スフィアナが突然スカートをたくし上げたことにギョッとする叔父だったが、その目は彼女の股間を隠す布切れに釘付けとなっていた。
足は自然と引き寄せられ、スフィアナの前に跪き股間に顔を近づけようとしたところで、降ろされたスカートに遮られてしまうと、叔父はまるでお預けをくった犬のように情けない顔でスフィアナを見上げる。
「あぁ……そんな……っ」
落胆する叔父にスフィアナは小悪魔的に微笑みながら、後ろのベッドに腰掛けた。
「ふふっ、ここから先は叔父さんがちゃんと約束を守ってからじゃないとダメよ」
「アイツにはちゃんと言い聞かせるから、後生だから見せておくれ……」
大のおとなが小娘の前に跪き懇願する様は見ている方が哀れになってしまうほど滑稽なものである。もしも彼に一欠片の度胸さえあれば、有無を言わさずスフィアナに襲いかかり欲望のままに犯していただろう。
しかし、病的に臆病な叔父にそんなことが出来るはずもなく、彼の自尊心はあっさりと少女の前に屈したのだった。
「本当に? やっぱり叔母さんが恐いなんて言い出さないかしら?」
「約束するっ、ほんとうだ……ッ」
見るに堪えない叔父の姿にスフィアナはため息をついて、しかたなく頷いた。
「いいわ、叔父さんを信じてあげる、でも、約束をやぶったら、このことを言いふらすわよ?」
「あぁっ、もちろん、もちろんだとも……」
スフィアナはベッドに座ったままスカートをたくし上げると、脚を開いて白い太ももの付け根を見せつけた。
「んっ……叔父さんの好きなようにしていいのよ」
「ほっ、ほんとうかい……?」
「ええ、叔父さんが約束を守ってくれるなら、これからも、私の体で好きなことをさせてあげるわ」
親もなく、金もなく、持っているのは類い稀な容姿だけ。今のスフィアナにはこうして男に媚びる以外に生きる術はなく、その代償として叔父に体を差し出す覚悟は出来ていた。
このあと自分は押し倒され、肉棒を膣奥へと挿入されながら発情した犬のように腰を振る叔父に犯されることを想像し体をこわばらせる。
しかし叔父は興奮した様子でズボンを脱ぐと、勃起したイチモツを取り出し、あろうことかスフィアナのパンツを見ながら自らの手で手淫を始めた。
(えっ、自分でするの……?)
どうやら叔父は彼女が想像した以上に小心者だったらしい。この期に及んでなお、彼には直接スフィアナに手を出す度胸がなかったのだ。
てっきり挿入されるものだと身構えていたスフィアナは、ほっとしたような、肩透かしを食らったような、なんとも言えない微妙な気持ちになった。
「もっ、もっと近くで見てもいいかい」
「ええ、かまわないけど……」
叔父はショーツ越しに薄っすらと窪んでいる割れ目に鼻先を押し当てると、薄布の奥から香る甘酸っぱい秘部の匂いを吸い込みながら、ひたすらに肉棒を扱き続けた。
「おっ、おぉっ……ふぅっ、うふぅ……」
股の内側にかかる鼻息をこそばゆく感じながら、スフィアナは理解しがたいものを見る目で叔父を見下ろしていた。
(男の人って女の中に挿れたいものじゃないのかしら?)
