さて、美緒がウチで暮らすようになってから数日が経過した。
最初こそ親元を離れてひとり日本に残った姪が寂しがってないか、叔父とはいえ男の家で暮らすことに居心地の悪さを感じてやしないかと心配していたのだが、どうやらそれは取り越し苦労だったようだ。
美緒は今の生活にすぐ順応し、むしろ俺の方が気疲れする日々を送っている。
「おじさん、なにしてるの?」
例えばこんなふうに──。
リビングのソファに座ってソシャゲをしていると、部屋着姿の美緒が後ろから覗きこんできた。頬がくっつきそうなぐらい近づけられた綺麗な顔にドキッとしてしまう。
なんというか……やけに距離感が近いんだよな。
一緒に暮らし始めてからというもの、こういった美緒の何気ないスキンシップに正直困っていた。今だって肩に触れている手の感触とか、サラサラの髪から香るいい匂いが気になってしかたがない。いや、久しぶりに再会した姪が昔と変わらず懐いてくれるのは嬉しいんだけどさ。
「それおもしろいよね、おじさんもやってたんだ? ねぇ、フレンド登録しよ」
「あっ、ああ、それはいいけど……」
ねえ、近い、近いよ? そんなふうに唇が耳にくっつくギリギリの距離で囁かないでもらえませんかね? 少し湿り気を帯びた温かい吐息が耳の穴に入り込んできてソワソワしちゃう。おじさんそこ弱いんですよねぇ。
なんて思っていると、今度は肩の手を首の前に回し、体重をかけて背中にもたれかかってきた。その結果、後頭部に押しつけられるムニュッと柔らかいおっぱいの弾力。
──おかしくね? これ、叔父と姪っていうよりも、恋人同士の距離感なんじゃね?
「はいこれ、わたしのID」
「あー、うん……うん」
手にしたスマホの画面を見せられても、おっぱいに意識が向いてそれどころではない。これがFカップの柔らかさなのか、まるで全てを優しく包み込むフカフカおっぱい布団だ。
なにやら叔父と姪のインモラルな香りがぷんぷん匂ってきそうな状況だが、俺はここでさらなる驚愕の事実に気づいてしまった。
──ちょっとまて、このダイレクトに伝わってくる感じは、まさか……ノーブラ、なのでは?
これはいけない! いくら身内相手とはいえ、年頃の女子があまりにも無防備がすぎる。ここは保護者代理としてきちんと注意すべきだろう。よし、言うぞ、「こらっ、おじさんの頭におっぱいを押し付けるのはやめなさい!」って言ってやるからな!
むにゅっ、むにゅっ、むにゅんっ──♡
……いやまて、ここで注意するのは簡単だ。しかし、今下手なことを言ってしまえば、「え、おじさんてば姪のおっぱい意識しちゃってるの?きっしょ、最悪なんだけど」と、言われてしまうかもしれないじゃあないか。それはよろしくない。だったら俺があえて気づかないフリをした方がこの場は丸く収まるのでは?
むにゅんっ、たぷんっ、むにょんっ、たぷむにゅんっ──♡
「おじさん?」
「うん、うん……うん」
そうだ、俺はべつに女子高生のFカップおっぱいの感触をもっと堪能したいだとか、そんな邪な気持ちを抱いてはいない。むしろ鋼の精神でもって凶悪な責め苦に耐えていると言っても過言ではないだろう。
むにゅんっ、たぷんっ、むにょんっ、たぷむにゅんっ──♡
くそぉっ、負けてたまるか、俺は姪との円満な家族関係を維持するために、こんなムニュポヨおっぱいに絶対屈しないぃぃっ!
この後、美緒が離れてくれるまで俺はやむなく、いたしかたなく──姪のおっぱい枕に頭をうずめ続けたのであった。
きっと美緒も幼いときの感覚で俺と接しているのだろう、体は大きくなったけどまだまだお子様ってわけだ。まったくもう、俺が分別のある大人じゃなければ大変なことになってたところだ、やれやれだぜ。
*
なんて事があった翌朝──。
寝起きでぼんやりしながら洗面所のドアを開けた俺は、先に入っていた美緒の姿を見た瞬間、体が石化されたみたいに硬直した。
「おはよう、おじさんもここ使う? ちょっとまっててね」
俺に気づいた美緒は何も気にした様子もなく、ヘアバンドで髪をまとめると、洗面台の前に屈んでパシャパシャと水をすくって顔を洗い始める。突き出された魅惑的な桃尻がフリフリと揺れ動いた。
──ふ〜ん、なるほどね、そういうのもあるんだ?
美緒はキャミソール一枚という肌色の露出が多い格好だった。キャミは本来ならホットパンツ的なやつを履くべきであろう短めの丈だった。なのに履いてない。故にお尻が丸見えだ。
安産型の大きなお尻はプリンッと上向きの若々しいヒップラインを描き、ピンク色の大人っぽいショーツがぴっちりと張り付ている。股間部分に注目すると、柔らかそうな尻肉にむちっと官能的な食い込みを作っていた。よく見れば、シワのようなスジのような縦線がうっすら浮かんでいる──。
言うべきか? これは言うべきなのか? 「こらっ、おじさんの前でエッチなお尻をプリプリさせるんじゃありません!」て注意すべきなのか!?
