ファンタジー人妻メイドエロ小説「田舎領主様と獣人の母娘」の第21話〜第30話をまとめて掲載しています。巨乳人妻メイドとのエッチな同居生活を享受していた領主様だったが、そこに幼馴染が乱入したことで不穏な流れに向かっていく三角関係ストーリー。
【31話】浮気したのが人妻巨乳メイドにバレちゃった領主様
背筋にヒヤリとしたものが走る。
驚きに心臓が跳ね上がるのと同時に、身体も飛び起きた。
顔を上げたシーズの目には、朝陽がまるで後光のように背中で輝いているアルテラの姿が映っている。
彼女はいつも通り、慈愛に満ちた柔和な微笑みをシーズに向けている。それはまるで愛の女神のようであり、
(こわっ!?)
シーズは恐れ慄《おのの》いた。
「おはようございます。旦那様」
アルテラは笑みを崩さぬまま口を開く。
「おっ、はよう……アルテラ」
引きつった笑顔で返事をするシーズは、彼女の瞳がちらりと動いたのに気づく。
アルテラの視線は、いまだにシーズの横で寝息を立てる全裸のマリーレイアに向けられていた。
「こっ、これはっ、なんというか……」
「おはようございます、マリーレイア様。朝でございますよ」
慌てるシーズをよそに、アルテラはマリーレイアに近づくと、子供を起こす母親のように優しく声をかける。
「んっ……むぅっ、あさぁ……? ふぁあぁ〜ぁっ」
のそりと体を起こしたマリーレイアは、まる出しの乳房を隠そうともせず、大きなあくびをしながら、ぐうっと体を伸ばす。
その弾みで形の良い美乳がプルンと揺れるけど、今のシーズに見とれている余裕はない。
「んんっ、よく寝た……おはよう、アルテラさん」
「はい、おはようございます。朝食の用意ができておりますわ」
「ああ、でも、その前に身体を流してくるよ。なんか股がゴワゴワする」
マリーレイアのとんでも発言にシーズが青ざめる。
「それがよろしいかと」
素っ裸でベッドから這い出るマリーレイアに、アルテラがローブを羽織らせる。
彼女たちはいつもと変わらぬ自然な表情をしており、それだけ見ると、まるで日常の一コマを切り取ったように和やかだ。
アルテラの顔からは、怒りや嫉妬なんて微塵も読み取れない、しかし、それが逆に恐ろしい。
(なんだこれ……こわっ)
言いようのない寒気を感じて身震いするシーズをよそに、マリーレイアはさっさと部屋を出て行ってしまったので、部屋には二人だけが取り残される。
「お洗濯……しなければいけませんね」
「洗濯?」
なんのことだろうか?
疑問に思ったシーズがアルテラの視線の先を見ると、そこには昨夜の状況証拠といわんばかりに、白いシーツに付着している赤いシミがはっきりと残っていた。
「………………」
シーズはもはや何も喋ることができなかった。
*
それからの時間は、まるで拷問だ。
朝食をとるために出向いた食堂では、テーブルを挟んで向かい合ったマリーレイアが何食わぬ顔で食事をしており、シーズの後ろには無言でアルテラが控えている。
誰も一言も喋らないせいで、食器の音だけが静かな食堂に響く。
何か気の利いた話題を振って場を和ませたいところだが、ここで下手な事を言ったら余計に立場が悪くなる気がして、シーズは味の感じられないパンをもそもそと咀嚼していた。
(アルテラもそうだが、マリーは昨日のことをどう思ってるんだ……?)
今も何食わぬ顔をして食事をしている幼馴染は、果たして心の中では何を考えているのか。
幼い頃から親友として仲良くしてきた少女と一線を越えてしまったのだ、今まで通りの友人関係でいられるはずがない。
しかも恩義のある大商会の一人娘に手を出したのだ。常識的に考えれば男として責任を取らねばならないだろう。
シーズは首が絞め上げらているような気分になり、パンの切れ端を飲み込むのもままならずに、もごもごと口を動かし続けていた。
そして、朝食を済ませた後も、彼女たちの様子が気になって、執務に集中することができず時間だけが過ぎていく。
(これはいかん……早くなんとかしなければ…)
このまま生殺しのような状態を続けるよりは、一思いに処されたほうがまだマシだ。
シーズは執務室を抜け出すと、アルテラに見つからぬよう、こそこそとマリーレイアの部屋に向かう。
屋敷の主人だというのに、この上なく情けない姿である。
部屋に到着すると、ノックしたドアからマリーレイアの返事が聞こえ、中に招かれる。
「やっ、やあ、マリー」
部屋では、マリーレイアが備え付けられた机で、なにやら分厚い書物をめくっていた。きっと実家から持ってきた学術書か何かだろう。
「んー、なんかようかー?」
顔は本に向けたまま、気だるそうに返事をする様子は、やはり今までと変わらない。
「いや、なんというか……あのまま寝てしまったせいで、ちゃんと話をしてなかったなと……」
「なんの話だ?」
「だから、昨日の夜のことで……」
「あぁ、そのことか」
「酔った勢いで、なんて言うつもりはない。こうなったからには、俺も男として責任を取ってキミと……」
「あー、そういうのは面倒だからイイや」
「…………」
一世一代の決意を表明しようとしたのに、それを事も無げに捨て置かれたシーズは、口を開いた間抜け顔でその場に硬直した。
「私とお前が恋人になるとか、なんかキモチ悪いしなぁ」
次いで、ケラケラと笑いながら喋る幼馴染の言葉に、脳天をガツンと殴られる。
(キモっ!? えっ、なんだこれ、俺……フラれた?)
昨夜、ベッドの上で愛くるしい姿を見せてくれた、可愛いマリーレイアはどこに消えてしまったのか。
あのときは、あんなにも自分を求めてくれたというのに。
目の前にいるのは、今までと何も変わらぬ傍若無人な幼馴染だった。
酷いギャップに狼狽するシーズを無視してマリーレイアは言葉を続ける。
「なんかなぁ、お前とセックスしたことは覚えてるんだけど、酔っ払ってたせいか、どうもおぼろげなんだよなぁ」
「つまり……酒の勢いでヤッちゃったけど、俺の事が好きというわけではないと?」
「いや、友達としては好きなんだけど、なんていうの? お前ってイイ人止まりというか……」
「おいヤメろっ! 無闇に俺の心を傷つけるな!」
悪意がないというのが逆にタチが悪い。言葉のナイフがシーズの心にグサッと突き刺さる。
「あっ、でもセックスは結構キモチ良かったぞ、お前、なかなかイイもん持ってるなっ!」
親指を立ててニカッと笑うマリーレイアに、気力を根こそぎ奪われたシーズは、「あ、そうですか……」とだけ答えると、それ以上話すこともできず、フラフラとおぼつかない足取りで部屋を出て行くのだった。
【32話】 領主様は人妻メイドの気持ちがわからない】
相当な覚悟をしていたというのに、マリーレイアから肩透かしな反応をされたシーズは、部屋から出た途端、脱力感からため息を漏らした。
昨夜の情事のせいで、彼女が自分に好意を寄せているものだと思い込んでいたシーズだが、これではただの道化者である。
(なんか……俺だけ慌てるのが馬鹿らしくなってきたぞ)
勘違いの恥ずかしさが薄れるにつれ、今度は胸のうちにモヤモヤとしたものが湧いてきた。
(そもそも、なんで俺がアルテラの機嫌をうかがう必要があるんだ?)
シーズはアルテラの主人であって、べつに恋人というわけではないのだ。だから誰と寝たところで咎められる謂われはない。
(アルテラだって、本当に何も気にしていないのかもしれないし……そうだよ、堂々と会えばいいんだ)
一転して強気になったシーズは、力強い足取りで屋敷を闊歩しだす。
そして、途中で見つけたミリアに母親がどこにいるのか尋ねたところ、どうやら裏庭で洗濯をしているらしい。
(よし、この際だからアルテラの気持ちもハッキリさせておこう)
シーズが意気込んで向かった裏庭では、張られたロープに干された衣類が風に吹かれ、気持ちよさそうにはためいていた。
どうやら洗濯は終わっているようだ。辺りを見回すと、近くで地面にしゃがみ込んでいるアルテラの姿を見つけた。
よく見れば、アルテラの目の前には一匹の猫が寝転がっており、彼女に頭を撫でられながら気持ちよさそうに喉を鳴らしている。
その猫には見覚えがあった。ここら辺を縄張りにしている野良猫で、人が近づくと警戒してすぐに逃げてしまうのだが、今はまるで別猫かと思うほど大人しくアルテラに撫でられていた。
(獣人は動物に懐かれやすいのかな?)
