さて、由奈のアメとムチによって地獄のテスト勉強をやり遂げ、テスト期間も無事に終了してから数日後、ついに返ってきた答案用紙を机の上に並べて俺は愕然としていた。
まじかぁ……。
あんなに勉強をしたのは生まれて初めてだったと思う。由奈のご褒美に釣られたとはいえ、俺でもこんなに必死になれるのだなと、自分の知らなかった一面を垣間見た気分だった。
けれど────頭の片隅ではずっと考えていたのだ。
ちょっと頑張ったぐらいで、俺みたいなモブ野郎がそう簡単に結果を出せるほど現実は都合良く出来てはいない、と。
「ねぇ神山ぁ、テストどうだったぁ?」
後ろを向く佐伯さんのウンザリとした口調から、彼女のテスト結果が芳しくなかったことが窺える。
「うん……まぁ、ぼちぼち」
「ぼちぼち?」
俺の視線を追って机に広げられた答案を見た佐伯さんが目を丸くした。
「えっ!? なにこれ……すごいじゃん神山!」
「そっ、そうかも?」
正直、これは予想外の結果だった。
返ってきた答案に書かれた赤い数字は全て八十点以上が記されていたのだ。
飛び抜けて凄い点数というわけではない。優秀なやつからすれば、まあまあ悪くないといったところだろう。
しかし、今まで赤点ギリギリの点数しか取れなかった俺にしてみれば間違いなく大金星である。
出来すぎた結果を前にして、こういういとき、どんなリアクションすればいいのか分からなかった。
そんな俺の肩を佐伯さんが笑いながらパシパシと叩いてくる。
「やるじゃ〜ん神山、ちょっと見直したわ! そういえば、なんか今回はすごい頑張ってたっぽいもんね?」
肩にこそばゆい振動を感じながら、佐伯さんの嫌味のない賛辞を反芻していくうち、だんだんと喜びが実感となって胸の奥から込み上げてくる。
うっ……嬉しいぃッ!!!
なんだこれ! 本気で頑張った努力が報われるのって、こんなに嬉しいものなのか!? 知らなかった!
必死になれば俺だって出来るんだ! 俺ってばやれば出来る子だったんだ!
いやぁ、なんちゅーの? これが俺の本当の実力っていうかぁ、本気を出せばざっとこんなもんていうかぁ?
一皮剥けた……みたいな? 今の俺、人として、男として、一皮剥けちゃったんじゃないの!?
まるで進○ゼミの主人公になったかのような万能感!
過去の自分と決別して新たな自分へと生まれ変わったような清々しさ!
すごいっ! 未だかつて感じたことのない自信が体の奥底から漲ってくる!
風、そう、風だ、風が吹いている! 俺に向かって! 時代が、俺の時代が到来したことを告げている────ッ!!
ここから俺の男道が始まろうとしているのだっ!!!
*
「由奈ぁ、お兄ちゃん頑張ったよぉ、だからもっとナデナデしてよぉ〜」
「うんうん、お兄ちゃん、たくさんガンバれてエラかったね? いいこいいこ」
「うへっ、うへへへっ」
その日、学校から帰宅した俺は自信満々にテストの結果を由奈に見せるや、もう我慢できないと彼女のスカートの中に頭を突っ込みながら、ショーツ越しに小学生女児のお股をスハスハしながらナデナデを欲求していた────。
うるせえ! いいんだよ! これが俺の男道なんだよ!
このために頑張ってきたのだ。今日は思い切り甘える所存である。
薄暗いスカートの中で由奈のスベスベした太ももにしがみつきながら、顔を股間に埋めてショーツのクロッチ部分に鼻先を押しつけると、生温かく蒸れた甘酸っぱいアソコの匂いが鼻腔をくすぐる。
一日履いて過ごしたショーツは染み込んだ汗で少し湿っていて、ぷっくりと膨らんだ恥部の縦スジをいじっていると、次第に湿り気が強くなってくる。
汗ではなく、由奈の膣から漏れてくるイヤラしい蜜液がじっとりと濡れ染みを広げ、頭の中が痺れる濃厚な女の子の香りが漂ってくると、俺のチンコはズボンの中で硬く勃起していた。
「んっ、ふっ……ぁっ、お兄ちゃんは甘えんぼですね」
慈愛のこもった声からは優しさしか感じられない。今日の由奈は甘やかしママモードだと分かると、俺は断りもなく指で秘部を覆うクロッチを摘まんで横にズラすと、剥き出しになってしまった幼いワレメに舌を伸ばした。
産毛ひとつ生えてないツルツルの小学生のマン肉を舌で舐め上げてから、ねじ込むようにワレメの中に舌先を埋没させる。
「あっ、ぁぁっ……んっ」
膣から垂れてくる愛液によってヌチョりと粘つく恥肉をざらついた舌の表面で舐めあげると、由奈の体がピクンッと揺れる。
「んぅっ……あっ、お兄ちゃん……そこっ、ペロペロしたらっ、ひぁっ♡」
口の周りがベチョベチョになるのも構わず、俺は一心不乱に由奈のオマンコに口を押しつけながら舌をうねらせる。
舌で表面をこそぐように舐め上げ、恥肉をねぶり、溢れそうな愛液の泉を音を立てて啜った。
そのたびに、我慢しながらも漏れてしまう由奈の可愛らしい悲鳴が聞こえて、興奮が高まる。
あまりに夢中になりすぎて、スカートの中には俺の吐く息と由奈のマンコから漂う女の子の匂いが充満し、息苦しいほどの熱気が篭っていた。
「あぁっ、お兄……ちゃんっ、ぁっ、ぁぁぁ……♡♡♡」
小学生とは思えない義妹の艶やかな喘ぎ声を聞きながら、いよいよ呼吸が辛くなってスカートから顔を出したとき、俺は目にした。いつもの無表情を装いながらも、顔を桜色に紅潮させている由奈の姿を。
火照った顔が外気に冷やされるのを感じながら、心臓がドクドクと高鳴るのを感じる。
それは息苦しさのせいだけではなく、メスの顔をした義妹に対する本能的な欲情。俺だけじゃない、由奈も発情していることが伝わってくる。
黙って互いに赤くなった顔を見つめていると、由奈はおもむろにコロンと仰向けになり、何も言わずにショーツを脱ぎ捨てた。
そして、俺の目の前で愛液に濡れ光るワレメを自らの手でクパッと広げて見せた。
柔らかく膨らんだ肉唇の奥に隠れていたのは、まだ男の侵入を許したことのない綺麗なピンク色をした女の穴。
幼いながらもちゃんと性器の形をしているそれが、まるで男を誘うように濡れ光り、ヒクヒクと動いていた。
「お兄ちゃん、先っぽ……挿れますか?」
俺は秒でパンツを脱ぎ捨てた。