「あぁっ、んぅっ……!」
膣の中に肉棒が侵入してくる感覚に、アルテラの口から熱い吐息が漏れる。
「ほらアルテラ、声を出すとミリアが起きてしまうぞ」
シーズは耳元で囁きながら、ねっとりと絡みつく膣内を味わう。
「ぁぁっ……そんなっ……んっ、ぁっ……ぁッ……」
娘に気づかれないよう、アルテラも必死に声を抑えるが、男根に弄ばれる膣内は湧き出す愛液によって肉棒の動きをスムーズにさせる。
シーズとしても、年端もいかぬ少女に母親が男とまぐわっている場面など見せたら、ショックを受けてしまうだろうことは分かっているし、ミリアにそんな思いをさせたくないのだが、眠る子供の隣で母親を犯すというシチュエーションんが、なんとも背徳的で興奮してしまう。
(おぅっ、これはなんとも……)
いつものように快楽を求めて肉棒を激しく突き立てたりはせず、熱く蕩けた媚肉がニュルニュルと肉棒を圧迫する感触を味わいながら、ジュプリ、ジュプリと肉棒を膣壁に擦り付ける。
すぐに射精してしまうような激しい快感は得られないものの、肉棒を出し入れするたび、じんわりと痺れるような心地いい痺れが腰の周りをかけてゆく。
「あぁ、アルテラの膣内が熱くうねって、俺のモノを締め付けてくる」
「んっ……ぁっ、はぅっ……そんな、優しく膣内を撫でられたら……わたくし、あぁっ……旦那様ぁ」
アルテラもまた、いつもと違うゆったりとしたペニスの動きで膣を愛撫され、頬は上気しお腹の中を満たす甘やかな痺れに身を委ねはじめていた。
まるで獣のように野外で交わることに恥じらい感じらながらも、アルテラの膣内からは泉のようにトロトロと愛液が湧き出し、溢れた蜜が膣口から滴り落ちる。
シーズの肉棒も更に硬さを増してゆくが、しかし二人とも絶頂に達することはなく、いつまでも浸っていたくなる緩やかな快楽に包まれながら口を吸い合う。
「んっ、らんなひゃまぁ……んぷっ、ちゅっ、れろっ……ぅんっ……んむっ……」
唾液に濡れた舌をゆるゆると絡め、唇を舌で愛撫し、口の中で交尾するように交じり合う。
互いの息遣いと舌の絡む水音が頭に響き、鳥のさえずりも、木々の揺れる音もかき消してゆく。
「はぁっ、はぁっ……ずっとこうして、アルテラの膣内に入っていたいぐらい気持ちがいいよ」
「あんっ……わたくしも、旦那様のオチ○ポを膣内に感じて……あぁっ、子宮が疼いておりますわ……」
自然に囲まれ邪魔するものは誰もいない状況、まぐわうことに夢中になっている二人は、隣でミリアが眠っていることをすっかり忘れていた。
「んゅぅ……おかあさん……?」
「!?」
眠たげな声で母親を呼ぶ少女の声に、アルテラの上に覆いかぶさっていたシーズはぎょっとして、慌ててミリアとは反対側に転がり、横になってアルテラの背中に身を隠した。
「あっ、あらっ、どうしたのミリア? 目が覚めちゃったの?」
アルテラは視界を塞ぐように娘を抱き寄せる。
「うんぅ……あれぇ、だんな様はぁ?」
「旦那様なら、私の隣で眠っていてしるわ。だからもう少しお昼寝しましょ?」
珍しく慌てた様子を見せながら、アルテラは娘の背中をよしよしと撫でる。
「ぅん……ミリア、おひるね……するぅ……」
また、うとうととし始めるミリア。どうやらなんとかなりそうだ。
息を潜めていたシーズは安堵しつつも、股間では不完全燃焼のまま抜かれてしまった男根が自己主張したままだった。
シーズとしても、こんな半端な状態で我慢などできないので、後ろからそうっと、アルテラのスカートをめくりながら、アルテラの尻に勃起したペニスを擦り付ける。
(えっ、旦那様……!?)
娘を抱いているせいで体を動かすこともできないアルテラは、ズブリと膣内に肉棒が入り込んでくる感覚に身をよじる。
「ぁっ……! んっ……ぅぅっ……!」
「おかあさん……どうしたの?」
母親の様子に気づいたミリアが、ぼんやりと不思議そうに見つけてくる。
「ぅっ、んんっ……ぁっ、なんでも、ないのよ……んっ……ほらっ、ミリアはおやすみなさい……」
必死に声を抑えるも娘に気づかれそうになり、驚きでアルテラの膣がぎゅぅっと肉棒を締め付けた。
(うぉっ、すごい締まる……ッ)
体位のせいで先ほどとは違った締まり具合に腰をわななかせながら、シーズは滾った性欲に任せて激しくペニスを肉壷に突き立てる。
「ぁっ……はぁっ……ぁぁっ、うぅっ……」
ジュボジュボと後ろから突き上げられ、我慢しきれずに濡れた声が唇の隙間から漏れだしてしまう。
(あぁっ! だんなさまぁっ……はやく、イッてください……でないと、わたしっ……ぁぁっ!)
これ以上続けられたらミリアにバレてしまう。アルテラは膣を締め上げペニスをしごいて主人の射精を促した。
蠢く媚肉に肉棒を締め付けられ、あまりの快感に精巣から精液がこみ上げてくる。
(ぐうぅっ! あぁっ、もうっ、でるっ……!!)
どびゅるっ!! びゅるっ! びゅぶっ! どびゅ! びゅぅっ! どぷっ!
絶頂の手前でずっと溜め込まれていた快楽が一気に爆発する。それはマグマが噴火したかのごとく大量の精液が亀頭から迸った。
(ああアァッ……! 旦那様の精液っ、すごい量が……子宮の奥まで流れ込んでくる……)
寝息を立てる娘を抱きしめながら、アルテラは腹の中を駆け巡る精液の熱を感じながら絶頂を迎えた。
溜め込んだ性欲を全てアルテラの膣に吐き出したシーズは、彼女を後ろから抱きしめながら脱力感に身を委ねる。
(はぁぁっ……気持ち良かった……これは、クセになりそうだな……)
(娘がいるというのに……旦那様ったら……それに私も……こんな感じてしまうなんて……)
それぞれ胸中で独りごちながら、なんだか動く気になれない二人も、そのまま眠りについた。
森を吹き抜ける風に撫でられながら、三人は穏やかな寝息を立てるのだった。
*
そして屋敷への帰り道でのこと。
「すまんアルテラ、調子に乗りすぎた」
さすがに反省したシーズが、こそこそと謝るものの、アルテラはいつもの完璧な笑顔を向けてくる。
「うふふ、いやですわ旦那様」
「えっ……」
「うふふふふっ」
「ははっ、ははは……」
なにを言えばいいのか分からず、乾いた笑いをするシーズを放って、アルテラは娘の手を引いてサッサと歩いて行ってしまった。
(こわっ……)
屋敷に帰るまでアルテラは口を聞いてくれなかった。