不思議に思いながらシーズが近づくと、声を掛けるまえに彼女の獣耳が足音を察知してピクリと動くと、アルテラが後ろを振り向いた。
「旦那様?」
「やっ……やぁアルテラ、今日はその……洗濯にはもってこいのイイ天気だネ」
さっきまでの威勢はどこにいったのか、今朝のことを話すつもりが、アルテラを前にした途端、つい日和ってどうでもいい天気の話題で誤魔化してしまう情けない領主様だった。
「ええ、そうですね。シーツの汚れも綺麗に洗っておきましたわ」
「んんっ!? そっ、そうか……すまないな」
及び腰になっていたシーズに向けて、アルテラの先制パンチが鼻っ面に飛んできた。
思わず怯んでしまうシーズに、アルテラは尚も言葉を続ける。
「いえ、それがメイドの仕事ですもの。旦那様がどのように夜をお過ごしになろうと、お気になさることはありませんわ」
「いやっ、マリーとはべつに、そういう関係ではなくてだな……あれは酒のせいというか……」
「まぁっ! 女性を手篭めにしておいて関係ないだなんて、旦那様ったら酷いお方ですのね」
それはマリーレイアの事を言ってるのか、それともアルテラ自身の事を言っているのか――
「んぅぅっ!? ちょっと待ってくれ、俺はそんなつもりで言ったんじゃなくて……!」
しどろもどろに言い訳を始めたシーズを、神妙な面持ちで見つめていたアルテラだったが、その様子がおかしかったのか、堪えきれないようにクスクスと笑う。
「アルテラ……?」
「ふふっ、申し訳ありません。旦那様があんまりにも慌てていらっしゃるものですから」
どうやら彼女にからかわれていたらしい。
こうなっては主人としての面目などあったものではない。
仕方なくシーズは、素直に尋ねることにした。
「マリーと寝たこと、怒っているかい?」
「いいえ、旦那様がなさることに、メイドの私が口出しするなど、恐れ多いことですわ」
アルテラは寝転ぶ猫を指先で撫でながら、いつもの柔和な笑みをシーズに向ける。
口ではそう言っているけれど、その完璧な笑顔からは彼女の本心がまるで見えなかった。
(けど、これ以上は野暮かな……)
どれだけ問いただしたところで、アルテラがその笑みを崩すことはない気がしたシーズは、それ以上の詮索を諦め、彼女の隣にかがみ込む。
猫は実に気持ちがよさそうに、されるがまま、アルテラの指に撫でられている。
シーズも撫でてみようと手を伸ばしたが、そのとたんに、機敏な動きで身を翻して逃げてしまった。
「あらっ、逃げてしまいましたね」
「あいつはきっとオスだな。美人のアルテラにだけ撫でさせるとは、けしからん奴め」
「……ふふっ、どうでしょうね」
冗談めかして言うシーズに、アルテラが目を細めていると、そこにもう一匹、遠巻きに見ていた別の猫がやってきて、シーズの足にすり寄ってきた。
「おっ、こいつは人懐っこいな」
シーズが抱き上げても猫は腕の中で気持ちよさそうにゴロゴロしている。
しかし、アルテラが手を近づけた途端、大人しかった猫は牙をむき出しにして威嚇すると、彼女の手を引っ掻いて腕の中から逃げてしまった。
「いたっ……」
「大丈夫か!?」
見るとアルテラの手にはうっすらと赤い爪跡が残っていた。
「さては、メス猫だったのかもな? 美人のアルテラに嫉妬したんだ」
「……そうかもしれませんね」
寂しそうに笑いながら手の跡を見つめる彼女は、何かを諦めたような瞳をしていた。
場を和ますための軽口だったが、予想外に暗い反応をされ気まずい雰囲気になってしまう。
「化膿するといけない。手当てをしよう」
「いえ、これぐらい平気ですわ」
「いいから、ほら、行こう」
どうにも顔色のすぐれないアルテラが心配になり、シーズは彼女の肩を優しく抱きながら自室へ連れていった。
そして、棚から薬類の入った箱を取り出すと、彼女の手をとって赤くなった箇所に軟膏を塗る。
「んっ……」
傷に沁みたのか、アルテラがピクッと反応する。
(手当てしてるだけなのに、妙に艶かしいんだよな……)
やましいことをしているわけではないのに、どうしても彼女の手の温もりを意識してしまう。
薬を塗り終え、シーズがその手を離そうとしたところで、アルテラのほっそりとした白い指が、離れようとするシーズの手をやんわりと引き止めた。
「旦那様……」
縋るようにシーズを見つめるアルテラ。その瞳はアメジストのように煌めいている。
シーズは安心させるようにアルテラを抱きしめた。腕の中に収まっている彼女の肩がいつもよりか細く見える。
「私、本当は少し不安でしたの……だって、もしも旦那様に捨てられたら、私たち親子に寄る辺などありませんのよ……」
「大丈夫だアルテラ、そんな心配しなくてもいい、キミたちを見捨てるような真似は絶対にしない」
「あぁ……旦那様、お願いでございます、どうかお情けをくださいませ……」
アルテラの求めに応じて、シーズは彼女の柔らかな唇を吸い寄せた。
【33話】欲望のまま巨乳人妻メイドの子宮にザーメン中出しするご主人様
ぷにっとした唇をついばむように愛撫すると、熱く濡れたアルテラの舌が口内へと伸びてくる。
舌先が触れ合い、求めるように舌を絡みつかせ、押し付けるように口を密着させた。
互いの口腔が繋がり、アルテラの甘い息と唾液が口の中に広がるのを感じる。
熱くうねる舌使いに翻弄されていくうちに、だんだんと頭がぼうっとして何も考えられなくなっていく。
しかし、逆に下半身はアルテラの色香に反応して熱く脈打っていた。
「旦那様のここ、もうこんなに大きくなっていますわ……」
アルテラのしなやかな指が股間の膨らみを撫でつけると、男根が嬉しそうに震える。
「ふふっ、我慢なさらなくていいのですよ? どうぞアルテラの身体をご自由にお使いくださいませ、旦那さまぁ」
アルテラは誘うように頰を手で撫でながら、暗紫色に輝く妖しい瞳でシーズの目を覗き込む。
(まただ……俺はいつも……)
アルテラの瞳に見つめられてしまうと、体の奥が熱くなり頭が沸騰したかのように何も考えられなくなってしまう。
身体が熱い。喉も酷く渇いている。性欲が暴力的に膨れ上がり、目の前にいる美女を犯したいと本能が叫んでいるようだった。
シーズはまるで夢遊病者のようにフラフラとしながらアルテラに掴みかかると、乱暴にベッドへ押し倒す。
「あんっ……さぁ、旦那様……アルテラの中へいらしてください」
アルテラは両手を開いてシーズを招き入れる。
求めに応じてシーズは彼女の股間からショーツを剥ぎ取ると、熱く滾った肉棒を取り出し、前戯もしないまま肉壷へ勢いよく挿し込んだ。
性欲を滾らせたシーズの剛直は愛液でドロドロの肉路を押し広げ、そのままぐぶりと彼女の最奥まで到達する。
「あぅっ! アアぁぁ……ッ!」
子宮の入り口を勢いよく亀頭で突かれた衝撃にアルテラが悶絶する。
シーズはおかまいなしに、淫らに蠢く膣洞に肉棒を激しく突き立てるように抽送する。
「あぅっ! あっ、あぁっ、だっ、だんなさま……おくっ、はげっ、しい……あぅっ!」
「ぐぅっ、こんなに膣内《なか》をヒクつかせて、お前はなんていやらしいんだ!」
腰を打ち付けるたびに恥蜜がしとどに漏れてぐちゅぐちゅと摩擦音を鳴らす。
「あぅっ! んっ……はいぃっ、もうしわけありません、旦那様ぁ」
「はぁっ、はぁっ、どうして欲しいんだアルテラ、ほら、ちゃんと言うんだっ」
柔らかな乳房を握るように激しく揉みしだかれながら、膣壁をカリ首で擦り上げられる刺激に、アルテラは頭を仰け反らせる。
「だっ、旦那様の、おっ、おチ○ポで、ああっ、もっと奥まで……突いてくださいませ……んぅっ! はぁあぁっ!」
「ここか! ここが感じるのか!?」
「ひぐっ! あぅっ……そう、です……もっと、アルテラの子宮に旦那様の逞しいおチ○ポをください……ッ!」
彼女の懇願に応えるように、膨れた亀頭が子宮口にグリュッと押し付けられ、淫靡な快感が彼女を襲う。
「はうっ、ああっ……んぅっ! あっ、うぅぅっ……!」
男精を欲するように子宮が疼き、亀頭が子宮口をノックするたびに嬌声が上がる。
「ふっ、ううっ、出すぞ、アルテラ……ここにたっぷり注いでやるからな」
腰を振りながら、シーズは子宮の位置を探るように、アルテラのお腹を手でなで付ける。
「あふっ! あんっ、あっ、ああぁっ! 赤ちゃんのお部屋……旦那様の精子で犯されてしまいます」
アルテラの言葉はシーズの支配欲をさらに煽る。
「ああ、そうだ! 俺の精子で子宮を犯してやる!」
「ひあっ! あっ、あひぃっ! くっ、ださいっ……旦那様ぁっ、アルテラの赤ちゃんのお部屋に旦那様の精液で種付してくださいませ!」
「ぐうぅっ! 出すぞ! ぐぅっ、あっあぁっ!!」
びゅるっ! どぷっ! ドクッ! ビュクッ! ビュルッ!!
