スフィアナが父親に犯されたあの日から、両親の様子は以前の仲睦まじい夫婦に戻っていた。
父の中に母への愛情がどれだけ残っているのかわからないが、少なくとも母親は夫からの愛情を疑っていないようだ。
もしかしたら、いずれ父も正気を取り戻してくれるのでは……と、スフィアナは淡い期待を抱くのだが、母親が外出した途端、嬉々として娘の部屋を訪れる父親によって、少女の儚い希望は打ち砕かれた。
いまにも飛びつかんばかりの熱い視線をスフィアナに向ける父親は、まるで餌を前に涎を垂らす犬のようだった。
スフィアナはこれから始まる倒錯した性行為に嫌悪感を抱きながら、ゆっくりと胸元のリボンをほどく。
綿のブラウスがはらりと広がり、服の下から膨らみかけの白く滑らかな乳房が晒されると、父親は鼻息も荒くスフィアナの乳房にしゃぶりついてきた。
「んっ……痛いわ、お父さん……あまり強く吸わないで……」
成長期のふくらみは先っぽを舐められただけでも敏感に反応してしまう。
大人が子供のようにおっぱいを吸うこともそうだが、豊満の乳房ならまだしも、娘の小さな胸を恍惚の表情でしゃぶる父親の気持ちがスフィアナには全く理解できなかった。
唾液でベタベタに汚される乳房、敏感な乳首を吸われるたびにピリッとした刺激が走り、スフィアナは眉を潜め、耐えるように鼻からくぐもった声を漏らす。
父と性的な行為をするたびに、シコリのような罪悪感だけが日増しに心の中で大きくなっていく。
(私は……いつまでこんなことを続けなければいけないの……?)
張りぼての家庭を維持するために、この先もずっと父親に身体を差し出さねばならないのかと思うと、悲しみを堪えきれずにポロリと涙が溢れ落ちる。
「ひっく、ぐすっ……お父さんは……変わってしまったわ……」
「泣かないでおくれスフィアナ、お父さんはただ、誰よりもお前を愛してるだけなんだ。お前を大切に思う気持ちは、なにも変わっていないさ」
泣いた娘をあやすように頭を撫でる父の瞳に嘘はなかった。
どうやら彼は本心から言っているようだが、それが返ってスフィアナを失望させる。
本人は自覚していないのだ。本来あるべき父親としての愛情に、突如として宿木のように芽生えた全く別の愛欲が自分をおかしくさせていることに。
スフィアナが本気で抵抗すれば一旦は止めるものの、我慢させすぎると、まるで発作を起こしたように理性を無くして身体を求めてくるのだ。
だからスフィアナは、定期的に父親の欲情を発散させてやらねばならない。
「――いいから……お願い……早く終わらせて、お母さんが帰ってきちゃう……」
「ああ、そうだね……それじゃあ、見せておくれ……スフィアナ」
ねだるような瞳で見つめられ、スフィアナは悲しみと羞恥に耐えながらスカートをめくりあげて純白のショーツを晒した。
白くてほっそりしたスフィアナの身体は、いままさに女の丸みを帯び始めているところだった。
その姿は侵してはならない禁断の花園のようで、余計に父親の欲情を掻き立てる。
父親は愛おしそうに娘の白い足からショーツを抜き取ると、股間に顔を近づけて秘裂に舌を差し込んだ。
「んっ……ぁっ、あぁっ……お父さん……んッ」
最初は感じることが分からなかった少女の体は、なんども愛撫を繰り返されるうちに、男を迎えるために濡れることを覚えていた。
父親の舌が中に潜り込み、膣をチュプチュプとねぶっていると、綺麗なピンク色をした幼く小さな膣穴から、じわりと蜜液が染み出してくる。
「じゅっ、じゅるっ、ちゅぱっ、オマンコを舐められて気持ちいいのかいスフィアナ?」