叔父の性癖に戸惑っていると、ショーツの上から秘部をまさぐるようにグリグリと押し当てられる鼻先が肉芽を擦ったことで、スフィアナの体がピクンと震える。
「ぁっ……んんっ……」
手を出す度胸はないけれど、叔父の動きは男としての本能が少女の穴を求めているように見えた。
「あんっ……叔父さん、私のおマンコ……直接見たいの?」
「えっ、あっ、でも、それは……」
煮え切らない態度を見せる叔父に、スフィアナは自らショーツを指でずらすと、ぷっくりとした肉唇の閉じた割れ目を見せてやる。
「おっ、ぉぉ……」
使い古され黒ずんだビラビラがはみ出している妻の陰部とは全然違う、少女の綺麗なピンク色の恥部を前にして、叔父はスフィアナの股間にむしゃぶりつくと、舌で膣口をかき分けて内部を舐める。
「ぁっ、んっ……はぁっ……あんッ……!」
ザラリとぬめついた舌に膣を擦られて、下腹部に熱いものが駆け巡ると、スフィアナはたまらずに甘い喘ぎ声を漏らす。
「んっ、あぁっ……叔父さんの舌が膣内に入ってる……」
感じ入ったスフィアナの囁きが嬉しかったのか、叔父はがぜん張り切ってベロベロと舌を動かす。
(まるで犬みたい……)
獣人には獣耳と尻尾が生えているが、獣とは根本的に異なる人種である。しかし、目の前に這いつくばって自分の股間を必死で舐めている叔父には人として尊厳はなく、発情した獣にしか見えなかった。
「ぁっ、んんっ……はぁ……ぁアッ」
叔父を蔑みながらも、舌でクリトリスを擦らてしまうと、強い刺激を堪えきれず体が勝手に反応してしまう。
「んぅッ……ぁァッ」
膣内にじんわりと広がる痺れによって子宮が疼くのを感じたスフィアナは、頬を紅潮させながら、まるでペットにするかのように叔父の頭を撫でた。
(汚らしい男の舌なのに、私の体はこんなに気持ちよくなってしまう……)
父親や神父の辛い過去は忘れることができたとしても、幼いスフィアナの体に刻まれた性の快感は、今もなお消えない傷跡として残り続けていた。
小さな口から我慢できずに甘い喘ぎ声が漏れてしまい、膣奥から愛液がトロトロと溢れ出だすのを止めることもできない。
スフィアナは自分の股間を美味しそうにベロベロと舐める叔父の姿を浅ましく思いながら、彼のガマン汁を垂れ流す肉棒に足を伸ばすと、足の指で粘液にまみれた肉棒をぞんざいになぞり上げた。
「うぉっ、ああっ!」
叔父はペニスを弄ばれて情けなく呻きながら、もの欲しそうな顔でスフィアナを見つめる。
「ねぇ見て、私の足に叔父さんのエッチなお汁が付いてしまったわ、それなのに、そんなに嬉しそうにするなんて、叔父さんは変態なのね?」
そう言いながら、スフィアナは足を動かして叔父のペニスをしごき続けた。
ガマン汁でヌメついた足裏がヌチョヌチョと音を立てながら挟み込むように上下に扱くと、さらに大きく膨らんだ肉棒は表面に血管を浮き立たせる。
「おっ、おぉっ、おぁぁっ……!」
「ふふっ……叔父さんのおちんぽ、すごく辛そうね……いいのよ、このまま射精して、ほら、こうされると気持ちいいんでしょう?」
スフィアナは追い込むようにゴシゴシと足を激しく動かしながら射精を促す。
「ほらっ、射精していいのよ、私の足を叔父さんの汚い精液でドロドロに汚していいのよ、ほらぁ、びゅっびゅって射精して気持ちよくなりたいでしょう?」
「あぁっ、もうっ、出るっ、出るっ……ううぅゥッ!!」
ドビュッ! ビュルッ! ビュルルッ! ドプッ! ビュルッ!
叔父の感極まった声と共に亀頭から吹き出した精液がスフィアナの足を汚す。足の裏から指の隙間までドロドロの白濁液にまみれ、溢れた精液がベチャリと床を汚し、青臭い匂いが部屋じゅうに漂う。
(あぁ……いやだわ、ほんとうに……いやだわ)
ザーメンまみれになった足を見つめながら、スフィアナは自分が男の精液に以前ほどの抵抗感を覚えなくなっていることに気づいて酷く落胆した。
こうしてスフィアナは、この家で後ろ盾を得ることに成功した。とはいえ、元が貧乏なので叔父を味方につけたところで環境が劇的に改善されることはなく、叔母の嫌味も相変わらずだったが、家を追い出されることだけは回避できた。
そして彼女は、叔父への代価として定期的に”ご褒美”を与えるようになったのだ。