痙攣して締め付けが増した膣壁に絞りあげられるペニスから、ドロドロの精液が噴射される。
「ひぃあぁっ……ッ! あっ、あぁっ、あう………ッ!!」
熱い精液を子宮口に吐き出されたアルテラも、意識が飛びそうになるアクメに身を委ね体を痙攣させる。
絶世の美女を組み伏し子種を注ぐ行為のなんと甘美なことか。
欲情の塊りを吐き出しながらも、シーズはアルテラの子宮口へ精子を塗りつけるように腰を動かした。
「あぁぁっ、旦那様ぁ……」
「ふぅっ……はぁっ、はぁっ……ッ!」
獣のように荒々しく呼吸をしながら、シーズはアルテラの膣に収まった肉棒を引き抜いた。
欲情を吐き出したことで、一時的に冷静さが戻ってきたシーズは、嬲《なぶ》られ汚されたようなアルテラの姿を目にして、我を忘れて獣のようにアルテラを犯した自分に狼狽し、罪悪感を覚える。
アルテラは汗に濡れた肢体をくねらせながら、そんなシーズを妖艶な目で見つめている。
「旦那様ぁ……いかがなさいました?」
「すまないアルテラ……こんな乱暴にするつもりはなかったんだ……急に自制ができなくなって……」
それを聞いたアルテラは、おかしそうにクスクスと笑うが、その態度に理解が及ばずシーズは唖然とした顔になる。
「なにが可笑しいんだ……?」
「ふふっ、だって旦那様がそんなお顔をなさるから」
「そんなの、当たり前だろ?」
「いいえ、旦那様は何も気になさる必要なんてありませんわ、赴くままに、アルテラの身体をお使いになればよろしいのです、それが私の望みでもあるのですから……」
「いや、しかし……」
それでも良心の呵責に苛まれるシーズに、アルテラの甘い誘惑が絡みつく。
まるで花の蜜で蝶を惹き寄せるかのごとく、彼女は太ももを広げ、ばっくりと開いた恥部をシーズに見せつける。
「アルテラのオマ○コは、旦那様のオチ○ポが欲しくて、こんなに蕩けておりますわぁ」
自分の指で肉ヒダをいじりながら、クチュクチュと蜜音を響かせる。
その、あまりに淫猥な光景に、シーズの股間が再び熱く疼きだす。
「旦那様の硬いお○んぽをアルテラのトロトロのおま○こに挿れて、子種の詰まった精液を赤ちゃんのお部屋にびゅっびゅって射精してくださいませ。たっぷりと……アルテラの膣内《なか》が旦那様のオチ○ポミルクでいっぱいになるまで……」
わずかに残っていたシーズ理性は、アルテラの誘惑によって湯気のように霧散した。
後はただ、欲望に突き動かされながら、精が果てるまで獣のようにアルテラを犯し続けるのだった。
【34話】領主様はほんわかケモミミ娘に癒される
あれ以来、アルテラは前にも増して性を求めてくるようになった。
シーズもまた彼女の肉体を求め、そして求められ、肉欲だけがとどまる所を知らない。
日夜繰り返される情熱的なまぐわいにより、寝室のベッドには彼女の匂いが染み付いている。
(まるで蜜に溺れた蟻のようだ……)
淫蕩《いんとう》に耽《ふけ》る己を自嘲しながらも、アルテラを前にすれば色欲を抑えることができるはずもなく――。
(いや、べつに嫌なわけじゃないんだが……)
流石にヤりすぎて脳みそが発酵しそうだと、若干の危機感を覚える。
まとわりつく煩悩を退散させるために清涼な風に吹かれようと、中庭で蝶々を追いかけて楽しそうに走り回っているミリアを、シーズは座りながらぼんやりと眺めていた。
ひらひらと飛んできた蝶が、微動だにしないシーズの頭に止まって羽を休める。
「だんな様ぁ、どうしたんですか?」
主人の様子がおかしいことに気づいたミリアが近づくと、蝶は彼の頭からフワリと飛び去った。
「色々あってなぁ」
きみのお母さんとセックスしすぎてアホになりそうだ――とは、とても言えない。
ぼけーっとするシーズの頭を、ミリアの小さい手がよしよしと撫でる。
「げんきだしてください、だんな様ぁ」
少女の無邪気さが今のシーズには心地よかった。
「うん、なんだか元気が出てきたぞ」
「ほんとぉ?」
ミリアはシーズにしがみつくと、両手を使って体を撫で回す。幼いなりに主人のことを考えてくれているようだ。
(癒されるなぁ)
シーズはミリアを膝の上に抱き上げながら、ふわふわの毛並みをした獣耳に頬ずりをする。
外で遊んでいたミリアの獣耳は暖かく、ひだまりの匂いがした。
幼女の安らぎを堪能していると、不意にミリアの身体が持ち上がり、シーズの手から離れてゆく。
「だめよぉミリアちゃん、そんな発情期男に近づいたら危ないからねぇ」
後ろからミリアを抱き上げたマリーレイアが、蔑むような瞳でシーズを見下す。
「幼女にまで手をだすとは、とんだ変態領主様だな」
「いや違うから! というかキミが言えたことじゃないよな?」
いちどは性行為をした仲になっても、マリーレイアの彼に対する態度はなにも変わらない。
マリーレイアとは初めて身体を重ねて以降、全くその手の行為はしていない。キスはおろか、手をつなぐなんてこともない。
彼女のそっけない態度はもしや照れ隠しなのではと前向きに考えてみたけれど、どうにも自信がもてない。
乙女が酔った勢いだけで純潔を捨てるなんて考え難いが、「けど、マリーレイアだし」と思うと納得してしまいそうになる。
若き領主様にとって、女心は領の統治よりも難題である。
シーズはおもむろにマリーレイアへ手を伸ばすと、ドレスの胸元を持ちげている形の良いおっぱいを一揉みした。
アルテラのおっぱいが全てを包み込む母性だとすれば、マリーレイアのおっぱいは熟す手前の瑞々しい乙女のそれである。
シーズがマリーレイアの食べごろな果実を堪能していると、遠慮のない彼女の手に頭を思いきり叩かれた。
「いてっ!?」
マリーレイアからは冷酷な瞳が向けられている。
「なぁシーズ、おまえは、セックスした女ならいつでもおっぱい触り放題だぜ! とか思ってるバカ野郎なのか?」
「いや、そんなまさか……」
内心では”ちょっと思っていた”ことがバレないように乾いた笑みを浮かべる。
どうやらアルテラの寛容さに慣れてしまったせいで、彼の性に対する感覚はどこかおかしくなっていたらしい。
「ロクな恋愛経験もないくせに、セックスだけで女をわかった気になってる勘違い野郎はタチが悪いなぁ」
「はい、勘違い野郎ですみません……」
おまえこそ恋愛したことがあるのかと言い返したくなったシーズだが、余計な痛手を負いそうなのでやめておいた。
「だんな様はおムネが好きなんですかぁ? ミリアのも触っていいよぉ?」
そう言って、ミリアは胸を反らすけれど、未熟すぎる膨らみは無いも同然であった。
「いや、そういうことは、まだミリアには早いかなぁ……」
シーズの言葉に、ミリアはしょんぼりしてしまう。
「そっかぁ、ミリアのおムネは小さいから……」
「いや、胸の話ではなくて」
隣で聞いていたマリーレイアがシーズの耳元に顔を近づける。
「おいっ、ミリアちゃんが悲しんでるだろっ、フォローしてあげろ」
「えぇ……」
マリーレイアに怒られて、シーズは慰めるようにミリアの頭を優しく撫でる。
「そういうことは、ミリアが大人になったときに、好きな人とすることなんだよ。わかるかい?」
「じゃあ、ミリアが大きくなったら、だんな様はミリアのおムネをさわってくれますか?」
「んっ!? あ〜、そうだな、ミリアが大人になったら……な」
まさかの二択を迫られて、シーズはミリアを傷つけない選択をしたのだが、マリーレイアがそれを黙って見過ごすはずもない。
「おいいぃッ! オマエだけズルいぞコノ野郎ぉォッ!!」
「なんだそのキレかたは!?」
目を血走らせ鬼気迫った顔でシーズの胸ぐらを掴むマリーレイア、そんな彼女の服をミリアがクイッと引っ張る。
「マリーおねえちゃんっ」
ばっと両手を開いたその姿からは、小さな身体で精一杯受け止めようとする少女の気概が伝わってきた。
「おぉっ……ミリアちゃぁぁん!」
マリーレイアはミリアの小さな胸に飛び込むと、真っ平らな丘に顔を擦り付けながら深呼吸をする。
「すぅぅぅっ……はぁぁぁっ……すぅぅぅっ……はぁぁぁっ…………あふぅんっ、ミルクのにおいがしゅるぅっ」
(俺の幼馴染はもうダメかもしれんな……頭が)
シーズが幼馴染の姿にドン引きするさなか、ミリアは慈愛のこもった眼差しでマリーレイアの頭をう優しく撫でつける。
「よしよし、マリーおねえちゃん、イイこイイこですよぉ」
その光景に、シーズは幼いミリアの中に眠る強大な母性の片鱗を垣間見たのだった。
【35話】領主様は獣人に縁がある?
