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【31話】キツネ耳ギャルとデートしてたら地獄が待っていた【エロラノベ】

【エロ小説】神乳搾ります!牛飼いさんの『搾乳』スキル 神乳しぼります!

「うぉぉ……怖かった、殺されるかと思ったぜ……」

鬼の形相をしたフォーリから逃げ出したアドニスは街の通りを歩きながら、ハァ……と大きくため息をついた。

「やっぱ、俺なんかじゃフォーリさんに相手にしてもらえないよなぁ……けど、だからってすごすご退散するわけにもいかないし、まいったなぁ……」

まさか、あの美人受付嬢が男に飢えているなどとは夢にも思わないアドニスが、このままじゃあルナリス様の乳搾りという大役を果たせないではないかと頭を悩ませていたときだった。

「あれ~、アドニスじゃん! おっつ~」

「お?」

やたらとテンションの高い呼び声に振り向くと、そこには健康的に焼けた褐色の肌をしたキツネ耳の娘がニパッと笑いながらヒラヒラと手を振っていた。

「ミリカじゃないか、今日はギルドの仕事は休みか?」

彼女の格好は以前に見た冒険者ギルドの制服ではなく、おそらく私服だろうチューブトップとミニスカートという肌色面積多めのラフな格好をしていた。

「今日はオフだから街をブラブラしてたんだ~、アドニスはどったの? 仕事?」

「いや、それはもう済ませたんだけどね」

「ふ~ん? だったらさ、ちょっと付き合ってよ、わたしもひとりで割と暇だったんだよね~」

「べつに暇ってわけじゃないんだが……」

「え~、いいじゃん、行こうよ~」

そう言って、ミリカはアドニスの腕に抱きつくと、体を密着させて柔らかな乳房の隙間に挟み込んだ。

「おっふっ!」

腕に伝わるフニョンとしたおっぱいの弾力。マズイと思ったときには時既に遅く、アドニスの腕はお乳の拘束によって完全に身動きが取れなくなっていた。

(くっ……抜け出せない……だとっ!?)

【搾乳】という、おっぱい特攻を持っているアドニスだが、逆に言えば、おっぱいもまたアドニス特攻なわけで、つまるところ、アドニスは基本女に弱いのである。

「ね~、いいっしょ? 一緒に楽しいことして遊ぼ~よ」

ムニュムニュと押しつけられるミリカのおっぱいバインド。こうかはばつぐんだ!

「まっ、まあ……ちょっとぐらいなら、遊んじゃおっかなぁッ!」

おっぱいの誘惑に抗えなかったアドニスは、そのままミリカに引っ張られて行くのだった。

「ふ~、楽しかったねぇ!」

時は経ち、夕陽に染まった街の広場で、満足げに「う~んっ」と腕を伸ばすミリカ。その隣でアドニスはガックリとうなだれる。

(くっ……めちゃくちゃ楽しんでしまった!)

最初は仕方なしにミリカに付いて行ったはずなのに、途中から浮かれてデートを満喫して1日を棒に振ってしまった。これではルナリスに合わせる顔がない。

しかし、それで彼を責めるのは酷というものだろう。なにせ、これまでの人生を牧場と乳搾りに全振りしてきたアドニスにとって、女子と街で遊ぶなんて初体験だったのだ。

しかも、ミリカは異性に対する距離感が近く、やたらと体をくっつけてくるのだから、そんなの健全な男子なら浮かれない方がおかしいだろう。

「アドニス、ちょっとは元気でた?」

「え?」

「会ったとき、なんか暗い顔してたからさー、気分転換になればいいかなって思ったんだけど」

ニカッと笑うミリカの言葉に、自己嫌悪中だったアドニスはキョトンとする。てっきり彼女の暇つぶしに付き合わされたのだと思っていたが、まさか自分のことを心配してくれていただなんて。

そういえば、冒険者ギルドで依頼を出したときも親身になってくれたし、言葉づいかいや派手な外見のせいで軽薄な印象を受けがちだが、心根は素直で優しい女の子なのだろう。

不意打ちの優しさに胸を打たれたアドニスは、照れくさそうにうなずいた。

「ああ、そうだな、おかげで元気が出たよ」

「そっかー、ならよかったわ」

そう言って、ミリカはアドニスの手を握る。

キツネ耳ギャルの悪戯な笑顔に、アドニスは頬が火照ったように熱くなるのを感じた。

昼間の喧騒は鳴りを潜め、沈もうとするオレンジ色の夕陽に照らされる二人だけの空間。

恋愛小説ならば、甘い雰囲気のまま幕を閉じているだろう。

ところがどっこい!

