ピチャッ、ピチャッ。
閉ざされた静寂の保健室に卑猥な水音が響く。
私は床に跪き、無造作に放り出されたイオリの足の甲に舌を這わせる。
「んっ……ぁっ」
じっくりと味わうように、唾液でぬめった舌で何度も何度も舐め上げる。
ピチャリ、ピチャリ。
くすぐったいのか、それとも嫌悪感によるものなのか、イオリの口から漏れる呻き声を聞きながら、私はひたすら舌を動かし続けた。
「ふっ……ぅんっ、大人のくせに……そんな、みっともない格好で女子の足を舐めるなんて……先生は、ほんと……気持ち悪いな……」
下を向いてるせいで彼女の顔は見えないが、きっと蔑んだ眼差しで、ゴミを見るような目で、私のことを見下ろしているに違いない。
んほぉぉっ! 興奮しゅるぅぅぅっ!!
軽蔑するゴミ虫野郎の唾液でイオリの綺麗な足が汚されていると考えるだけで勃起が止まらないぞ!
彼女の柔らかなふくらはぎの手触りを堪能しながらも、押しつけた舌はヌルヌルと足を這い上がってゆき、褐色の脚に唾液で透明な線を描きながら、やがて太ももへと到達する。
硬すぎず柔らかすぎず、しなやかに引き締まった太股に頬擦りをしながら、ペロペロを舐め回す。
「はぁっ……ぁっ、……んぅ……ぁぁ!」
股の間に頭を潜りこませ、太ももの内側に唇を押しつけて舌を蠢かせると、そこが弱点だったのか、イオリが大きく体をよじらせて悲鳴をあげた。
いかん、ちょっと際どい所を攻め過ぎたか?
ブチギレたイオリに蹴飛ばされるのを覚悟したが、いつまでも反応がないことに疑問を感じ、恐る恐る顔を上げる。
そして、私の目に映ったのは、頬を赤らめ、熱っぽく瞳をうるませたイオリの姿だった。
わぁお、イオリちゃんメッチャ感じとるやんけ。これは更に過激なこともイケるんじゃないか?
私は調子に乗って両手でイオリの股を開かせると、丸見えになった股間に顔を近づけた。
股間を覆う薄布はこんもり膨らみ、よく見ればクロッチ部分には大きな濡れ染みが広がっているじゃあないか。
鼻を近づければ、汗で蒸れた恥部の濃厚で甘酸っぱい匂いが鼻腔から侵入して頭がクラクラとする。
我慢できず、私は染みの付いたクロッチを舌の先で突きベロリと舐め上げる。
「ひぁぁっ! 先生っ、そっ、そこっ……だめっ!」
イオリは驚いて私の頭を引き離そうとするが、ショーツの上から舌でこねくり回してやると、彼女は悲鳴をあげ、次第に抵抗する力は弱まってゆき、やがては為すがままになった。
「うぅっ……んっ、ぁぁっ……ぁっ、ぁぁ」
唾液でぐっしょりと濡れたショーツには縦スジの形がくっきりと浮かび上がり、ワレメをなぞるように舐め上げてやると、トロリとした愛液が奥から染み出てくる。
この奥にはトロトロにほぐれたイオリのマンコが隠れているのだ。
吸い寄せられるように伸びた手が邪魔な布をずり下ろすと、クロッチに付着した愛液がとろりと透明な糸を引き、その下から柔らかに膨らんだ肉唇がピタリと合わさったヴァギナが姿を見せた。
まだ男に触れられたことがないイオリの女性器、けれど今や私の唾液によってグッチョリと濡れている。
私は衝動のままに大きく開いた口をヴァギナに押し付けると、ワレメの中に舌を潜り込ませ、にゅるにゅると蠢かせる。
「ひぐっ♡ ぁあッ……♡ あふぁっ♡ ンッ♡ ぅぅっ♡♡」
柔らかな肉唇の中は熱くヌメって、舌でほじくると奥の穴から蜜液が溢れ出す。
膣口への激しい愛撫の快感を恐れてイオリが腰を引こうとするが、私は逃すものかと両手で太ももを押さえ込むと、さらに奥へと舌を捻じ込む。
狭い穴の中に舌がヌルリと侵入すると、イオリは悲鳴を上げて体を仰け反らした。
「アぁッ! うぅうっ……うぅぅうッ!」
未知の刺激に翻弄されるイオリの膣へ、私は容赦無く舌を出し入れする。
「まっ、まって、先生ぇっ、それいじょうされたら……ぅぁっ♡ あっ♡ あっ♡ あァッ……ッ♡♡♡」
一際大きな嬌声と共に、膣から迸った飛沫が私の顔を盛大に濡らす。
絶頂の波に呑み込まれながら体を痙攣されていたイオリは、しばらくして力が抜けたように、くたりとベッドの上に倒れ込んだ。
彼女をイカせたことを喜びながらも、私の股間は煮え滾る性欲によって破裂しそうなままである。
頭は熱に浮かされ、イオリのメス穴にペニスを挿入にしたいという衝動だけが体を突き動かした。
邪魔なベルトの留め具をカチャカチャと外し、ズボンと一緒にパンツをずり下ろすと、先端からガマン汁を垂れ流し痛いぐらいに膨れ上がった肉棒が飛び出した。
激しいアクメでぼんやりとしていたイオリが初めて見るグロテスクな男性器に目を見開く。けれど、彼女は騒ぐことも逃げることもしなかった。
合意は取らない。たとえ拒否されても今さら止めるつもりはない。