ある日のうららかな陽気に包まれた午後のこと。
マリーレイアはミリアを胸に抱きながらソファに寝そべり、気だるげに欠伸をした。
「ふぁぁ……退屈だねぇミリアちゃん、なにか面白いことないかなぁ」
「おもしろいことぉ、おいかけっこしますか?」
「ん〜、身体を動かすのもいいけど、今は知的好奇心をそそられる事がしたいかなぁ」
はしたなく脚をほうりだしているせいで、マリーレイアのスカートはめくれて太ももがきわどい位置まで露出している。
のばされた白く美しい脚線はまるで男を誘っているかのようだ。
「ちてきこうきしん……ご本よみますか?」
「家から持ってきてた本は全部読んじゃったんだよなぁ」
「それはこまりましたねぇ」
あまり困った感じがしない相槌を打ちながら、ミリアはヌイグルミのように大人しくマリーレイアの腕に収まっていた。
最近ではもっぱらミリアが彼女の暇つぶし相手をしてくれている。
ミリアもマリーレイアには懐いているようだし、マーサの代わりにマリーレイアが勉強をみたりもしているようなので、良い関係が築けてなによりだと、シーズも思うのだが――。
「うん、それはわかったけど、ここは執務室で、俺はいま仕事中なんだよね」
机に向かって領地の収支報告と睨めっこしていたシーズは、書類から目を離すと半眼でマリーレイアを見つめる。
「へぇ、領主ってのも忙しいんだな? あぁ、それにしても暇だなぁ〜」
シーズの遠回しな抗議など聞く耳持たない幼馴染は「さあ、私を構え!」と圧をかけてくる。
このまま無視して仕事を続けることもできたが、マリーレイアがヘソを曲げたらもっと面倒なことになるのは明白だった。
(マリーの興味が向きそうな場所か……)
屋敷の中でそれっぽい場所といえば、シーズが思いついたのは屋敷の書庫の存在だった。
代々の領主が収集した書物が眠っているのだが、目録もないし全てを調べるにも量が多すぎるしで、今現在は物置のような扱いとなっている。
もしかしたら、その中にはマリーの興味を引く書物もあるかもしれないと考えたシーズは、そこへ二人を連れて行く事にした。
普段はあまり立ち寄ることのない屋敷の奥まった場所にひっそりと佇んでいるドア、それが書庫の入り口だった。
シーズは懐から取り出した鍵でドアを開けると、中から漏れてきた独特な古びた匂いが鼻をくすぐる。
部屋には窓がないせいで、日中でも中は暗く、シーズが壁に備え付けられたランプに火を灯すと、ようやくその全貌が明らかになった。
書庫というだけあって、扉から向かって部屋の中央と両壁に本棚が並んでおり、いつの時代に書かれたものなのか、劣化して表紙がボロボロになっているものや、装丁もなく束として括られているだけのものもある。
これらにどれだけの価値があるものなのか、シーズにはイマイチぴんとこないのだが、隣でマリーレイアは爛々と目を輝かせていた。
(よしっ、食いついた!)
まるで玩具を見つけた子供のように、マリーレイアは本棚に駆け寄ると、適当に棚から書物を引っ張り出して、パラパラとめくり始めている。
ミリアも近くの棚にある本を取り出してページをめくってみるが、「だんな様ぁ、よめないですよぉ」とシーズに差し出してくる。
「ここにある本は、ミリアにはちょっと早いかもなぁ、どれどれ俺に見せてみな」
受け取った本をシーズがパラパラとめくってみる。
(なるほど……なるほどね、うん、さっぱりわからん! なんだこれ……)
ミリアの前で格好をしようとしたものの、そこにはシーズの見た事もない文字が並べられており、本の内容など一文字たりとも理解できない。
「あー、うん、これはな……ちょっとミリアには難しいかなぁ」
「だんな様はよめるんですねぇ、すごいです!」
羨望の眼差しで見つめられてしまい、今更「本当は読めませんでした」と白状しずらい状況だ。
「まっ、まあね、これでも領主ですし?」
「なんて書いてますか?」
「んぅ!? これはあれだ、とても学術的なことだからして、ミリアに説明するのは少々難しいというか……」
なんとかその場を誤魔化そうとするシーズだったが、いつの間にか近づいていたマリーレイアが後ろから本の中を覗き見る。
「なになに、卵を二つ、よくかき混ぜてから、塩を少々、刻んだ野菜を入れて……と、こりゃあ随分と”学術的”な内容だなぁ?」
なにかご大層な事が書かれているのかと思いきや、何て事のないただの料理メモだったようだ。
「まじか……というか、マリーはこの文字が読めるのか?」
「ああ、これは古い獣人語だよ、今じゃ獣人の国でも一部でしか使われてないけどな」
そういえば、旅の途中で出会った獣人のアリューシャも自分と同じ言語を喋っていたことをシーズは思い出した。
「へぇ……でも、なんでうちの書庫に獣人語の本があるんだ?」
「私が知るわけないだろ。おまえこそ、先代から何も聞かされてないのか?」
「いや全く」
あっけらかんと答えるシーズに、マリーレイアはやれやれと嘆息しながらも、その表情はどこか嬉しそうだ。
「しかし、なんだか面白くなってきたじゃないか」
「なにがさ?」
「偶然迷い込んだ獣人の母娘を迎え入れた領主様の屋敷には、なぜか獣人語の書物が眠っていた」
「そんなの、たまたまだろ?」
「さらにコレも」
マリーレイアは胸元をまさぐると、そこから黒石の括られた紐を引っ張り出す。それは以前、シーズが彼女の実家を訪れた際に不思議な現象を起こした、あの宝石だった。
どうやら身につけて持っていたらしい。
「獣人の国で発掘された出土品と、なぜか共鳴するような現象を起こしたお前の指輪」
シーズの指に嵌められた当主の指輪をさしてニヤリと口元をつり上げる。
「どういうわけか、お前は獣人と縁があることは確かさ」
言われてみれば、これだけ偶然が重なるのも不思議な話であるが、どうもマリーレイアは話を面白おかしい方向へ持って行こうとしたがっているようだ。
「いや、昔は獣人と交流があったとかじゃないか? 指輪のことは不思議だと思うけどさ、別にだからどうしたというわけでも……」
シーズの淡白な反応に、マリーレイアは苦虫を噛み潰したような顔する。
「それじゃあつまらんだろうガッ! 過去にこの地の領主が獣人を奴隷にして狂気の宴を繰り返していたとか! 実はお前の先祖は獣人だったとか! もっと面白そうな方向で考えろよ!?」
「おいっヤメロ! うちを使っておかしな妄想をするな!」
まるで根も葉もないゴシップを求める暇な主婦のようである。
「まあいいさ、そういうのを調べるのが面白いわけだし? しばらくこの書庫に出入りさせてもらうからな」
「それは構わないけど、無駄骨になっても知らないぞ?」
「それもまた醍醐味さ」
学者というのは酔狂なもんだと呆れながら、まさか本当に我が家には隠された秘密でもあるのだろうかと考えそうになってしまう。
(そんなまさかな、おとぎ話じゃあるまいし)
シーズは自分の想像に呆れながら嘆息する。
そのとき、ふと下からミリアが自分をじっと見上げていることに気づいた。
「どうしたミリア?」
「だんな様も、あのご本、よめなかったです?」
「…………」
その後、素直に白状したらミリアにちょっとがっかりされてシーズは凹んだ。
【36話】領主様とメイド母娘のひととき
その日もなんてことのない朝から始まった。
最近屋敷の中で過ごしてばかりだったシーズは、窓の外から差し込む陽気に誘われて、アルテラとミリアを伴い町近くの森へと出向いていた。
もちろんマリーレイアにも声は掛けたが、今日は書庫に篭って書物漁り精を出すそうなので、三人だけで出かけることとなった。
穏やかな鳥のさえずりが聞こえる森の中、シーズの案内で木々の合間を抜けながら、しばし進んでいく。
「ほら、そこが目的地だよ」
アルテラたちには森の風景はどこも同じように見えるのだが、シーズの後について茂みの奥へと入っていくと、そこには湧き出る地下水によって、まるで宝石のように青く澄んだ泉を中心に大きく開けた空間が広がっていた。
近隣の住民にも知られていない、シーズが密かに見つけたお気に入りの場所である。
「わぁっ、きれいだねぇ、お母さん」
「ええ、ほんとに、とても素敵な場所ですね、旦那様」
二人とも気に入ってくれたようで、ミリアは母親の手を握りながら泉に近づくと、太陽の光を浴びてを輝く粒をきらきらと反射させる水面を覗き込んでいる。
ミリアは水面を手でパチャパチャと叩きながら「入ってもへーき?」と母親に尋ねる。
「旦那様、この泉は深いのですか?」
「いや、そんなに深くないから水浴びをしても平気だよ、他に人が来ることもないだろうし、二人で入るといい。俺はここで少し休んでるからさ」
シーズは荷物を置いて木陰に腰を下ろしながら、二人にも好きなように過ごしてもらうことにした。
主人の許可も得られて、ミリアはねだるように母親の手を引っ張る。
「だんな様が入ってもいいって」
「お母さんも一緒に入るから、あまり離れてはだめよ?」
「はぁい!」
アルテラは水浴びさせるために手早くミリアの服と下着を脱がせると、自分の衣服もするすると脱いでゆく。
全裸になった母娘のお尻には、お揃いのフサフサとした尻尾がゆるやかに揺れており、見慣れたとはいえ、人族にはない特徴的な獣の部位をついつい目で追ってしまう。
アルテラは、娘の手を引きながら、ゆっくりと縁から水の中へと足を踏み入れた。
泉の水は、陽気に照らされた肌には心地よく、静かな水面をチャプチャプかきわけながら、二人は少し先まで進んでゆく。