これはギャグエロ小説なので、そんな綺麗な終わり方は許されないのだ。逢う魔が時、黄昏時には魔物が出るのである。

そのとき既に、アドニスのすぐ後まで、魔物の影が迫っていたのだ。

(なんだ……このプレッシャーは……?)

いい雰囲気に浸っていたアドニスは、首の後ろがゾワリとする不吉な気配にブルッと体を震わせて後ろを振り向いた。

──そこにあったのは、夕日を背後にして、アドニスたちに近づいてくる人影がひとつ。

アドニスはその者の姿を見た瞬間、ゴクリと唾を飲み込んだ。影の主は笑っている。恐ろしく綺麗な笑顔だ。

「あらー? アドニスさんじゃないですかー? あらあらー? ずいぶんと楽しそうなことしてますねー? 女の子と仲良く手なんて繋いじゃってー、なんですかー? デートですかー? そーですかーーーーー」

「フォーリ……さん……」

きっと仕事帰りなのだろう、ギルドの制服ではない上品なブラウスとフレアスカート姿のフォーリ嬢がそこには居た。

ニコヤカな表情とは裏腹に、その声は腹の底にズッシリと響いてくるぐらい重く冷え切っている。

まるで「わたしのこと誘っておいて、なに他の女とイチャついとんじゃワレ、いい度胸やんけ」と言われている気がしてならない。

アドニスの首筋につぅっと冷や汗が流れた。

これはマズい、早く訂正しないと、運命のお乳搾乳計画に重大な支障をきたすと直感が告げている。

「あの、これはですねフォーリさん、その、なんと説明すればいいのか……」

どうにか言い訳しようとするが、女の子といい雰囲気で手を繋いでるという現場証拠を押さえられてしまったこの状況、何を言っても誤魔化せる気がしない。

そして、遅れて後ろを振り向いたミリカの一声が、この場をさらなる混沌へと陥れる。

「あれっ、お姉じゃん、なにしてんの?」

「えっ、ミリカ? どうしてあなたがアドニスさんと一緒に、そんな手なんて繋いで……」

一緒にいる相手がミリカだということに気づいたフォーリが驚きに目を丸くする。

とはいえ、この中で一番驚いているのはアドニスだった。

「お姉って……え? 姉妹?」

対時する二人のキツネ耳女子を交互に見比べる。

かたや清楚系、かたや黒ギャル系、服装も言葉遣いも、まったく正反対と言っていい二人は、しかし並んでいると、確かに目鼻立ちやケモ耳尻尾のフサフサ具合、おっぱいの大きさまでそっくりではないか。

そしてアドニスは更に気づいた。この姉妹の間に流れる何とも言えない微妙な空気感。

間違いない、これはタイプの違う姉妹ゆえにゴタついちゃってるやつだと。

緊急警報! 緊急警報! ただいま大型姉妹タイフーンが接近中! 危険ですので近隣にお住みの方は速やかに避難されたし!

アドニスの判断は早かった。

「そっかー、ふたりが姉妹だったなんて知らなかったなぁ! それじゃあ邪魔しちゃ悪いから、俺はこの辺で失礼させてもらおうかな!」

姉妹から不穏なものを感じたアドニスは、直感を信じてその場を離脱することを選んだ。しかし……。

「どこ行くのアドニス?」

「そっちは村とは逆方向ですよアドニスさん?」

ミリカとフォーリに左右の手を掴まれて、あえなく逃走は失敗に終わった。『アドニス地獄のアフターファイブ』の開幕である。

【32話】キツネ耳ギャル娘を発情メスマンコくぱぁさせる方法【エロ小説】
「んぐっ、んぐっ、んっぐっ……ぷはぁぁっ! もうねぇ、やってらんないってんですよぉ」1日の仕事を終えた男たちで賑わう酒場の一角で、フォーリは冷たいエールを一気にあおってから、空になったジョッキをテーブルの上にドンッと叩きつけた。「あははっマ...
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