次の日の朝、時計のアラームで起きたボクがリビングに行くと、そこにはもう制服に着替えたお姉ちゃんが食卓の椅子に座ってコーヒーを飲んでいた。
「おはよう、アキくん。昨日はちゃんと眠れた?」
「うん、その……お姉ちゃんのおかげで……」
「ふふっ、それはよかったわ」
「う、うん……」
いつもと同じお姉ちゃんの優しい笑顔。だけどボクは、そんなお姉ちゃんの顔を見て、いつもと違う恥ずかしい気持ちになりながら、椅子に座ってカップに入った牛乳を飲んだ。
テーブルにはボクとお姉ちゃんの朝ご飯──トーストとハムエッグ、それにサラダが並んでいる。
お父さんはボクが起きる時間にはもう家を出ているし、お母さんもボク達の朝ご飯を作ったらすぐ会社に行く支度をしなきゃいけないから、この時間はいつもバタバタしてる。
カリカリに焼けた食パンをかじっていると、スーツ姿のお母さんが「天音!秋人のことお願いね!」と言って、急ぎ足で出ていった。
そして、リビングに残ったボクとお姉ちゃんの二人きりで朝食をとる。これがウチの日常。
「お母さんも行っちゃったね?」
「う、うん……」
「もう、アキくんてば、どうしたの? さっきからずっとモジモジしてるわ」
「ううん、別に……」
だって昨日、あんなことをしちゃって、どんなふうにお姉ちゃんとお話していいか分からないんだもん……。
ボクの反応を見て、お姉ちゃんはクスッと笑う。
「そういえば」
「え?」
「今日もお父さんとお母さん、遅くなるみたい」
「そうなんだ?」
「ええ、そうよ。だから今夜も、お姉ちゃんと一緒にお風呂入ろうね?」
「う、うん……」
そこからしばらく、ボクたちは静かに口を動かした。なにもおかしなことじゃない。お父さんとお母さんの帰りが遅くなるのはいつものことだし。お姉ちゃんと二人きりで過ごすのも、一緒にお風呂に入るのも、いままでずっとそうしてきたんだから。
なのにどうしてだろう……お姉ちゃんとお風呂に入ることを想像したボクは、ズボンの中でチンチンをおっきくしてしまうのだった──。
*
*
*
その日の夜、晩ごはんを食べおわって、ボクが後片付けをしている姉ちゃんの背中をソワソワしながら見ていると、それに気づいたお姉ちゃんがこっちを振り向いた。
「アキくん、どうかしたの?」
「え!? ううん、なんでもないよ!」
「そう? それじゃあ……お風呂いこっか?」
「あっ、うっ、うん!」
慌てるボクにお姉ちゃんは優しく微笑みかけると、手を引いてお風呂に連れていってくれた。洗面所に入ると、ボクはなんだかガマンできなくてお姉ちゃんに抱きついてしまう。
「あんっ、アキくんは本当に甘えん坊さんね」
「お姉ちゃん……あの……ぼく……」
「大丈夫よ、お姉ちゃんが全部してあげるからね」
そう言って、お姉ちゃんの手がボクの服を脱がしていく。そして、最後にパンツを下ろされると、勃起しているチンチンがクンッと上を向いているのが丸出しになってしまう。
はずかしい……。実はお姉ちゃんとお風呂に入ることを想像しただけで、さっきからずっと勃起しちゃってたんだ。
「アキくんのオチンチン、昨日あんなに射精したのに、また大きくしちゃってるのね?」
「あぅ……」
お姉ちゃんがボクのオチンチンを指先でサワサワって撫でる。今まではよくわからなかったけど、オチンチンからピリッてしたのが走るの、これは気持ちいいってことなんだ。
「お、お姉ちゃん……」
「ちょっと待っててね」
そう言って、お姉ちゃんは手早く自分の服を脱いで裸になる。白くてまあるいお尻と、たわんとしたおっぱいを見るとチンチンが勝手にひくひくしてしまう。
裸んぼうになったボクとお姉ちゃんは、湯気で温められたお風呂場でふたりきりになる。なんだかすごくドキドキしてしまう。
「あっ、あのね、お姉ちゃん……」
「どうかした?」
「その……今日はボクがお姉ちゃんのからだ……洗ってもいい……?」
ボクがそう言うと、お姉ちゃんは少し驚いたみたいだったけど、にっこり頷いた。
「ええ、もちろんいいわよ。嬉しいな、アキくんがお姉ちゃんのこと洗ってくれるんだ?」
「うっ、うん……じゃあ、お姉ちゃんは座ってて」
「はぁい、よろしくねアキくん」
どこか楽しそうに返事をするお姉ちゃん。ボクはいつもお姉ちゃんがしてくれるみたいに、まずはシャワーで軽くお姉ちゃんの体を流した。
それからボディーソープをタオルで泡立てると、椅子に座ったお姉ちゃんの背中にそっと押し当てる。白くてすべすべしたお姉ちゃんの肌を傷つけないように、優しく、そうっと手を動かす。
「お姉ちゃん、痛くない?」
「うん、だいじょうぶよ。とってもきもちいい。アキくん洗うの上手ね」
お姉ちゃんに褒められて嬉しくなったボクは、ていねいにタオルでお姉ちゃんの体をなぞっていく。首から肩、それに腕、そして背中を洗い終えると、お姉ちゃんがこっちに顔を向けた。
「ねえアキくん、前は手で洗ってくれるかしら?お姉ちゃん、おっぱいが敏感だから、タオルだとちょっと痛いの」
「うん、わかった」
ボクはお姉ちゃんの前に移動すると、おっぱいをそっと手で包んだ。そしてゆっくりと手を上下に動かす。
むにゅん、むにゅんて、ボクの手の中でお姉ちゃんの柔らかいおっぱいが形を変える。
「んっ……ふふっ……アキくんの手の動き、ちょっとエッチね?」
「えっ!?ごめんなさい……」
「ううん、いいのよ。アキくんの手、とっても気持ちいいわ。けど……」
そう言って、お姉ちゃんの手が、ボクのオチンチンを触った。
「あぅっ!」
「アキくんのここ、さっきよりも大きくなってるわね?」
お姉ちゃんのおっぱいを触ったせいで、ボクのチンチンはもっと膨らんで、ひくひく震えていた。
「お、お姉ちゃん……ボク……」
もじもじするボクに、お姉ちゃんは何か思いついたみたいにニッコリ笑う。
「ねえ、アキくん。お姉ちゃんと洗っこしましょうか?お姉ちゃんがアキくんのオチンチンを洗ってあげるから。アキくんはお姉ちゃんのオマンコを洗うの」
「おまんこ……?」
「そうよ、男の子にはオチンチンがついてるでしょう?そのかわりに、女の子にはオマンコがついてるの」
ボクの視線がお姉ちゃんのお股に引き寄せられる。
それがどこなのか、なんとなく分かった。学校の授業でも女の子の体について教えてもらっている。けど教科書には「オマンコ」なんて言葉は使われてなかった。それは、なんだかすごくエッチな響きに聞こえた。
お姉ちゃんのお股にはチンチンのかわりに、スジがついていて、小さい頃からいつも一緒にお風呂に入っているけど、ボクはお姉ちゃんのソコがどうなっているのかちゃんと見たことがなかった。
「アキくん、お姉ちゃんのオマンコ、見たい?」
「う、うん……見たい……」
「いいわ、よく見てね。ほら、これが女の子のオマンコよ」
そう言って、お姉ちゃんはボクの眼の前で、お股のスジに指を這わせると、両手で左右から、ゆっくり、くぱっと拡げて見せてくれたんだ──。