シーズは初めて挿入した膣内の肉壁のうねる感触とその熱さに驚きながら、勢いに任せて腰を突き出す。
亀頭が膣襞を掻き分けながらアルテラの膣の奥へと侵入していく。
「あぁっ、んんっ! あっ、んぅっ……! んっ、はぁっ!」
絶頂を迎えたばかりで敏感になっているアルテラの膣内に、想像していたよりも太く逞しい肉棒が容赦なく潜り込み、膨らんだカリ首に膣壁を擦られる。
そして、亀頭が膣の奥にある子宮口に到達し、コツンとぶつかった瞬間、ビリビリとした快楽の刺激がアルテラの体に走り抜け、淫らな嬌声がぱっくり開いた口から漏れ出た。
「うっ、ふっ……あぁっ! んンッ!! ふぅっんっ、旦那様っ、そんな……いきなり、そんな奥まで……んぁっ!」
アルテラは童貞の領主様に性交の手ほどきをするつもりだった。実際、若さと勢いに任せたようなシーズの腰使いは童貞丸出しの拙く単調な動きしかできていない。
しかし誤算だったのは、アルテラとシーズの体の相性が想像以上に良かったということだ。
シーズの肉棒は形から太さ長さまで、アルテラの膣に驚くほどハマっていた。
まるで二人の性器は交わることを前提に造られたかのように、ペニスはピタリとアルテラのヴァギナを埋め尽くし、腰を動かせばアルテラの感じる箇所を刺激してくる。
「ふっ、あっ、あっ、あぁっ! 旦那様! 旦那様ぁっ! もっと、ゆっくり、あっ、ぅぅっ……!」
想定外の快楽に淫猥な吐息を漏らし悶えるアルテラだったが、シーズもそれどころではなかった。
(ぐうぅっ! なんだこれ……っ、膣内が動いてっ……気持ちよすぎる……!)
アルテラの膣はまさに名器だった。根元から先っぽまで、シーズの肉棒をズッポリとのみこんだアルテラの膣は、ねっとりとざらつく膣肉で包みながらも、うねうねと絡みつくように肉棒をしごいてくる。
彼女の呼吸に合わせてうねる膣内は、挿れているだけで射精してしまいそうなほど気持ちがいい。
(ぐうぅっ……奥に当たると、先っぽに吸い付いてくる……)
それは男の本能だろうか、シーズはこみ上げてくる射精感に耐えながら、亀頭を膣奥の子宮口へとグリグリと押し付け始めた。
「ひぅっ! ああぁっ、旦那様、そこっ、子宮口っ、だめっ、ですっ……」
「んぐっ……ここが、そうなのか……?」
「そうっ、ですっ……赤ちゃんのお部屋の、入り口ですっ……だからっ、ああっ! そんなっ、ぐりぐりしちゃ、ふぅっ! んんっ!」
アルテラは女性の最奥を責められてしまい、あまりの快感に動きを止めようとするものの、逆にシーズは亀頭を子宮の中に挿れんばかりに何度も叩きつけた。
「あっ、ああぁっ! なんでっ、旦那様の……また大きくなって……ふっ、ううっん!!」
「うぅっ……出したい、アルテラの、子宮口に……射精したいっ……!」
「ひぁっ! うぅっ……旦那様ぁっ、だめっ、赤ちゃん、できちゃいます……そこはっ、夫婦じゃないと……んんっ!」
夫婦という言葉を聞いたシーズの脳裏に浮かんだのは、妊娠の心配などではなく、アルテラにミリアを孕ませた顔も知らない男の姿だった。
この淫らな肢体をくねらせ、自分の肉棒を咥え込んでいる美女は、しかし既に別の男の子種によって孕まされたことがあるのだ。
シーズにはそれが無性に気に食わなかった。
「なんだアルテラ! 前の旦那のことが忘れられないか!?」
「ちっ、ちがいますっ……んっ、あっ、はぁっ……! もし赤ちゃんができたら……旦那様にご迷惑が……んんっ、あぁっ! うぅっ……」
独占欲に火がついたシーズは、アルテラを強く抱きしめながら、貪るように口づけをする。
「んっ、ちゅ……ちゅっ、ちゅぷ……ぁっ! あぁっ、旦那様ぁ」
キスをしながらも、シーズはがむしゃらに腰を打ち付け肉棒を抽送する。