泉の深さはミリアの腹が浸かるぐらいで、これぐらいなら大丈夫だろうと、アルテラが掴んでいた手を離すと、ミリアは嬉しそうに両手で水をすくい上げながら、きゃっきゃと遊び始めた。
アルテラも娘に水をかけられながら、楽しそうに微笑んでいる。
(こういうのも良いものだな)
獣耳と尻尾を揺らしながら、美しい泉で戯れる母娘の姿はどこか幻想的であり、もしもこの場に画家いたのなら、きっと絵画のモデルにしたことだろう。
シーズはそんな美しい光景をぼんやりと眺めながらこう思った。
(うーん、ムラムラしてきたぞ)
いくら芸術的であろうと、エロスであることに違いはないのだ。
そして彼は男なのだ、オスなのだ。
全裸のアルテラが動くたびに、大きな乳房がたっぷたっぷと揺れてしまえば視線は無意識に吸い寄せられてしまう。
白くムッチリとしたメス尻が突き出されていれば、なんて美味しそうなんだと、思わず唾を飲み込んでしまう。
ズボンの中ではさっきから息子が元気に膨らみっぱなしである。
もしもこの場に居るのがシーズとアルテラだけだったのなら、彼はいますぐ全裸になって水と戯れるアルテラに襲いかかり、開放的な気分を味わないながらアルテラとの青姦に興じたことだろう。
しかし、さすがに幼女の前でそんなことはできない。
それぐらいの節操は、まだシーズに残っていた。
(それに、いまのアルテラはお母さんしてるしなぁ)
いつも二人きりになると淫猥な色香でシーズを惑わすアルテラだが、ミリアといるときはそんな雰囲気は微塵も感じさせない。
今も優しく娘を見守る母親の顔をしている。そこに水を差すのも野暮というものだ。
シーズは邪念を払うように大きく深呼吸すると、木陰に横たわりながら、アルテラの美しい銀髪が風になびいてキラキラと輝く様子をぼんやりと眺めた。
(綺麗だなぁ……なんであんな美女がうちでメイドをやってるんだろうか……)
この国で獣人の母娘が暮らしていくのは誰かの庇護がないと難しいのだろうが、それにしても、彼女はどうしてここまで自分に尽くしてくれるのだろうかと、たまに疑問に思ってしまう。
メイドとして、よく仕えてくれているのだが、彼女の過剰ともいえる淫らな奉仕からは、どこか余裕のなさを感じてしまうことがある。
(屋敷を追い出されたら困るからだろうか……そんなことしないのに。不安なのか、それとも俺がまだ信用されてないだけなのだろうか……)
きっと、これは彼女の過去にも関係することなのだろう。
最初にアルテラの口から語られた過去の経緯、しかし、それが全てではなく、彼女がナニかを隠していることは、シーズもうすうす感づいていた。
とはいえ、無理に詮索するような真似はしたくないし、彼女が自分に害するような事を考えているとは思いたくない。
彼女を信じているといえば聞こえはいいが、深く追求して今の関係が崩れてしまうのを避けているだけなのかもしれない。
(いつか、聞かせてくれるかな……)
そのとき果たして、自分は彼女の全てを受け入れられるのだろうかと、少し考えてしまったシーズだが、娘の相手をしながらも、ときおりシーズに微笑みかけるアルテラに、そんな不安はどこかに消えてしまった。
それからしばらくしてミリアが遊び疲れて泉から出てくると、三人でバスケットに詰められたサンドイッチを美味しく食べた後、木陰でゆったりとした時間を過ごしていた。
「ミリアは寝ちゃったか?」
「はい、すごくはしゃいでいましたから」
いつの間にか眠ってしまったミリアは、母親の隣に横たわりながら、気持ちよさそうに寝息を立てていた。
アルテラは横に座りながら、愛おしそうにミリアのふわふわした髪の毛を撫で付けている。
(今なら、ちょっとぐらいイチャついても平気だよな?)
シーズはアルテラの背中に手をまわすと、細っそりとした肩をそっと抱き寄せた。
それに対してアルテラは、なにも言わずにシーズの肩に頭を乗せる。
いい雰囲気に欲がでたシーズは、おもむろに顔を寄せるとアルテラの唇をついばんだ。
「んっ……ちゅっ……」
アルテラもそれに応じるように、唇を触れ合わせる。
本当はこれぐらいで止めておくつもりだったのだが、アルテラの柔らかな唇の感触に興奮してしまい、彼女の口に舌を滑り込ませると、ねっとりとディープキスをし始める。
「んふっ、んっ……ちゅぷっ、レロッ……らんなひゃまぁ……んんっ」
激しくなる接吻に、アルテラは困ったように一度口を離すと、小声で囁く。
「あのっ、ここにはミリアがおりますし、続きは屋敷に戻られてからでも……」
「すまんアルテラ、我慢できない」
シーズは物音を立てないように、ゆっくりとアルテラを押し倒すと、スカートの中を弄った。
「あんっ、いけません……娘が起きてしまいますわ……」
「ぐっすり眠ってるし、音を立てなければ大丈夫さ、ほら」
もしもミリアが起きてしまったことを考えて、アルテラの服は脱がさず、スカートを捲って股間を隠すショーツの止め紐を解き、するりと抜き取る。
薄布が剥ぎ取られ、アルテラの卑猥な下の口が露わになると、口を押し付けて秘裂の奥を舌でほじくるよう舐める。
「ぁぁっ……ぅんっ……」
思わず声が出てしまいそうになるのを必死に押さえ込みながら、アルテラは膣口を愛撫されピクンッピクンッと体を震わせる。
こうなると身体は正直なもので、ダメと言いながらも意思とは裏腹に、膣からはトロリとした蜜液が湧き出してくる。
ピンク色の肉唇が愛液に濡れてヒクヒクと反応している様子を見て、シーズもズボンを半分ずり下ろすと、勃起したペニスを取り出した。
「挿れるよ、アルテラ」
「ああっ、本当にいけません、こんな、娘が眠っている隣でなんて……んぅっ、あぁっ……!」
弱々しく抵抗するアルテラを抱き押さえながら、シーズはアルテラのとろりとしたメス穴に肉棒を埋没させた。
【37話】眠ってる娘の隣で人妻メイドを犯して中出しするスケベ領主様
「あぁっ、んぅっ……!」
膣の中に肉棒が侵入してくる感覚に、アルテラの口から熱い吐息が漏れる。
「ほらアルテラ、声を出すとミリアが起きてしまうぞ」
シーズは耳元で囁きながら、ねっとりと絡みつく膣内を味わう。
「ぁぁっ……そんなっ……んっ、ぁっ……ぁッ……」
娘に気づかれないよう、アルテラも必死に声を抑えるが、男根に弄ばれる膣内は湧き出す愛液によって肉棒の動きをスムーズにさせる。
シーズとしても、年端もいかぬ少女に母親が男とまぐわっている場面など見せたら、ショックを受けてしまうだろうことは分かっているし、ミリアにそんな思いをさせたくないのだが、眠る子供の隣で母親を犯すというシチュエーションんが、なんとも背徳的で興奮してしまう。
(おぅっ、これはなんとも……)
いつものように快楽を求めて肉棒を激しく突き立てたりはせず、熱く蕩けた媚肉がニュルニュルと肉棒を圧迫する感触を味わいながら、ジュプリ、ジュプリと肉棒を膣壁に擦り付ける。
すぐに射精してしまうような激しい快感は得られないものの、肉棒を出し入れするたび、じんわりと痺れるような心地いい痺れが腰の周りをかけてゆく。
「あぁ、アルテラの膣内《なか》が熱くうねって、俺のモノを締め付けてくる」
「んっ……ぁっ、はぅっ……そんな、優しく膣内を撫でられたら……わたくし、あぁっ……旦那様ぁ」
アルテラもまた、いつもと違うゆったりとしたペニスの動きで膣を愛撫され、頬は上気しお腹の中を満たす甘やかな痺れに身を委ねはじめていた。
まるで獣のように野外で交わることに恥じらい感じらながらも、アルテラの膣内からは泉のようにトロトロと愛液が湧き出し、溢れた蜜が膣口から滴り落ちる。
シーズの肉棒も更に硬さを増してゆくが、しかし二人とも絶頂に達することはなく、いつまでも浸っていたくなる緩やかな快楽に包まれながら口を吸い合う。
「んっ、らんなひゃまぁ……んぷっ、ちゅっ、れろっ……ぅんっ……んむっ……」
唾液に濡れた舌をゆるゆると絡め、唇を舌で愛撫し、口の中で交尾するように交じり合う。
互いの息遣いと舌の絡む水音が頭に響き、鳥のさえずりも、木々の揺れる音もかき消してゆく。
「はぁっ、はぁっ……ずっとこうして、アルテラの膣内に入っていたいぐらい気持ちがいいよ」
「あんっ……わたくしも、旦那様のオチ○ポを膣内に感じて……あぁっ、子宮が疼いておりますわ……」
自然に囲まれ邪魔するものは誰もいない状況、まぐわうことに夢中になっている二人は、隣でミリアが眠っていることをすっかり忘れていた。
「んゅぅ……おかあさん……?」
「!?」
眠たげな声で母親を呼ぶ少女の声に、アルテラの上に覆いかぶさっていたシーズはぎょっとして、慌ててミリアとは反対側に転がり、横になってアルテラの背中に身を隠した。
「あっ、あらっ、どうしたのミリア? 目が覚めちゃったの?」
アルテラは視界を塞ぐように娘を抱き寄せる。
「うんぅ……あれぇ、だんな様はぁ?」
「旦那様なら、私の隣で眠っていてしるわ。だからもう少しお昼寝しましょ?」
珍しく慌てた様子を見せながら、アルテラは娘の背中をよしよしと撫でる。
「ぅん……ミリア、おひるね……するぅ……」
また、うとうととし始めるミリア。どうやらなんとかなりそうだ。
息を潜めていたシーズは安堵しつつも、股間では不完全燃焼のまま抜かれてしまった男根が自己主張したままだった。
シーズとしても、こんな半端な状態で我慢などできないので、後ろからそうっと、アルテラのスカートをめくりながら、アルテラの尻に勃起したペニスを擦り付ける。
(えっ、旦那様……!?)
