さて、メスガキ花鈴をワカラセてやった翌日の日曜のことだ。これで、あいつも俺に対して反抗的な態度はとれないだろうと、達成感を味わいながら自室でのんびりとくつろいでいたところで、外からドアをノックされた音が聞こえた。
わざわざ俺の部屋を訪ねてくるなんて、きっと愛奈か日和だろうと思ってドアを開けると──。
「……なによその顔」
「いや、べつに」
そこには不機嫌そうに下から俺を見上げるメスガキさんがいらっしゃいましたとさ。どうやらガッカリした気持ちが表情に出てしまったようだ。
「どうした花鈴? なにか用か?」
「はぁ? 用がなかったら先生のとこに来るわけないじゃん、バッカじゃないの」
こいつぅ~!昨日は俺に散々もてあそばれたというのに、よくもまあ、まだそんな生意気な態度をとれるもんだ、先生逆に感心しちゃうぜ。
なんでかなぁ?花鈴ちゃんはやっぱりおバカさんなのかなぁ?
ここはしっかり自分の立場というものをワカラセるためにも、もういっちょ教育的指導をしようかと思ったが、まあ何か用があるのは本当みたいだし、これでも俺は教師なのでね、生徒の話にはちゃんと耳を傾けてやるのさ。
「それで、何の用だ?」
「それは、その……」
改めて尋ねると、さっきまで威勢のよかった花鈴が急に口ごもる。なんだろう?いつも言いたいことはズバズバ言ってくるメスガキさんにあるまじき態度だ。
「花鈴?」
「ぱん……なぃ、から……かって……」
「ん? なんだって?」
もごもごと喋るせいで上手く聞き取れん。俺がしゃがんで耳を寄せると、花鈴は顔を真っ赤にして俺を睨みつける。
「だっ、だから! 替えのパンツがもう無いから新しいの買ってって言ったの!」
「おぉぅ」
何かと思えばそんなことか。ちなみに、俺たちの着替えは元から着ていたものや、あらかじめ部屋にあったものを着ている。各自の”元々住んでいた自室”が再現されているのだから、着替えには余裕があるはずなのだが……もしかしたら、部屋によって差があるのだろうか?
とはいえ、足りないのであれば新しく買うしかないわけで、幸にもこの学園内にはその手段が用意されている。
というわけで、花鈴のパンツを買うためにやって参りました【購買部】。
ここは初日に発見してから何度か利用したことがあるのだが、購買というよりも広めのコンビニと言ったほうが適切なぐらい品揃えが豊富なので、探せば子供用パンツも売っているだろう。(来るたびに陳列されている品物が変わっているのだが、いつ補充されているのかはもちろん不明だ)
けれど、これらはタダで取り放題というわけではない。カウンターにはセルフレジがあって、ちゃんと代金を払わないといけない。もしもレジを通さず購買部の外に持ち出された物は、その瞬間に忽然と消えてしまうのだ。どういう原理かなんて俺たちには分からないが、つまりは万引き防止のシステムである。
ちなみに、支払いは現金ではなく、俺が元から所持していた教員用のIDカードを使う。これにはICチップが内蔵されているのだが、レジで端末にカードをかざすと、いつの間にかチャージされていたポイントを消費して購入することができるようになっている。
最初からチャージされていたのは10万ポイント。置かれている品物は一般程な価格とさほど変わらないので、これだけあれば四人分の生活用品を買うには十分だ。
しかし、このポイントがどうやったら補充されるのかは不明なので無駄遣いはできない。(でも愛奈にはよくお菓子をせがまれるのでつい甘やかして買ってしまう、だって俺ロリコンだし、可愛い幼女にお願いされたら断れんでしょ?)
まあつまり、何か欲しいものがあれば、生徒たちは俺にお願いするしかないのだ。買うかどうかは全ては俺次第、だから本来ならば俺のご機嫌をとらなきゃいけないはずなのに、花鈴は頭の残念なメスガキだからそこんとこをちゃんと理解していないようだ。
よし、丁度いい機会だから花鈴に自分の立場というものを教えてやるか。
俺と花鈴は購買部の中を探して無事にパンツが置いてある棚を発見。そこには無地の地味な白パンツ400ポイントのものと、リボンのついた可愛らしいパンツ700ポイントのものがあった。
ふむ……追加で3枚ぐらいは必要だろうし、なるべく無駄な出費は抑えたいところだが──。
しかし、花鈴の目はやはり可愛らしいショーツに向いている。ロリコンとしても女の子には可愛いパンツを履いてもらいたい。だが俺はあえて、そ知らぬ顔で安い方のパンツを手に取った。
「これでいいか?」
「やだ、こっちがいい」
当然、花鈴は可愛いパンツを指差して言う。
「うーん、でもなぁ、ポイントは節約したいんだよなぁ」
「いいじゃんこれぐらい、買ってよ」
「お願いしますは?」
「は?」
「人にものを頼むときは言い方ってものがあるだろう? 可愛いパンツを買ってください、お願いします先生、ってちゃんと言えたら買ってあげなくもないぞ」
「はぁ!?なんでわたしが、あんたにそんなこと言わなきゃいけないのよ!」
「じゃあこっちの安いやつにするか。あーあ、いいのかなぁ、愛奈や日和はいい子だから可愛いパンツを買ってあげるけど、そしたら花鈴だけ仲間外れになっちゃうなぁ、ふたりに”あれー?なんで花鈴ちゃんだけそんな安っぽいパンツ履いてるのぉ?ぷぷーだっさーい”って笑われちゃうかもなぁ」