「いいからっ、アルテラ! もうお前は、俺のものなんだ……だからっ……!」
命令するというよりも、まるで子供が駄々をこねるように、シーズは必死にアルテラの膣を犯して自分のものにしようとした。
「はぁっ、ふぅっ……うふっ、旦那様ぁ……そんなにアルテラが欲しいのですか……?」
白い肌に玉の汗を浮かべたアルテラは、シーズの気持ちを見透かしたように紫色に輝く瞳で笑いかけてきた。
くらっとするような魔性の笑みにシーズは言葉に詰まってしまうが、アルテラは言葉を続ける。
「ふふっ……ご心配なさらなくても、アルテラはもう、旦那様のものですわ」
まるで駄々っ子をあやす母親のように優しく抱擁されたシーズは、包まれるような安らぎを感じながらも、その反面、滴る汗から鼻をつくほどに香る媚薬のような甘い匂いによって情欲をさらに掻き立てられる。
聖母のような優しさと、淫魔のような肢体。アルテラからもたらされる喜びと快楽に頭の中は蕩け、本能のまま俄然激しく腰を動かし始めた。
愛液の溢れた膣に肉棒がジュブジュブと出し入れされる。入り口まで引き抜いては、子宮口まで突き入れるを繰り返す。
ペニスが引き抜こうとすれば、アルテラの膣はそれを逃すまいときつく締めつけてくる。
「うぅっ、あッあァ……旦那様、とてもお上手ですわ……私、こんなに感じてしまって……んぅっ……恥ずかしいですわ、あぁっ……」
膣壁を肉棒で抉られるたび、アルテラの体が快感に震える。
「んんっ! 旦那様のお○んぽが……子宮口にキスして……あぁっ、こんな逞しいお○んぽで突かれたら……んっ、旦那様の赤ちゃん、本当に孕んでしまいそう……」
亀頭が何度も子宮口をノックする。アルテラはそのたびに嬌声をあげる。
少しでも長くこの愉悦を味わいたいシーズは、すでに限界まで高まった射精感を我慢しながら、ひたすら腰を振った。
腰を打ち付けるたびに、パンッパンッと肌が合わさる音が立ち、じゅぷじゅぷと粘液を掻き分けて、アルテラの子宮口を何度も叩く。
「んっ、んンッ! ふぅっ……あアァッ! だっ、だんな、さまっ! そんなっ、おくっまで……犯されたら、またっ、んンッ……わたしっ……」
アルテラの喘ぎ声からも彼女がまた達しようとしているのが伝わってくる。
「アルテラ、出すぞ! お前の子宮に、俺の精子を出すぞ!」
アルテラは両足でシーズの腰を挟み込むように引き寄せる。より密着したことで、亀頭が子宮口の入り口をこじ開けんばかりに吸着する。
「んんっ!きてっ……だんなさまっ……ください、ンッ! アルテラの子宮に、旦那様の子種をくださいませ!」
アルテラの言葉が引き金となり、溜まった精子が尿道を駆け上がり爆発するように放出される。
どびゅっ! びゅるっ! ドクッ! どぶっ!
大量の精液がアルテラの子宮に注ぎ込まれ、熱く粘ついた精液は子宮から溢れアルテラの膣内を白濁に犯す。
「アッああアァッ! ひぅっ、あァッ!」
お腹の奥に熱い精液が流れ込むのを感じながら、アルテラも絶頂を迎え身体をビクビクと痙攣させる。
シーズは射精しながらなお、アルテラの子宮口に亀頭を押し付け、自らの精子をアルテラの卵子に着床させようとした。
妊娠だとか子供だとかの細かい事は考えていない。ただこの美女を孕ませたいという男の本能が激しく訴えてくるのだ。
その誘惑に抗うことなどシーズにはできなかった。
「ぐぅっ! アルテラッ、孕め! アルテラ……!」
「んンッ! ふぅっンッ……だんな……さまぁッ……!」
子宮口に擦り付けるようにペニスを動かしながら、シーズが最後の一滴まで彼女の膣で射精し尽くすと、二人はようやく動きを止めた。
静かになった寝室には荒い息遣いだけが響く。
二人は繋がったままの姿勢で、強く抱きしめ合いながら、ねっとりと唇を重ねた。