娘を抱いているせいで体を動かすこともできないアルテラは、ズブリと膣内に肉棒が入り込んでくる感覚に身をよじる。
「ぁっ……! んっ……ぅぅっ……!」
「おかあさん……どうしたの?」
母親の様子に気づいたミリアが、ぼんやりと不思議そうに見つけてくる。
「ぅっ、んんっ……ぁっ、なんでも、ないのよ……んっ……ほらっ、ミリアはおやすみなさい……」
必死に声を抑えるも娘に気づかれそうになり、驚きでアルテラの膣がぎゅぅっと肉棒を締め付けた。
(うぉっ、すごい締まる……ッ)
体位のせいで先ほどとは違った締まり具合に腰をわななかせながら、シーズは滾った性欲に任せて激しくペニスを肉壷に突き立てる。
「ぁっ……はぁっ……ぁぁっ、うぅっ……」
ジュボジュボと後ろから突き上げられ、我慢しきれずに濡れた声が唇の隙間から漏れだしてしまう。
(あぁっ! だんなさまぁっ……はやく、イッてください……でないと、わたしっ……ぁぁっ!)
これ以上続けられたらミリアにバレてしまう。アルテラは膣を締め上げペニスをしごいて主人の射精を促した。
蠢く媚肉に肉棒を締め付けられ、あまりの快感に精巣から精液がこみ上げてくる。
(ぐうぅっ! あぁっ、もうっ、でるっ……!!)
どびゅるっ!! びゅるっ! びゅぶっ! どびゅ! びゅぅっ! どぷっ!
絶頂の手前でずっと溜め込まれていた快楽が一気に爆発する。それはマグマが噴火したかのごとく大量の精液が亀頭から迸った。
(ああアァッ……! 旦那様の精液っ、すごい量が……子宮の奥まで流れ込んでくる……)
寝息を立てる娘を抱きしめながら、アルテラは腹の中を駆け巡る精液の熱を感じながら絶頂を迎えた。
溜め込んだ性欲を全てアルテラの膣に吐き出したシーズは、彼女を後ろから抱きしめながら脱力感に身を委ねる。
(はぁぁっ……気持ち良かった……これは、クセになりそうだな……)
(娘がいるというのに……旦那様ったら……それに私も……こんな感じてしまうなんて……)
それぞれ胸中で独りごちながら、なんだか動く気になれない二人も、そのまま眠りについた。
森を吹き抜ける風に撫でられながら、三人は穏やかな寝息を立てるのだった。
*
そして屋敷への帰り道でのこと。
「すまんアルテラ、調子に乗りすぎた」
さすがに反省したシーズが、こそこそと謝るものの、アルテラはいつもの完璧な笑顔を向けてくる。
「うふふ、いやですわ旦那様」
「えっ……」
「うふふふふっ」
「ははっ、ははは……」
なにを言えばいいのか分からず、乾いた笑いをするシーズを放って、アルテラは娘の手を引いてサッサと歩いて行ってしまった。
(こわっ……)
屋敷に帰るまでアルテラは口を聞いてくれなかった。
【38話】対決!ケモミミ巨乳人妻メイドVS変態美少女幼馴染
ある日の昼下がりのこと、マリーレイアは中庭のテラスでアフタヌーンティーに興じていた。
向かいの席にはミリアを座らせ、アルテラは給仕として側に控えている。
優雅な午後のひとときに見えるが、そこに会話はなく、場は息苦しさを感じるほど重々しい静寂に支配されていた。
理由は明白だ。いつもなら彼女たちの間を取り持つ役割をしているシーズが不在だからである。
彼はお茶会が始まるや否や、残っている仕事を片付けねばならないという理由で早々に退席してしまったのだ。
しかし、本当は仕事なんて方便で、シーズにはとある目論見があった。
彼は彼女たちの親睦を深めるために、このお茶会を画策したのだ。
というのも、以前にマリーレイアと一夜を共にしたのをアルテラに目撃されてしまったことで、シーズは自分を巡って女同士の諍《いさか》いが生じてしまったと考えた。
しかし、後から二人に尋ねてみれば、どちらもさして気にしてないような反応をするではないか。
そこでシーズはまた余計なことを考えてしまった、「なんだ、じゃあ何も気にせず三人で仲良くすればいいじゃないか!」と。
なんとも恐れを知らぬ所業である。どうやらこの領主様、女の言葉を疑いもせず真に受けてしまう性質のようだ。
その結果、この凄惨なお茶会が幕を開けてしまった。
シーズとしては「いつも男の自分が一緒に居たら、遠慮して女同士の会話もできないだろう」と気を利かせたつもりであったが、こんなの危険な薬品を適当に混ぜるエセ錬金術士のごとき愚行である。
(旦那様は何を考えていらっしゃるのかしら……)
(あのバカは何を考えてるんだ……)
どうやら彼に対する不満という点に関してだけなら、二人の胸中は一致しているようだ。
そして、この不穏な空気に包まれる中で、ミリアだけが何も知らずご機嫌な様子で菓子を食べていた。
「…………」
「…………」
気まずい沈黙。それを先に打ち破ったのはマリーレイアだった。
「そういえば、あいつ抜きでアルテラさんとこうやって話すのは初めてかな」
紅茶の香りを味わいながら、マリーレイアは給仕をするアルテラに語りかける。
「そうでございますね――マリーレイア様はいつも旦那様とご一緒ですから」
「なぁにキミほどじゃあないさ――私は昼間だけだしな」
ほんのご挨拶とばかりに相手の鼻先にジャブをかます淑女たち。
「ウフフッ」
「アハハッ」
ミリアの獣耳が不穏な空気を察知したようにピクリと揺れる。それは獣人の本能か、それとも幼いながらも女の直感か――。
お菓子を食べる手を止めて、まるで笑い声で威嚇しあっているような二人を交互に見比べる。
ミリアはこれによく似た光景に見覚えがあった。
そうだ、これは屋敷の近くに住み着いているメス猫たちが喧嘩をする直前の様子に似ているのだ。
であれば、なーなーと、剣呑な鳴き声で牽制し合っている拮抗状態が崩れたが最後、意味をなさない金切り声をあげながら、取っ組み合いの喧嘩が始まってしまうだろうことは幼女にだって想像ができる。
(たいへん! おかしがあぶない!)
ミリアはまだ菓子の残っている皿を確保すると、この後に繰り広げられるキャットファイトを予感し、ハラハラしながらも手にした焼き菓子をせっせと食べる。
「アルテラさんて、アイツのこと、どう思ってるのかな?」
幼女が菓子をもぎゅもぎゅと頬張りながら見守るなか、マリーレイアは核心に迫る右ストレートを放った。
「どう、と申しますと?」
「シーズのことを一人の男として好きなのかい?」
「私は一介の使用人にすぎません。旦那様に懸想《けそう》するなど、恐れ多いことですわ」
「夜のお供も使用人の仕事だと?」
その言葉にアルテラの顔が一瞬こわばったように見えたが、やはり彼女の感情は柔和な笑みで覆い隠されていた。
「旦那様は私たちのような身寄りのない獣人の親子に手を差し伸べてくれたお方です。旦那様がお望みでしたら、私はなんなりと」
「へぇ、そりゃあ殊勝なことだ」
アルテラが屋敷に住み込むこととなった経緯をシーズから聞いていたが、その全てを信じるほどマリーレイアはお人好しではなかったし、二人の関係にも違和感を覚えている。
このような美女が側にいれば、女を知らなかったお坊ちゃんがほだされてしまうのも無理はないが、それにしたって、シーズという男はこうも色香に弱く節操のない男だったのだろうか?