わからない、けどもし「おじさん、姪のお尻見て動揺してるの? きもいんだけど」と言われてしまったらどうしよう……。
そして俺は葛藤の末に沈黙を選んだ。背景に溶け込むように息を殺し、美緒のムチムチプリンなお尻が眼前でエッチに揺れるのをじっと見つめながら、ひたすら沈黙を守った。
しばらくして、洗顔を終えた美緒が顔についた雫をタオルで拭きながら振り向き、不思議そうな顔をする。
「おまたせ。おじさん……なにしてるの?」
「うん……うん……」
そこには顔を洗う前からなぜか前屈みになっている叔父がいたわけで……彼女が出ていくまで、俺はその場から一歩も動くこと出来なかったのである。
美緒が幼いときは着替えを手伝ってやったこともあったけど、きっとまだその時の感覚が抜けないのだろう。お尻は大きくなったけどまだまだお子様だな。まったくやれやれだぜ。
このとき、俺はじわりじわりと追い詰めらてられているような得も言われぬ不安を感じていた。股間を見ると、勃起した息子は鎮まることなく元気に天井を見上げていた──。
*
そして、その日の夜。リビングでテレビを見ていたときだった。
「おじさん、お風呂上がったから次どうぞ」
「ああ、わかっ──」
後ろから声をかけられて振り向き、またしても固まる。
そこには体にバスタオルを巻いただけのあられもない格好をした美緒がいた。
湯上がりで火照った肌は色っぽく、胸元ではふたつの大きな乳丘がムニュンと寄せ上げられている。
バスタオルはギリギリお尻を隠す丈しかなかった。きっとパンツも履いてないだろうから、ちょっと捲れたらアソコが見えてしまいかねない。
──も〜ムリッ! 言うぞ! 言うからな!
「こらっ、そんな格好で家の中をフラフラするのはやめなさい!」
「着替え持っていくの忘れてたから」
「あのな? いくら相手が身内でも年頃の女の子がそんなエッ……はしたない姿をですね、みだりに男に見せちゃいけないわけですよ。うん、だからほら、早く着替えてきなさい」
「わかった」
ふぅぅぅっ……やばかったぁ、メンタルがゴリゴリ削られた気分だぜぇ。
それでも、どうにか叔父の威厳を保った対応ができたことにホッと気を抜いた瞬間、「あ……」という短い呟きと同時に、ハラリとほどけたバスタオルが美緒の足元に落ちた。
──ふぅん、これはなかなか美味しそうなメロンですねぇ。形といい色艶といい、今が食べごろって感じ。ヘタの部分は綺麗なピンク色をして、甘くてみずみずしい果肉がぎっしり詰まってそうだ。まあメロンにしてはだいぶサイズが大きめっていうか、もはやスイカじゃん?
当の美緒は、しかし慌てた様子もなく、落ちたバスタオルを拾い上げて前を隠した。
「おじさん、見すぎじゃない?」
「いえ、見てませんけど」
「ほんとかなぁ」
「いいから、いつまでもそんな格好でいたら風邪ひくぞ、早く行きなさい」
追求の視線をかわして、しっしと手を振ると、美緒は何かいいたげにしながらも自室に引っこんだ。
きっと幼い頃に一緒にお風呂に入ったときのノリでいるんだろう、あんなに胸が大きくなったのに、美緒はまだまだ子供だな。
──やれやれだ。
深いため息をついてから、俺も自室に直行する。素早くドアを閉じて鍵をかけると、淀みない洗練された動作でズボンとパンツを脱ぎ捨てる。
──ほんと、まったくやれやれだ。
そして、カチカチに勃起したペニスを握り、目を閉じて脳裏に焼き付いた美緒の裸を妄想しながら高速で肉棒をしごく。
「うおぉっ! 美緒ぉっ、なんだそのデカパイはっ! おまえぇ、おじさんのこと誘惑してるだろ!? だったらお望み通り犯してやるからなっ! おらっ! どうだ! おじさんのチンポでJKおまんこズボズボされて気持ちいいか! ぐぅぅっ、もう出るっ……中にだすからな! そのエッチに育った体でおじさんの精子がたっぷり詰まったザーメンを受け止めるんだっ! ぐぅぅぅぅっ!!!」
ビュルッ! ビュクッ! ドクッ! ドクッ! ドクンッ──!
あっという間に鈴口から粘ついたザーメンが噴き出し、亀頭を抑えるティッシュの中にビュルビュルと垂れ流される。
「おっ、おぉぉっ……うぉぉ、ぁぉっ……っ」
下半身を駆け抜ける射精の快感にひたりながら、俺は目を閉じて美緒のおまんこにチンポを突き立てる想像をしながら最後までビュッ、ビュッと精液を出し切った。
ここまでにかかったタイムはわずか30秒たらず。またしてもオナニー自己最速記録を更新してしまった。
抑圧されていたリビドーを開放する快感にうっとりしていたのも束の間、すぐさま姪をオカズにしてしまった罪悪感に襲われる。
「うぅぅ……こんな変態おじさんでゴメンよ美緒ぉ……でもおまえ、もう子供じゃないじゃん、もはやメスじゃん、赤ちゃん産める体になってるじゃん……ムリだよぉ、おじさんもうどうにかなっちゃいそうだよぉ……」
ダウナー系巨乳JKの姪とのドキドキ同居生活、その実態は常に理性が消費され続ける過酷なサバイバルだった。
それ以降も、オナニーグラフは右肩上がりのエグい曲線を描き続け、性欲のインフレによって俺の理性は破綻寸前。このままでは、いつか本当に姪に手を出してしまうかもという不安に悩まされ続け……。
そして、ついに事件は起きてしまうのだった──。