若いオスのドロついたザーメンを胎内に中出しされ、わたしは甘美な背徳の愉悦に酔いしれながら、ベッドの上にぐったりとする。
射精を終えたタカくんも、わたしの体に覆いかぶさったまま、脱力感に動けなくなっていた。
膣に挿入されたままのペニスがピクピクと震えているのを感じながら、うっとりした目で暗い天井を見つめる。
あぁ……これよ、わたしが求めていたのは、これだったんだわ。
夫とのセックスでは得ることができなかった、胎内が熱に満たされる感覚。
子供を産んでから、自分がひとりの女だということを忘れていた体は、息子の膣内射精によって完全にメスの本能に目覚めてしまった。
「ママぁ……」
「あぁっ、タカくん……」
子供のように乳房に甘える息子を、わたしは愛おしく抱きしめる。
猛々しく勃起した肉棒で獣みたいにママを犯していたのに、今はすっかり可愛い子犬みたいに大人しくなって。
ママのことを女にしておきながら、母性までもを疼かせてくるイケナイ息子に、わたしはすっかり心を奪われてしまった。
あぁっ、タカくん、好きよ、好き、スキ、スキ、スキ、大好き! 愛してるの! ママはもう、あなたがいないとダメな女になっちゃったのよ!
あなたがママをこんな淫らな体にしたんだから、ちゃんと責任とってもらいますからね♡
このまま、ずっとこうして息子のオチンポをオマンコの中でナデナデしてあげたいけれど、隣では夫が寝息を立てている。
一度寝ついてしまえば朝までは起きない人だけど、こんなところを見られた言い訳のしようがないもの。
「タカくん、お父さんが起きちゃう前に、早くお部屋に戻りなさい」
「えぇっ……ボク、もっとママの中に入っていたよぉ」
「あんっ……♡」
ギュッと体にしがみついてくるタカくん。射精して大人しくなっていたペニスに、再び血流が集まり、お腹の中でムクムクと大きくなるのを感じて、思わず声が出てしまう。
「だいじょうぶよ、明日からは、ママがいっぱいセックスさせてあげるわ」
「ほんと?」
「ほんとよ。いつでも好きなときに、タカくんのオチンポをママのオマンコに挿れさせてあげる。だから今日は大人しくお部屋に戻りなさい。ね?」
「うっ、うん。わかったよママ」
「ふふっ、いい子ね」
わたしの言葉に満足したタカくんは、最後にキスをしてあげると、素直にベッドから降りて、物音を立てないようにそっとドアを開けて部屋から出て行った。
どうにか夫に気づかれることなく、この場をやりすごせたことにホッとし、わたしは下着を身につけ、乱れを直すと、膣内に出された精液をそのままにして、ベッドに潜り込んだ。
暗い部屋で目を閉じ、下腹部を手でさする。
息子の精子が私の子宮の中で泳いでいるのを感じた。
無数の精子が、わたしの卵子を求めてこぞって子宮をかけめぐる。
今日は安全日だから大丈夫だとは思うけど、もしも、このままタカくんの赤ちゃんを孕んでしまったら──。
想像しただけで、子宮が疼いてうっとりしてしまう。
念のために、今度、夫にも中出しをお願いしようかしら?
そんなことを考えながら、わたしは眠りにつくのだった。
*
翌日の早朝。わたしが何事もなかったかのように台所に立ち、朝食の支度をしていると、しばらくしてワイシャツ姿の夫がリビングにやってきた。
「あなた、おはようございます」
「ああ、おはよう」
テーブルの椅子に座った夫に、コーヒーを注いだカップを渡すとき、ちらりと様子をうかがったが、彼には昨夜の出来事に気づいているような素振りはなかった。
どうやら、本当にぐっすり眠ってくれていたようね。
私が安堵に胸を撫で下ろしていたときだった。
「おはよう。父さん、綾乃さん」
「えっ?」
不意に背後から聞こえてきた声に、驚いて振り向くと、そこには、いつもならまだ寝ているはずのタカくんの姿があった。
「なんだ隆文、今日は早いじゃないか」
「うん、なんか目が覚めちゃってさ」
何気ない会話をする父親と息子を前に、わたしは内心の動揺を隠して笑顔を浮かべる。
「そうなのね。待ってて、すぐにタカくんの分も用意するから」
「ありがとう」
「タカくんもコーヒーでいいかしら?」
「ああ、自分でやるから大丈夫だよ」
そう言って、彼はわたしと一緒にキッチンの後ろに回る。
「隆文、最近調子はどうだ?」
「うーん、ボチボチかな」
新聞を読みながら、ありきたりな父親と息子の会話をするふたり。
けれど、夫の死角になる位置で、タカくんは私のお尻を触っていた。
「んっ……タカくん、今はだめよ」
夫に聞こえないよう、小声で制止したけど、タカくんはおかまいなしにスカートを捲り上げると、掴んだパンツを引きずりおろした。
えっ!? うそっ、まさか……。
父親が側にいるというのに、こんな大胆なことをしてくるとは思っていなかった。
わたしが驚いて固まっていると、ズボンから勃起したペニスを取り出したタカくんは、あろうことか、私の膣にいきなり肉棒を挿入してきた。
「ンゥ~~ッ!」
膣肉が太いペニスに無理やり押し広げられる感触に、悲鳴を上げそうになるのを必死に堪える。
「んっ? どうかしたのか?」
「いっ、いえっ……なんでもないわ、あなた……」
「そうか」
一瞬こちらに目を向けた夫は、すぐにまた新聞に視線を戻した。
幸いにも、対面式のカウンターになっているキッチからは上半身しか見えないし、テレビから流れるニュースの声で、小さな物音には気づかれていなかった。
何気ない朝の風景の中、私は後ろから息子に犯されていた。
「ぅっ……んっ……ふぅ……っッ」
硬く反り返えった肉棒がズブズブと膣に出し入れされる。
わたしは流し台に両手で捕まりながら、唇を噛み、必死に声を押し殺しながら、息子の抽送を受け止めた。
淫らなオマンコはすぐに愛液でぬかるんで、タカくんのチンポをニュルニュルとシゴき始める。
早い抽送で一気に快感を昂めたタカくんは、二十秒も経たずに射精へ至り、私の膣内に白濁液を放出した。
ドクッ、ドクッ、ドクッ──と、朝とは思えない量の精液が胎内に流れ込む。
「ふぅっ……んっ!」
膣を犯される感覚に身震いしながら、わたしは息子の精を受け入れた。
そして、射精が終わると、タカくんはすぐにズボンをずり上げて、コーヒーの入ったカップを持つと、何気ない顔をしてテーブルに戻って父親の向かいに座った。
「隆文、お母さんや由奈ちゃんとは、ちゃんと仲良くやれてるか?」
「もちろんだよ。俺たち、すごく仲良くなったんだから。ねっ、綾乃さん」
こちらを振り向く夫と息子に、わたしは両手に朝食の乗ったお皿を手にして微笑む。
「ええ、そうね。だってわたしたち、もう立派な親子なんですもの」
「そうか、キミがそう言ってくれるなら私も安心だ。けど隆文ばっかりかまって私を仲間外れにはしないでくれよ?」
「ふふっ、あなたったら」
さっき息子が膣内射精したばかりの、朝一番の濃厚なザーメンを太ももから垂らしながら、わたしは何事もなく、夫と息子と共に朝の一幕を過ごすのだった。