昔からお人好しで考えの甘いところがあったけれど、生真面目で曲がったことが嫌いな性分だったはず。
誕生日パーティーで再会したときから、シーズの変化には気づいていたが、この屋敷に来てその理由もわかった。
マリーレイアには、今のシーズがアルテラという沼にはまって抜け出せなくなっているように見えた。
「マリーレイア様こそ、旦那様にご好意を抱かれているのではございませんか?」
意趣返しのように尋ねるアルテラ。しかしマリーレイアは面と向かってこう答える。
「そうだよ、私はあいつを好いている。もちろん一人の男としてだ」
マリーレイアの意外な返答にアルテラは目を瞬かせる。
「あいつは昔から、単純でお人好しで甘っちょろくて……そのくせ妙に頑固なところもあってさ」
過去を懐かしむように、マリーレイアは空を見上げる。
「普通の男は私みたいな捻くれた女を煙たがるっていうのに、あいつだけはいつも私の側に居てくれた……そんなやつ、好きになるのは当たり前だろ?」
シーズのことを語るマリーレイアの表情は優しく、彼女にとって彼が大切な存在だということが伝わってくる。
「だからさ、もしもあいつを誑かそうとする女がいるなら――ああ、それは見過ごせないさ、なあ?」
音を立てて置かれたティーカップ。マリーレイアの鋭い視線がアルテラを射抜く。
人形のように丹精な顔立ちをした彼女が凄味をきかせると、その顔はまるで呪いの人形のように恐ろしい。
しかしアルテラの胆力も大したもので、顔に張り付く笑みには微塵の揺らぎも感じさせない。小娘とは培ってきた面の皮の厚さが違うのだろう。
この場にシーズがいたら睨み合う女のプレッシャーに押し潰され竦み上がっていたに違いない。
一触即発。
傍観していたミリアは緊張にゴクリと喉を鳴らして菓子を飲み込む。
そしてついに衝突するかと思ったそのとき――。
「なぁんてね」
張り詰めた空気は、マリーレイアの気の抜けた一声であっさりと萎んでしまった。
これにはアルテラもきょとんとした顔になる。
「普通の女っていうのはこんな風に恋バナで盛り上がるんだろ? うん、なかなか楽しいお茶会だったな」
カラカラと笑うマリーレイア。それはまるで、今までのやり取りは全部お芝居でしたといった口ぶりだが、もちろんそんなわけがない。
マリーレイアが本気だったことはアルテラにも分かっていたし。それが相手に伝わっていることはマリーレイアにも分かっている。
冗談交じりに自分の胸中をさらけ出すことで、表立った対立は避けながらもアルテラに釘を刺したのだ。
「そうそう、これから私のことはマリーと呼んでくれ、私もアルテラって呼ばせてもらうからさ」
アルテラにとってもマリーレイアと衝突する利点などありはしないので、その申し出を受けないわけにはいかないだろう。
「かしこまりました……マリー様」
こうして二人の間には、晴れて新たな絆が結ばれたのであった。
例えるなら、相手が逃げられないように互いの腕に巻きつけられたロープのような。
「やあやあ二人とも、なんだか話が弾んだみたいだネ?」
そこへ頃合いを見計らったかのように、元凶となった男が呑気な面をして歩いてきた。
これには女性二人もイラッとせざるをえない。
「ああ、おかげさまで有意義な会話をすることができたよ、後片付けはお前がやっとけよ、ナッ!」
横を通り過ぎるマリーレイアの肘がシーズに脇腹に食い込んだ。
「痛づぅ!?」
腰を折って痛がるシーズの頬を、反対側からアルテラの指が摘みあげる。
「まあ、ありがとうございます旦那様。それではお願いいたしますね」
「はっ、はひ……」
笑顔の向こう側に恐ろしい圧力を感じたシーズは、何も言い返せぬまま従ってしまう。
そして女性二人が去っていくのを黙って見届けるのであった。
「女はわからんなぁ、ミリア」
シーズは得心がいかぬ様子で椅子に座ると、冷めた紅茶を飲みながら少女に語りかける。
「わからーん」
ミリアもそれに頷きながら最後のお菓子を口に運んだ。
【39話】巨乳人妻メイドの色香はどんな男でも惑わす
ある日、ラングレイブ家の屋敷に旅の商人が訪れた。
「各地を巡り集めた珍しい品々を是非とも領主様にご覧いただきたく存じます、ハイ」
つまるところは訪問販売である。
応接室に通された商人の男は年季の入った手もみをしながら、テーブルの上に次々と品物を並べてゆく。
「こちらの織物など、砂漠の国より仕入れた一品でございます」
「確かに、こんな見事な刺繍は見たことがないな」
シーズが手にした織物を後ろで控えているアルテラに見せると、彼女は微笑みながら静かに頷いた。
「はい、とても素敵な品でございますね」
対面に座っていた商人は、アルテラの美貌に魅入られたかのように、愛想笑いも忘れて彼女をじっと見つめる。
「どうかされたかな?」
シーズに声をかけられた商人は、我に返ると慌てて頭をさげる。
「いや、失意礼いたしました。そちらのご婦人があまりにお美しいもので、つい見とれてしまいました」
きっとそんなことは言われ慣れているのだろう、アルテラは顔色一つ変えずに優雅な会釈をする。
その仕草がまた気にいったのだろう、商人がアルテラの興味を引こうと矢継ぎ早に話しかけるのを、途中でシーズがゴホンと咳払いをして遮った。
「いや、今日は珍しい品を見せてくれてありがとう。すまないが、これから別件があるのでね」
「やっ、さようでございますか、わたくしは数日こちらの街に滞在しておりますので、なにかご入用がありましたら是非」
「ああ、そうさせてもらうよ」
そして商人は名残惜しそうにアルテラの顔を何度も振り返りながら屋敷の門を出て行った。
「すまなかったなアルテラ」
「なにがでございますか?」
「いや、さっきの商人がきみのことを随分気にしていたようだから」
「きっと獣人が物珍しかったのですわ」
アルテラはとくに気にした様子もなかったが、商人が彼女を熱い視線で見つめていたのは、けっして物珍しさだけではないことぐらい、シーズにだってわかる。当人であれば気づかないはずがない。
(やはり、こういうことには馴れているんだろうな)
こんな美人が男に言い寄られないわけがない。あまりアルテラを見知らぬ男の前に出すのは避けるべきかと考えたシーズだが、まさか商人が次の日も屋敷を訪れるとは予想しなかった。
訪問者の対応にアルテラが姿を見せるや、商人はここぞとばかりに彼女に詰め寄って、あれやこれやと話しかけてきた。
何事かと駆けつけたシーズが理由つけて追い払ったのだが、そこは商人、ただでは引き下がろうとせず、献上品として置き土産を残しっていった。
上等な酒が数本と、なにやら小箱が一つあったので開けてみると、中には美麗な細工のブローチが鎮座しており、そこに添えられたメッセージカードには『美しい貴女へ』と書かれていた。
隣で見てたいアルテラと目が合う。
「とても綺麗なブローチですね旦那様」
「うっ、うん、そうだな……」
おそらく相当な値打ち物だろう。こんなでかい宝石のついた装飾品はとてもじゃないがシーズには手が出ない。
うっとりとした目で宝石を見つめるアルテラの仕草が心に刺さる。
アルテラが身につければきっと彼女の美貌を引き立ててくれるにちがいない。彼女にあげれば喜ばれるだろうが──下心のある男が贈ってきた品を彼女に渡す気にはなれなかった。
「これは……マーサにだな」
「はあ」
そしてブローチはしかめっ面をする老婆が受け取った。
ちなみに、他の酒は全てドイル老にあげた。「いいんですかい若? こんな上等な酒を貰ってしまって」と恐縮していたが、とても自分で飲む気にはなれなかった。
そしてあくる日も、商人はまるで頃合いを見計らっていたかのように、アルテラが屋敷の外へ出てきたところにヒョッコリと現れたかと思えば、いきなり熱烈な求愛をしてきたのだった。
たまたま部屋の窓からそれを目撃したシーズは、驚いて外に飛び出してゆくと、どういうつもりだと語気を荒げて商人に問い詰める。
すると商人は開きなおって、「どうか彼女を私にお譲りください」とのたまうではないか。
「急に何を言い出すかと思えば、アルテラは物じゃあないんだぞ」
「でしたら、彼女の意思さえあればよろしいのですね? いかがでしょうアルテラさん、私の妻となっていただければ女中のようなことはさせません。何不自由のない暮らしをお約束します。もちろん領主様にも相応のお支払い致しましょう」
さすが商人の舌はよく回る。こちらに喋らせないまま勝手に話を進めようとする商人に、シーズもしだいにイラついてくる。
「いい加減にしろ、そんなこと彼女が望むわけがない」
「それは貴方のお考えでは? どうかアルテラさんの口から本心お聞かせください」
問われるような視線に、あらあらと困ったふうな顔をするアルテラ。
「まぁ、どうしましょう……わたくし、旦那様に大変な恩がございますのよ」
アルテラの返答を聞いてシーズは落胆した。彼女のことだからキッパリと断ってくれるものだと思っていたいのに、まるで迷うような素振りを見せられてしまった。
(それじゃあ……恩さえなければ、この商人について行くっていうのか?)
