「ちゅく、んっ、ふぅ……っ、れりゅっ、ちゅっ、くちゅっ……」
美緒の舌が唇の隙間から口内に侵入する。キスなんてもう何度もしているはずなのに、まるで初めてしたときのようにぎこちなく、それでいて情熱的だ。熱い唾液とくぐもった吐息が口の中に注がれ、絡んだ舌がくちゅっくちゅと淫らな水音を上げる。
「んっ……はぁっ……」
ゆっくり離れる美緒の口から透明な糸がつぅと伸び、潤んだ瞳はじっとこちらを見つめている。
「っ、はぁっ……おじさん、好き……大好き……わたし、ずっと、ずっと……おじさんが好き……」
「……ッ」
姪からのまっすぐな告白に一瞬頭が真っ白になる。
美緒が俺に好意を? しかも叔父と姪の家族的なライクではなく、男と女のラブなやつで!?
そんな、まさか……叔父と姪で恋愛だなんて、こんなこと…………ぶっちゃけ俺もちょっと期待してたところは……あるッ!
だってさ!? これだけ日常的にパコパコしていれば、「あれ、もしかして美緒って、本当に俺のこと好きなんじゃ……」とか想像しちゃうじゃん!? 男ってそういう生き物じゃん!?
そして、告白を受けた今の心境を一文で表すのなら──「うひょぉぉおっマジかよぉぉ!?」だった。
正直めっちゃ嬉しい。当たり前だろ、美少女巨乳JKから告白されて喜ばない男がいるか? イヤいない!
しかし……相手は「姪」である。
いくら倫理観欠落系なJK大好きおじさんとて、大切な姪だからこそ、この告白に容易く返事はできないのだ。
今までさんざんエッチしてきてどの口がと思われるかもしれないが、この関係は美緒が高校を卒業して同居生活が終わりを迎えるのと同時に消滅する、言ってみれば期間限定の青春モラトリアムだと思っていたからこそ、俺もあえて美緒の気持ちを深くは考えないようにしていた。
けれど、こうして真っ直ぐに思いを伝えられてしまっては、もはや、なあなあの関係ではいられない。
いられないけど……そもそも俺の気持ちはどうなんだ?
もちろん美緒のことは好きだ。可愛いし、おっぱい大きいし、JKだし──。
けど、それってJKが好きだから美緒も好きってことなのか? 俺は美緒に遠き日に憧れた青春の幻想を求めているだけなんじゃないのか? それで本当に美緒のことを愛してると言えるのか?
え、え、え? おじさんちょっと分からなーい!!!
「ねぇ、おじさんは、わたしのこと……ぁッ……んむぅ」
核心に触れようとする美緒が、その言葉を言い終える前に俺は口を塞いだ。それは、どうしようもなく逃げだった。
さきほどよりも激しく舌を絡めながら、浴衣の胸元に手を潜らせて大きな乳房を揉みしだく。
「んっ……ふぁっ……おじさん、ズルい……」
少し不満げな声。けれど美緒は体をまさぐる手を拒みはしなかった。
乱れた浴衣から乳房がはだける。むき出しになった白い肩を抱いて、パンティの中に手を潜らせると、ワレメに触れた指先がチュプッと温かな粘液に浸かった。
「ぁうンっ」
膣口は驚くほど熱く濡れそぼり、挿入を待ちわびてヒクヒクと収縮していた。
硬くなった男根をズボンの中から取り出し、美緒を膝に乗せて抱っこする格好で先っぽを当てがうと、亀頭でトロトロになっている膣粘膜をかき分け、ぬぷぅッと奥まで埋没させる。
「あぁッ──♡ あぅんっ、ぁっ、おじさんの……すごく硬い……」
美緒の膣内はすごく熱かった。淫らに蠢く膣ヒダにねぶられ、ゴムを付けてない生チンポは熱く蕩けた膣肉とぬっちょりと結合して一体化する。ヌメヌメする蜜穴を貫いた肉棒の先端が子宮口にぶつかると、美緒は快楽の刺激を耐えるようにきゅっと眉をひそめる。
「ふぅっ♡ んぁあっ……あぁっ……♡ おく、とどいて……あっあっ……あぅぅっ♡」
「あぁっ、美緒のおまんこの中、いつもよりうねってるな……」
「はっ……はふぅ……ぁっ、おじさんっ……ぁぁっ……♡」
美緒が呼吸をするたびに膣がきゅうきゅうと収縮してペニスを締め付けてくる。チンポを伝う強烈な快感を我慢するのも一苦労だ。
「んっ、んふっ……はっ♡ おじさん、キス……して……ンッ、ンンッ♡」
甘えるように顔を擦り寄せてきた美緒の唇を吸う。恋人のように優しく、けれど情熱的に舌を絡めて、クチュクチュと卑猥に音を立てる。キスをしながら乳首を摘んでクリクリと刺激してやると、美緒はくぐもった喘ぎを漏らした。
上下に体を揺らす交尾運動でズリ落ちた浴衣は、もはや着物の体裁をなしておらず、少女の赤らんだ裸体を淫らに演出する飾りとなり、激しいピストン運動で息はどんどん荒くなり、密着した肌に汗が滲む。
「はぁっ! 美緒っ、美緒!」
「あっ、おじさんっ……おじさんっ……」
チンポをねぶる膣肉のたまらない心地よさに呻きながら必死で腰を動かし子宮の入り口を責める。限界まで膨らんだ亀頭でズチュッズチュッと子宮口を押し上げると、美緒の口から甘ったるいあえぎ声が漏れた。
「あっ……あっ♡ そこっ……♡ ぅうっ、んぅっ……子宮コンコンされるの、感じすぎちゃって、んふぅっ……♡」
「だいじょうぶか?」
「ンッ……おじさんの、お腹の中でどんどん大っきくなってるね……」
「ああ、美緒の膣内が気持ちよすぎるから」
「いいよ……もっと激しくしても。わたしも、してほしい……」
返事の代わりにキスをして、粘膜糸を引く桃色の穴にガチガチに勃起したペニスを容赦なく突き立てる。
ズプンッ、ズプッ、ズチュッ、ヌチュッ──!
