウネウネと動く舌が亀頭に絡みついてくる。
「あっ……あァッ! うぅっ……!」
「んぷっ、じゅぽっ……じゅるっ、ちゅぽっ……ちゅるッ、じゅるるッ!」
舌で舐られるかと思えば、今度は口の中で吸引されキツい締めつけが亀頭に襲いかかる。
あまりの快感に頭がおかしくなりそうになりながらも、チンポをしゃぶる由奈から目が離せない。
目の前で小学生の女の子が俺のチンポを咥えているのだ。
子供の小さな口には収まりきらない勃起チンポの先っぽを頬張りながら、小学生がこんなエッチな舌使いでフェラチオをするなんて、現実とは思えない光景だった。
けれど、今もチンポを包み込む熱く濡れた粘膜の感触は本物で、今まで経験してきたどんな幸せもこれには及ばないぐらいの快楽。
もしもこの場を綾乃さんに目撃されたらどうなるだろう?
再婚相手の義理の息子が小学生の娘にチンポをしゃぶらせている光景を見てしまったら、きっと義母は卒倒してしまうだろう。そうなれば全てが終わる。
そんな危険な行為をしているというのに、もはや止めることができない。
ヤバイと思えば思うほど快感が倍増し、かつてない興奮が射精感を昂らせる。
精管の奥から込み上げてくる精液をこれ以上押さえ込むのは不可能だった。このままでは由奈の口の中に射精してしまう。
「うぅッ……! ゆっ、由奈……もう出そうだよ……ッ!」
「んっ、じゅっぽ、れろっ、ちゅっ、ちゅぽっ、んぶっ、じゅぷっ、じゅるるっ……」
俺の声は聞こえているはずなのに、それでも由奈は咥えたチンポを離そうとしない。
いっ、いいんだな!? このまま口の中で射精しても……小学五年生の口の中にドロドロのザーメンを射精してもいいんだな!
射精したい! 由奈の口の中で思いっきり射精したい!!
欲望を抑えきれず、由奈の頭を両手で掴んで腰をぐぅっと押し付ける。
「んぼっ! んぐっ、んんッ……んふっ、んぼっ、じゅぼっ」
由奈は苦しそうに眉をひそめたが、それでも俺を射精させようと口を動かし続ける。
「あぁっ、出すよ! 由奈! 由奈の口の中に射精するよ!?」
口が塞がれて返事など出来るはずがないのに、俺は確かめるように叫びながら、出口で堰き止めていた精液を開放した。
どびゅるっ! びゅるっ! どぐっ! びゅるるっ! どびゅっ! びゅるるっ!!
溜め込んでいた精液が勢いよく噴出する感覚。肉棒が脈打つたびにドブッ、ドブッ!と粘ついた精液が由奈の口内に射精される。
「んぶっ! んっ、んぐっ! んぷっ、んんっ!」
「うぁァッ! きもちいい! きもちいいよ由奈!」
「んぐっ、んぼっ……ゴクッ、ゴクッ……んくっ、んっ……ふぅんッ」
あぁっ! 飲んでる……っ! 由奈が、小学生の女の子が、俺の精子を飲んでる……!
こくん、こくん、と、精液を嚥下する由奈を見つめながら、射精する快感と自分の精子を受け入れられる悦びに恍惚とする。
射精は長く続き、自分でも驚いてしまう量のザーメンを吐き出し続けたが、それでも由奈は口を離そうとはせず、全てを受け止めてくれた。
「んっ…………ふっ、ちゅぽっ……ちゅぽっ…………」
そして、ようやく射精が終わると由奈は尿道に残っている精液を絞り取るように唇でチンポを挟み込みながらゆっくりと頭を後ろに動かした。
溜まっていた性欲を吐き出して柔らかくなったペニスが由奈の口からズルリと抜け落ちる。ずっと由奈の口内に収まっていたペニスはまだ熱を帯びたままだ。
「んっ……んくっ……ふぅっ……お兄ちゃん、精液たくさんピュッピュできましたね。いいこいいこ」
口の中のザーメンを全て飲み込んだ由奈がよくできましたと褒めてくれるが、あまりに強烈な快楽を味わったせいで頭がぼんやりとしてしまう。
「それじゃあ、おちんちんをキレイにしましょうね」
射精後の倦怠感に思考が鈍り、今の出来事を頭が処理できずに俺が呆けていると、由奈は甲斐甲斐しくチンポにこびりついた精液や唾液をティッシュで綺麗に拭き取ってくれた。
それから脱いだ服を着せてくれた後、自分もパジャマを着直す。
その間、俺は何もせず、ただボケッと由奈に世話をされるだけで、気がつけばまた膝枕をしてもらっていた。
「んふっ、お兄ちゃん、おちんちんキモチよかったね?」
「うん……きもちよかった」
きもちよかった。うん、きもちよかったな。またしてほしいな────。
何か大事な事を忘れているような気がしたけれど、由奈の温もりを感じているとそんな些末なことはどうでもよくなる。
まともな思考力を失った俺の頭を由奈が優しく撫でつける。
「これからは、お兄ちゃんがしてほしいこと、ぜんぶ由奈がしてあげますからね」
「してほしいこと……ぜんぶ?」
「そうですよ。ぜんぶ、なんでも、好きなだけ、エッチなことも。お兄ちゃんがしたいこと、由奈がぜんぶさせてあげますからね」
思考を蕩かす甘い囁き。由奈の小さな手にひと撫でされるたびに、心の皮が剥かれ丸裸にされていくような開放感。
見上げた由奈の顔はいつも通りの無表情──いや、違う。その瞳は慈愛に満ちている。俺のことを本気で慈しんでいる。
ああ、どうして俺は今まで気づかなかったんだろう!
由奈は俺の全てを受けれてくれる存在なんだ。
由奈が俺を満たしてくれる。
由奈が俺を包んでくれる。
由奈は俺のママになってくれる存在だったんだ────ッ!!!
このとき俺は自分の精神が由奈の母性に侵食されていることにも気づかず、まるで天啓を得たかのような気持ちになっていた。
そして俺の積み上げてきた精神年齢は母性の毒にぐずぐずと溶かされる。
「由奈ぁ、今日は由奈と一緒に寝たいよぉ……」
もはや自尊心のカケラも残っていない。そこにいるのは体と性欲だけは一丁前の幼児でしかなかった。
「んふっ、お兄ちゃんは甘えんぼさんですね」
そう言って、由奈はベッドの中に入ると布団をめくって手招きをする。
「ほら、お兄ちゃん、おいで? 由奈と一緒におねんねしましょうね」
「うん!」
俺は自分の姿になんの疑問も持たず、喜んで由奈の隣に潜り込んだ。
「おやすみなさい。お兄ちゃん」
電気が消された暗い部屋。
俺はベッドの中で赤ん坊がうずくまるように由奈の小さなお腹に顔を埋めて抱きつき、安らぎ────そう、ママに抱かれる安らぎを感じながら、深い眠りに落ちたのだった。
*
こうして俺は、由奈という母性の沼にハマってゆくことになる。足を踏み入れたが最後、二度と抜け出せない底無し沼に────。