胸の内にざらついた感情が湧き出してくる。
「でしたら、その”恩”も含めて、私は領主様に金貨500枚をお支払いいたしましょう」
シーズが動揺しているうちに、商人は流れを掴もうと次の手札を切ってくる。
女一人に金貨500枚など馬鹿げている。普通ならありえない金額だが商人の目は本気だ。
アルテラは驚いたかのように口元に手を当てながら、シーズに視線を送る。
(なんだその目は……俺にどうしてほしいんだ)
これ以上この場にいるべきではないと判断したシーズは、強引に商人からアルテラを引き離す。
「どうやらあなたはまともではないようだ。そちらにアルテラを渡すことはできないし、今後この屋敷には近づかないでいただこう」
そう言い捨て、アルテラを連れて屋敷に戻ろうとしたとき、商人は必死の形相でアルテラに向けて手を伸ばした。
「まっ、まてっ———!」
「きゃっ!」
しかし商人の手が届く前に、シーズが彼女を後ろに庇う。
「まて、まってくれ、お願いだ、彼女を私に……!」
阻まれながらも血走った目でアルテラに迫ろうとする商人の様子に危険を感じたシーズは、右手で商人の胸ぐらを掴むとグイッと引き寄せて眼前で睨みつける。
「いい加減にしろ、これ以上見過ごすことはできないぞ」
商人は首元を締め上げられ苦しそうにもがいていたが、しだいに落ち着きを取り戻していったかとおもえば、今度はなにやらキョロキョロと辺りを見回しだす
「わ、私はいったい……領主様の屋敷で、どうして、こんなことを……」
「なに?」
態度の急変した相手を訝しみながらシーズが手を離すと、商人はその場で平伏する。
「もっ、申し訳ございませんでした領主様! 私は、なっ、なんという無礼を……」
先ほどまでの威勢はどこに消えてしまったのか、商人は自分のしでかしたことに怯えた様子で、額には玉のような汗を浮かべている。
まるで人が変わったかのような様子にシーズも呆気にとられ、先ほどまで頭に上っていた血がすっと引いていった。
「……いや、もういい。今回のことは多めに見よう。荷物をまとめ、この街から早々に立ち去るんだ。わかったな?」
「かっ、かしこまりました!」
首のつながった商人は、一目散にその場から逃げだした。
(いったい、なんだっていうんだ……)
どうにも腑に落ちないシーズが後ろを振り向くと、そこにはいつも通り静かに微笑むアルテラが立っていた。
「旦那様、お怪我はございませんでしたか?」
「ああ、平気だ……」
「あの方は一体どうされたのでしょうね?」
まるで他人事のような口ぶりに、シーズはため息をつきながら彼女の手を掴む。
「アルテラ、ちょっと来てくれ」
「あんっ」
シーズは強引に彼女の手を引きながら自室へ連れ込んだ。
「痛いですわ旦那様、いったいどうなさったのです?」
「アルテラ、ああいうことは止めてくれないか」
「ああいうこと、とおっしゃいますと?」
「さっきみたいに、よその男に気を持たせるような素振りをすることだ」
「ふふっ、旦那様ったら、そんなに私が他の男性とお話するのがお嫌ですか?」
「アルテラ、からかわないでくれ」
とぼける口ぶりのアルテラに、シーズの口調が若干硬くなる。
「からかうなんてそんな、私は旦那様のおっしゃることならなんなりと聞きますわ、さあ、ご命令なさって」
「命令したいわけじゃないんだ」
「でしたら私、きっとまた知らない男性に言い寄られてしまいますわ。こんどはきっと、旦那様の知らないところで別の男に唇を奪われて、胸をまさぐられ、ここを弄られて……」
アルテラはいやらしく身をよじりながら、豊満な乳房をなぞりスカートに隠された秘部に指を這わして、挑発するような瞳でシーズを見つめてくる。
「アルテラ、頼むから俺を困らせないでくれ」
「うふっ、旦那様が何を困っていらっしゃるのか、アルテラにはわかりません」
まともにとり合おうとしないアルテラに業を煮やしたシーズは、彼女の体を乱暴にベッドに押し倒した。
【40話】人妻メイドに無理やりフェラチオさせて口内射精する旦那様
柔らかなベッドの上に倒れ込む二人。
仰向けになって手首を押さえつけられるアルテラ。しかし、その表情に恐れは見られず、むしろ「どうなさるおつもり?」と試すような瞳を向けてくる。
ここで尻込みするわけにはいかないシーズは、アルテラの胸元に手を伸ばしてボタンを外してゆく。
はらりと脱がされた服の内側から、押し込められていたふくよかな双丘が姿を見せる。
「いつ見ても、いやらしい胸だな」
「あんっ」
娘がいるというのに全く垂れた様子もない乳房は、しかし成熟した女性特有のしっとりと手に吸い付くような柔らかさでもって、シーズの手の動きに合わせてふにゃりと形を変えて揺れ動く。
綺麗なピンク色をした乳輪の周りを指でさすってやると、大人しかった乳首がむくりと起きだす。
「どうもアルテラは、俺のことを甘くみているようだ」
指先で摘まれた乳首が、ギュッと捻り上げられ指の間で圧し潰される。
「んぁぁっ!」
快感と痛みによって、アルテラの口から小さく悲鳴が漏れる。
「聞き分けのないメイドにはお仕置だ」
シーズはズボンを脱ぐと、まだ硬くなっていないイチモツを取り出して、アルテラの顔に近づけた。
「ほら、舐めるんだ」
アルテラは黙ったまま、突きつけられたペニスに手を添えると、濡れた舌先で鈴口を舐めてから、次第に根元に向かってゆっくりと舌を這わせてゆく。
「……んっ、ちゅぷっ、れろっ……ぴちゃ……」
ぬらりとした舌に刺激された男根はすぐさま硬さを増してゆき、手の支えがなくとも反り返るほどに太く膨れ上がった。
「アルテラ、きみの主人は誰だ?」
「んっ……れろっ……それは、あなた様です……」
「それがわかっていながら、君はあんな商人の男に色目を使ったのか?」
「そんな……んっ……色目だなんて……ちゅぷっ……わたくし、そんなつもりは……」
「言い訳をするな」
シーズはアルテラの口内に勃起したペニスをねじ込むと、自ら腰を動かして口の中を出し入れする。
「んぐぅっ! んっ、ふぅん……んぶっ……」
苦しそうに呻くアルテラに構わず、そのまま抽送を繰り返す。
「俺は、きみが別の男に微笑むのを見るだけで、どうしようもなく苛立ってしまうんだ」
「うぶっ、じゅぽっ……じゅぷっ、んっ、んぉっ……」
肉棒から伝わる口腔のぬめらかな熱を感じながら、シーズはたまらない気持ちよさと、胸の内に湧き出す嫉妬の疼きに顔をしかめる。
口を塞がれているせいで返事をすることができないアルテラは、涎をこぼしながらも、ひたすらに口を犯す肉棒を受け止め続ける。
どんな気分であったとしてもアルテラのフェラチオが気持ちいいことに変わりなく、彼女の口内の温もりを感じながら、射精感がどんどんこみ上げてくる。
「ぐぅっ……出すぞ!」
ビュルッ、ドビュッ、ビュクンッ、ドプッ
お仕置きと言わんばかりに、遠慮なく突き入れられた肉棒から、アルテラの口内に大量の白濁液が放出される。
「んぐっ、んっ、んぶっ、んんっ……!」
すえた匂いが鼻の奥まで広がっていくのを感じながら、アルテラは主人の精液を一滴もこぼさぬよう口で受け止める。
「うっ……はぁっ……はぁっ……」
射精の鎮まった肉棒を口内からズルリと引き抜くと、アルテラは精液をこぼさぬよう、口元に手を当てながら、口を開いて中を見せる。
「んぁっ、らんなひゃまぁ……いかがれふかぁ……」
口内には白くドロドロした生臭いザーメンが舌が隠れてしまうほど、なみなみと注がれていた。
「よし、いいぞ……吐かずに飲み込むんだ」
「んっ、ふっ、んぐっ……んっ……んぅっ……」
アルテラは口を閉じると、口内に溜まった精液をゴクリと喉を鳴らしながら嚥下し、もういちど口を開いて、中に残ってないことを見せる。
アルテラのような美女が自分の精液を飲む姿に、シーズはどうしようもなく興奮してしまう。
顔が熱くなるのを感じながら、彼は続けて命令を口にする。
「アルテラ、こちらに尻を向けろ」
「かしこまりました……旦那様」
言われた通りにうつ伏せになったアルテラが尻を突きだすと、シーズは我慢できないといった様子でスカートを捲り上げて、丸見えになったムチムチのメス尻を両手で掴み、荒々しく揉みしだく。
「いやらしい尻だ……いままで何人の男にこの尻をふってきたんだ?」
「あぁっ、そんなこと、おっしゃらないでください……」
こんな器量のよい女を男が放っておくはずがない。きっと、あの商人と同様に、彼女に恋い焦がれる男が後を絶たなかったことだろう。
どこの誰とも知らない男たちによって、アルテラが抱かれたことを考えるだけで、嫉妬の炎が彼の胸を焼け焦がす。
シーズの手が乱暴にショーツをずり下ろすと、彼女の秘部からはムッとするような蒸れたメスの匂いが沸き立ち、透明な蜜がトロリと糸を引いていた。
「もうこんなにほぐれてるじゃないか、そんなにコレを挿れて欲しかったのか?」
「あんっ……申し訳ありません旦那様ぁ……わたくし……旦那様の逞しいものが、欲しくてたまらないのです……」
「だったら、ちゃんとお願いするんだ」
主人がナニを求めているのか理解してるアルテラは、尻を突き出しながら濡れた秘部に指を這わすと、厚く盛り上がっている肉唇をぱっくりと開いて、ピンク色の膣内を主人に見せる。
「お願いいたします旦那様、どうかアルテラの卑しいオマ○コ、旦那様の逞しいオチ○ポを挿れてくださいませ」
男を誘うようにヒクヒクと蠢きながら蜜を滴らせる肉壷を前にして、誰が我慢できるというのだろうか。
雌穴を前にしたペニスは亀頭から先走り汁を垂らし、いますぐ彼女を犯したいと叫ぶかのように、震えながら血管を浮きだたせている。
アルテラを躾けてやろうなどと考えていたはずなのに、気づけば余裕がなくなっているのはシーズの方だった。
もう、我慢することなど不可能だ。
シーズはトロトロにほぐれた膣口に亀頭をあてがうと、ぬったりとした粘膜が絡みつくのを感じながら、雌穴に肉棒を突き立てた。