「ふっ、ふたりはそんなこと、言わないし……」
とか言いながら動揺してるのがバレバレである。お前は一見すると三人組のリーダーに見えるけど、その実、いつもふたりの顔色を伺っているのは知ってるぞ。何故かは知らないが、こいつは仲間外れにされるのを極度に怖がっているようだ。だからそこをついてやれば……。
「…………お願い……します」
「んん?よく聞こえないなぁ、何か言ったか?」
「~ッ!可愛いパンツを買ってください、お願いします先生!ほらっ、これでいいんでしょ!?」
「これからはいい子にして、ちゃんと俺の言うことを聞くんだぞ。嫌いな野菜も残さずちゃんと食べるように」
「わかったわよ!聞くわよ!食べるわよ!」
「あとで買ったパンツを履いて俺に見せるんだぞ」
「わかったわよ!見せるわよ!」
「よし、それじゃあ買ってやろう」
「……ちょっと待って、今へんなこと言わなかった」
「言ってないよ?」
「うそ!パンツ見せろって言った!」
「変なことじゃないし」
「言ってるじゃない!このヘンタイ!ロリコン!死ね!」
「いいだろパンツぐらい、昨日だって見せてくれじゃないか、というか、もしかして今ってノーパンだったりするの?」
俺がスカートをめくろうとすると、花鈴は慌てて裾を手で抑える。どうやらマジでノーパンらしい。
「あんたほんと最低!こんなやつが教師やってるとかどうかしてる!」
「はいはい、それでどうするんだ? 言っとくけど、買った後で約束を破るようならパンツは没収するし、罰としてこの先ずっとノーパンで過ごしてもらうからな」
「うぅっ……わかった、わかったわよ。パンツ見せればいいんでしょ……だから買って……ください」
俺の言葉が冗談ではないことを察した花鈴は、意気消沈した様子で言った。
ふっ、またしてもメスガキをワカラセてしまったぜ。
*
さて、それから約束通り可愛いパンツを買ってから、俺は購買部を出るとすぐさま花鈴を自室へと連れ込んだ。はやる気持ちを抑えてベッドに腰掛けると、居心地が悪そうに立っている花鈴に目を向ける。
「それじゃあ見せてもらおうかな、ほら、スカートめくって先生に花鈴の可愛いパンツを見せてごらん」
「キモすぎ……はぁ、わかったわよ、言っとくけど見るだけだからね」
「ああ、わかってるよ」
「ほんと最低、ロリコン変態クズ教師……」
花鈴は悪態をつきながらも、両手でスカートの前側を掴んでピラリとめくりあげた。
子供らしいずんぐりした下半身、さっき買ったパンツが可愛らしいヒップと少女の大事な場所を隠している。
「はい、これでいい?」
「うん、いいな、よく似合ってるよ」
「うっさい、そんなこと言われてもキモいだけだし……ねえ、いつまでこうしてればいいのよ」
「まあまて、もうちょっとよく見せてくれ」
俺は腰をかがめて、花鈴の股間に顔を近づける。クロッチが幼いオマンコにぴっちりとくっついて、表面にうっすら浮かぶ縦スジの皺に興奮する。
「ちょっと、あんまり顔近づけないでよ、鼻息くすぐったい……」
花鈴は心底気持ち悪そうに顔をしかめて離れようとするが、俺は小さなヒップを両手でムニュッと掴んで引き寄せると、思いっきり鼻先をクロッチに押し込んだ。
「きゃぁっ!? ちょっと! 見るだけって言ったじゃない! なにしてんのよ!」
驚いた花鈴が持ち上げていた裾から手を離したせいで、俺はスカートの中に顔をもぐり込ませる格好になるが、それでも逃すまいと下半身を抱き寄せて、薄暗い視界の中、花鈴のおまんこを求めてフゴフゴと鼻を擦り付けて思いっきり息を吸い込む。
「あぁっ、いい匂いだ、花鈴のおまんこの匂いがするぞ」
布の奥から香る甘酸っぱい匂いに鼻腔をくすぐられ、俺はますます興奮して匂いを嗅ぎまくった。
「ひっ!? やっやだ! やめてよ! やめてったら!」
恐怖の混じった悲鳴を上げて花鈴が全力で俺を振り払う。そしてドアに向かって逃げようとするのを後ろから羽交い締めにして阻止する。
「待て花鈴!逃げるな!」
「やだぁっ! んむぅ……ンんゥッ!」
大声で騒ごうとする花鈴の口を手で塞ぎ、小さな体を持ち上げて、俺は花鈴をベッドに連れていった。
ベッドの上に押し倒してからも花鈴はしばらくジタバタともがいて抵抗したが、覆いかぶさって抑えつけていると、次第に抵抗は弱まっていき、やがてはパタリと動かなくなる。どうやら諦めたらしい。
ふぅ、やれやれだ。愛奈たちが騒ぎを聞きつけていたら計画がおじゃんになるところだったぞ。
ほっとして力を緩めて様子を見ると、花鈴は酸欠で顔を真っ赤にして、ふーっふーっと呼吸を乱しながら、涙の滲んだ瞳で俺のことを睨みつけてくる。
精一杯に威嚇してるつもりなのだろうが、残念だったな花鈴、法律に守られていない子供なんて大人の前ではあまりにも無力な存在だ。この学園内において俺こそがヒエラルキーの頂点であり、お前はもう捕食される側なんだよ。
今まで散々なめくさった態度をとってきたメスガキを力づくで屈服させる行為に、俺は胸の高鳴り感じずにはいられないのだった。