それはある日の夜の出来事だ。
「おねがいシュウくん、許して……」
両の手首を動かせないように縛られ、目にはアイマスクを付けられた麻奈美は、ベッドの上に座らされた状態で、暗闇に閉ざされた視界に怯えながら弟に懇願した。
「ダメだよ、約束を破った姉さんには罰が必要なんだ」
弟が監視できない場所で”アイツ”と会ってはいけない。
その約束を破り、麻奈美はこっそり彼と外でデートをしたことがバレたのだ。
なぜそれが分かったのかといえば、こうなることを予測していた健二は、あらかじめ追跡用のGPSタグを麻奈美のバッグに仕込んでいたのだ。
いくら麻奈美が弟の目を盗もうとも、彼女の行動は逐一追跡される。
麻奈美とアイツがどこに行ったのかも、履歴を見れば丸わかりだった。
「映画館に行って、カフェで食事をして、それからラブホ……と、ありきたりなデートプランだね」
「ごめんなさい、もうしないから……」
「信用できないなぁ、姉さんのことだから、どうせまた、誘われたらホイホイついて行っちゃうんだろ?」
「そんなこと……」
「躾はちゃんとしないとさ」
健二は目隠しされた麻奈美をベッドの上に四つん這いにさせると、その後ろに膝立ちになり、突き出された尻を隠しているスカートをめくりあげた。
「あっ……」
目隠しされていても、自分が何をされているのかが感覚でわかるのだろう、麻奈美の口からかすかに声が漏れる。
そしてスカートの下から、黒いレースの下着を履いた尻がむき出しになった。
むっちりとした白い尻肉と透ける黒のショーツが、むしゃぶりつきたくなるような艶めかしさを醸し出している。
健二はショーツからはみ出している尻たぶを撫でながら、麻奈美に問いかける。
「こんなエッチなパンツを履いてさ、勝負下着ってやつ? アイツとセックスする事を考えて選んだんだろ? ほんと、姉さんはいやらしいなぁ」
「これはっ……そんなんじゃ……」
「口答えするなよ」
健二は撫でていた尻たぶに向かって平手打ちをする。
パチンッという音が響き、衝撃で尻肉がたわむ。
「ひうっ!? いたっ……やめてっ、乱暴しないでっ……」
麻奈美の悲鳴を無視して、健二はもう一度、尻を打った。
「あぅっ……! お願い、シュウくん……怖いの……目隠しだけでも取ってちょうだい……」
「だめだよ、姉さんがちゃんと反省するまで、やめないよ」
少し音が鳴る程度の力で叩いていたのだが、目隠しをされて身動きができない状況での折檻は、麻奈美に精神的な恐怖を与える。
「ほら! やめて欲しかったら、自分のしたことを口にして反省しろ!」
またパチンッという平手の音と共に、柔らかな尻肉が揺れる。
「ひぅっ……! わっ、私は……シュウくんとの約束を破って、ケンくんと、デートして……ホテルで、せっ、セックスしました……」
「アイツの前で股を開いて、アイツのチ○コを挿れられたわけだ? 気持ちよかったんだろ? どうなんだ?」
「きっ……気持ちよかった……です」
「この淫乱!」
麻奈美の告白を聞いて、無意識に尻を叩く手に力がこもり、バチンッ! と大きな音が立つ。
「ひぐぅっ! ごっ、ごめんなさい……淫乱なお姉ちゃんで、ごめんなさい……」
強い痛みに引きつるような悲鳴を上げる麻奈美。
「僕だって本当はこんなことしたくないんだよ? これは姉さんのためなんだ!」
バチンッ! バチンッ! バチンッ!
健二はいつの間にか、自らが振り下ろした手の平が軽く痺れる程に、麻奈美の尻を強く叩いていた。
「あぅっ!! あぁっ! ごめんなさいっ……もっ、もうしません、おっ……お願い……許してぇ……」
嗚咽の混ざった懇願が部屋に響くと、ようやく健二の溜飲も下がり、叩いていた手を止める。
麻奈美の白いお尻は何度も叩かれたせいでうっすらと赤みを帯びていた。
「ふぅっ、ふぅっ……ああ、こんなに赤くなっちゃったね、ごめんよ姉さん、痛かっただろ? これも姉さんのためなんだよ」
健二は甘ったるい声をだしながら、麻奈美の尻に頰ずりをする。
「僕は姉さんのことが大好きなんだよ? 分かるよね? だからもう僕に嘘をつかないでね?」
「ぅっ……っ……わかり、ました……お姉ちゃん、もうシュウくんに嘘なんてつきません……」
麻奈美の従順な態度に気をよくした健二が、そろそろ目隠しを取ってやろうとしたとき、ふと、股間を隠しているショーツに付いている濡れ沁みに気付いた。
もしやと思い、健二は麻奈美の尻からショーツをずり下ろす。
薄布が剥ぎ取られ秘部からは、ムワッとするような雌の匂いが沸き立ち、膣から分泌された愛液が肉唇を伝ってトロリと垂れ落ちる。
「あぁ、姉さんは本当、どうしようもないな……お尻を叩かれてマ○コを濡らすなんてさ」
「えっ、そんなっ……うそ……」
どうやら本人は痛みのせいで、秘部を濡らしていたことに自覚が無かったようだ。
しかし、滴る愛液は痛みと一緒に快楽も感じてした証拠である。
健二は麻奈美の赤くなった尻に舌を伸ばすと、唾液を塗るようにベロリと舐め上げる。
「んぅっ……あっ、あぁっ……」
赤く腫れた尻をヌメついた舌で触れられた麻奈美は、ヒリつくようなむず痒い痛みに声を上げるが、それは先ほどまでとは違う甘い色香を含んだ喘ぎ声だった。
「気持ちいいの?」
「んぅっ……ぁっ……気持ち……いいです」
弟の問いかけに、麻奈美は素直に感じたことを口にする。
「ふふっ、ちゃんと言えたね、偉いよ姉さん。それじゃあ、ご褒美をあげないと」
健二は先ほどまでとは打って変わって、両手で優しく尻を撫でながら、いたわるように腫れた箇所をペロペロと舐める。
「ぅんっ……ぁぁっ、気持ちいぃ……弟にお尻を舐められて……わたし、すごく感じてるのっ……」
視覚を閉ざされ、痛みと快感の刺激に責められ麻奈美は、まるで催眠に落ちたかのように、感じていることを晒け出していく。
「今の姉さん、すごく可愛いよ。ほらっ、もっと感じていいんだよ」
健二は愛液でトロトロにほぐれた秘裂に指を挿しこむと、ヌチョヌチョと膣をまさぐる。
「ああぁァッ! 指も気持ちいいのっ、いつもよりオマ○コ感じてるのぉ!」
クリトリスも刺激してやると、麻奈美は悦びに体を仰け反らせる。
「ああっ、姉さん! 僕も、もう我慢できないよ!」
健二はズボンとパンツを脱ぎ捨てると、勃起した肉棒を麻奈美の膣口に当てがう。
粘液にまみれた性器がふれあい、クチュリと粘ついた音を立てる。
「あぁっ、挿れてぇっ……! シュウくんのオチ○ポ、お姉ちゃんのオマ○コにズボズボしてぇっ!」
もはや貞淑な姉の面影はなく、そこに居るのは快楽に溺れた女であった。
男根を求めて腰を振る麻奈美の淫らな穴を見せつけられ、健二はこれ以上我慢できず、はち切れそうな肉棒を突き立てた。