「んむぅんっ……♡んっ、んぅっ、ちゅぷっ、んっ……あぅっ、ふぅうンッ♡」
絶頂が近いのだろう。俺も猛然と押し寄せてくる射精感に従って、発情オマンコ肉を勃起でグチュグチュかき回す。結合部から泡立つ愛液を垂れ流しながら、夏夜の空気よりも熱く火照った体を重ねて、俺達はオスとメスになって激しく交わった。
肌に滲んだ汗が、口の中に溢れた唾液が、生殖器から分泌される粘液が、混ざり合い、まるでふたりの体が溶け合っているような淫靡な体験へ誘う。
「あっ、あっ、あッ……♡ なにっ、これ……すごいっ……んふぅッ♡」
さきほどよりも深いところで結合しているのを感じる。メスの本能を刺激された美緒の体が子宮をおろしてペニスを迎えようとしている。俺の精子で受精したがっているみたいだ──。
そう考えるだけで興奮が倍増して、ドクドクと過剰に脈打つ心臓が下腹部に血流を巡らせる。
「んんぅッ♡ あッ……♡ そこ……おじさんのオチンポでさわられると、お腹の奥がキュンてする……んっ、もっとして♡」
「ああっ、ここを突かれるのがいいのか?」
「んぅぅッ♡ あぅっ、あッ、ぁっアッ♡」
「はぁっ、はぁっ……美緒、もう出そうだ……このまま中に出すからな!」
「んっ、うんっ……わたしも、もうイキそう……出して……おじさんの精子、わたしのいちばん奥に欲しい……あっ、んッ、ンンッ♡」
激しくうねる膣肉に絞られたチンポの先端が子宮口から内部にヌポッと潜り込む。
「くっ……ぅっ、美緒っ……!」
「あっ、うぅんっ♡ おじさん……もっと、奥まできて……あっ、あぁっ♡」
それはもはや快楽を目的としたセックスではなく、受精を目的とした男女の繁殖行為だった。頭の中は熱く茹だって、美緒の卵子に俺の精子を植え付けたいという、オスの本能に支配されていた。
昇りつめようとする美緒の呼吸に合わせてペニスを媚肉に擦り付ける。ぐらぐらとせり上がってきたザーメンの圧でペニスが震え、もう爆発寸前だった。
「ぐぅぅっ! 出すぞ、美緒の子宮に出すからな!」
「あぁアァッ♡ 出してっ、おじさんの精子、わたしの中にぜんぶ出してぇっ♡」
「ううぅぅ!!!」
子宮交尾の甘美な刺激によってビクンッと肉棒が跳ねると同時に、限界までせり上がっていた白濁液が鈴口から一気に噴出する。
ドビュルルッ! ブビュルルルッ! ドピュッ! ビュッ! ビュビュー! ビュルルッドピュュッ──!
「アーッ♡ ぁァアアッ♡ アァッ♡ おなか……熱っ♡ おじさんのせーし、びゅるびゅる出されてる……んぅぅっ♡」
子宮の中に白濁液を注がれながら、美緒は恍惚とした表情で俺の精子を受け止めた。
絶頂でびくびくと痙攣する美緒の体を抱きしめて、降りてきた子宮の中にチンポをグリグリ押し付けて粘ついた精液を注ぎ込む。
ドクッ、ドクッ、ドクッ──と、何度も噴き出す種汁が美緒の子宮の中に呑み込まれていく。
昂ぶっていた気持ちが満たされるのを感じながら、繋がった生殖器の感触を味わい続ける。
俺たちは射精を終えても、体の熱が引くまで抱き合ったまま決して離れようとはしなかった──。
*
ようやく体の火照りが治まった頃、美緒の乱れた浴衣を直すのに手間取りながらも、俺達はお社を後にした。
振り向くと、薄暗い中にひっそりと佇むお社が見える。神聖な場所であんなことをして、後でバチが当たらないといいけど……そういえば、あの社はどんな神様を祀っていたんだろうか?
そんなことを考えながら黙って歩いていると、暗い空に打ち上がった花火がパッと辺りを照らし、少し遅れて重く響いた音が空気を震わせた。
「──夏、もうすぐ終わっちゃうね」
夜空に散る花火を見上げた美緒がポツリと呟いた。すぐにまたひとつ、大きな花が咲き、色とりどりの光が少女の顔を照らす。
あんな派手に光っていたのに終わり際の消えゆく様は儚くて……それがまるで俺たちの未来を暗示していような気がして尚のこと寂しさを覚えてしまう。
「思い出……もっと作ろうな?」
「うん……」
ふたりで花火が瞬く夜空を見上げ、繋いだ手の指をしっかりと絡める。
一年という限られた期間、俺たちに残された時間は着々と減っている。けれど、この夏が終わっても、アオハルおじさんとJK姪のヒミツの青春はまだ続くのだ──。