「あぅっ、やだ、お父さん……そんなこと言わないで……わからないわ……んぁっ……ぁっ」
恥ずかしそうに顔を背けるスフィアナだが、体は刺激に反応して火照りだし、つるりとした割れ目は唾液と愛液ですっかり濡れていた。
「それじゃあ、挿れるよスフィアナ」
「んっ……ぁっ……」
具合の良くなった娘の秘裂に父親の勃起した男根がゆっくりと沈み込み、未成熟の性器を押し広げながら奥へと侵入していく。
「あぁっ……ああぁっ……!」
苦しげに呻くスフィアナ。狭い膣は父親の男根を全て受け入れることができず、半分ほど挿入されたところで膣は肉棒にみっちりと埋め尽くされた。
(あぁっ……お父さんのオチ○ポ、すごく硬くて大きい……お腹の中を無理矢理に広げられてるみたい……)
「動くぞスフィアナ」
「ゆっ、ゆっくりして……あっ、ひぅっ……! んっ、ぁっ、ぁぁっ……」
チュポチュポと浅い肉壷を父親のペニスが出し入れされる。最初はただただ苦しかっただけなのに、何度も膣内を肉棒で擦られるうちに、痺れるような感覚が体の内側を這い回るようになった。
まるで父親のペニスを受け入れることに体が馴染んでいくようで、たまらなく嫌なはずなのに、少女の体は意思に反して男のペニスを受け入れようとする。
「んぅぅ、ぁっ……ぁぅっ……んっ、ひぁっ……ああぁっ!」
いまやスフィアナの口から漏れる声には、甘い女の嬌声が混じり始めていた。
(あぁ……いやっ、わたし……なんて声を出しているの……こんなの、おかしいのに……!)
必死に声を我慢しようとするも、亀頭で子宮口を叩かれるたび、どうしようもなく甘い声が出てしまう。
「あぁっ! お父さん、もっとゆっくりしてぇ……お願い、オチ○ポでお腹の中グリグリしないでぇ……」
「ぐうぅっ! スフィアナ! お前のマンコはなんて気持ちがいいんだ!」
興奮した父親が抽送を繰り返すたび、膣壁の柔肉が引きずられ、ジュポジュポと擦れながら白い泡立てる。
「ぁっ……ぁうぅっ……んっ、だめぇっ……! もっ、もうっ、ぅぅっ……!」
「ぐぅっ! もう出そうだ! 中に出すぞスフィアナ! おまえの娘マンコにお父さんの精子をたっぷり出してやるからな!」
「だめぇっ! 中に出しちゃだめなのぉっ、お父さんの精子出さないでぇっ!」
「出すぞ! お前の小さな子宮でお父さんの精子を受け止めるんだ! うぐぅっ、ぐぉぉぉっ!!!」
ドビュル! ビュルルッ! ビュルッ! ドプッ! ドビュル!!
懇願するスフィアナを無視して、父親は大量の精液を娘の膣内に注ぎ込んだ。
ドロドロのザーメンは子宮口から侵入して娘の子宮は父親の精子で犯される。
(ああっ……お父さんのドロドロした精子が……また私の子宮に入ってくる……)
繁殖期でないとはいえ、父親の子種がお腹の中に注ぎ込まれているのを感じてスフィアナは恐怖した。
(このままだと……本当にお父さんの子供を孕まされてしまうかもしれない……そんなの嫌よ……)
射精を終えて、ずるりと肉棒が引き抜かれると、小さな肉壷に収まりきらない精液が膣口からごぽりと溢れ出して股から垂れる。
「はぁっ、はぁっ……気持ちよかったよスフィアナ」
くったりとベッドに横たわるスフィアナを後ろから抱きしめる父親。
まだ絶頂というものを知らないスフィアナだったが、父親が膣内射精をした瞬間、体の中に熱い波が込み上げそうになってしまったことを認めたくなかった。
(わたしは、こんなこと望んでいないのに……)
女になろうとしている自分の体が嫌で嫌で仕方がなかった。
スフィアナは何も答えずに、父親が出ていくまで眠ったフリをした。