私はイオリの上に覆いかぶさり、彼女に見つめられながら、肉棒の先端をワレメに当てがう。
挿れただけで孕ませてしまいそうな妊娠汁にまみれた勃起チンポ。その先っぽが柔らかな肉唇の中につぷりと沈み込むと、その奥にある小さな穴に引っかかる。
「あ、あぁっ! ンッうぅっ……ッ!」
苦しげな声を上げるイオリに申し訳ないと感じながらも、腰を落として強引にペニスを押し進める。そして、先っぽが穴をこじ開けた瞬間、今までの抵抗が嘘のようにペニスは一息に膣奥に埋没し、熱くうねった膣肉がペニスを包み込んだ。
「あっ……うぁ……ンンッ、ほんとにっ、挿れた……大人なのに、先生なのに……ッ」
膣内はチンコが溶けてしまいそうなぐらい熱くぬかるんで、動いていないのに絡みついた肉襞が竿をシゴいてくる。
私は高まる射精感を必死に我慢しながら、快感を求め腰を動かすと、膣壁のツブツブが擦れて痺れるような刺激が肉棒を駆け巡る。
チンコが押し潰されそうなキツイい締め付けと、まとわりつく柔らかな肉襞の同時攻撃は気を抜いたら一瞬で射精してしまいそうなぐらい気持ちイイ。
最初は苦しげだったイオリも喘ぎ声に艶が混じりはじめていた。
先生のチンポの味はどう? 私たち、けっこう体の相性良いと思わない?
「はぁっ、ぁっ……そんなわけ……ないだろっ、ほんと、気持ちわるい……んむっ、んぅっ♡」
あくまでも素直にならないイオリの口を唇で塞ぎながら、私は更に勢いよく腰を打ち付ける。
ぱちゅっ、ぱちゅっと水音を立てながら、引き抜いたチンポを膣奥まで一気にねじ込む。
激しい動きにスチールベッドのパイプフレームがギシギシと軋んだ音を立てる。
膣の行き止まりにぶつかったチンポをグリグリと動かすと、イオリの体がビクンッと痙攣する。
「んうっ♡……んぷっ、ちゅぱっ……ふっんぅ♡……ひぇんひぇ……それ、らめぇ……♡♡♡」
精子のついたチンポで子宮口をノックしてやると、口では嫌がりながらも、イオリの子宮は本能的にオスの精子を求めて先っぽに吸いつてくる。
イオリ! わかる!? 私のチンポとイオリの子宮がキスしてるよ! 今からイオリの子宮に精子がたっぷり詰まったドロドロザーメンぴゅっぴゅっするからね! 排卵してたら間違いなく受精しちゃう濃厚精子を中出しするから!! 私の赤ちゃん孕んでイオリ!!!
自分でも最高に気持ち悪いと思えるセリフを吐きながら、私は爆発寸前だった射精感を一気に解放した。
ビュルルッ! ドビュルッ! ドブッ! ビュルッ! ビュブッ! ドビュルルッ!
噴火するマグマのごとく、キンタマに溜め込まれていた精液が精管を押し広げながら一気に放出される。
その勢いたるやオナニーの比ではない。亀頭が密着した子宮口から大量のザーメンがイオリの子宮へと流れ込む。
「あぁアアアッ♡♡ 先生のが、中にっ、出てっ♡♡♡ ひぐっ、ひあぁッ♡♡♡ んっ、あっあぁアアぁァッ♡♡♡♡」
子宮がザーメンで犯されるのを感じながら、イオリもまた悲鳴を上げ絶頂に体をのけぞらせた。
うぉぉおっ! 孕め! 孕めイオリぃぃぃぃ!!!
最後の一滴まであますことなく、赤ちゃん汁を注ぎ込まんと、亀頭でグリグリと精子を塗りたくりイオリの子宮にマーキングする。
ふひひぃっ! これでイオリは私の女だぜっ!
完全に射精が終わってから挿入していたチンポをずるりと引き抜くと、やがて膣奥から子宮に入りきらなかったザーメンがごぽっと垂れ落ちてくる。
だらしなく倒れたイオリの褐色の太股に白く濁った精液はとても映える。
ふぅ〜、気持ち良かったぜ!
いつの間にか陽が沈んで暗くなっていた窓の外を眺めながら。いつも自分を汚物のような目で見るイオリを征服した満足感に浸っていた、そのときだった──。
冷たくて硬い感触がゴリッとこめかみに押し付けられる。
「知ってるか先生? この銃の引き金はあんたが思っているよりもずっと軽いんだ」
イオリ愛用のスナイパーライフル、風紀を乱す規則違反者に容赦なくぶっ放されるその銃口は、いま私の脳天に狙いを定めていた。
火照っていた体は突きつけられた死の形によって急速に体温を失う。
忘れていた。ここはゲヘナ学園、銃弾と硝煙が支配する悪魔の都。
私の命など、彼女がその気になれば虫けらのごとく散らされてしまうのである。
カチャリと、乾いた装填音が死を宣告する。
やばい、マジじゃん……これ、マジで殺されちゃうやつじゃん……ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ。
イオリのことだから、なんだかんだ言っても最後はノリで許してくれると思ってたのに! いやだ! 死にたくない! 私まだ死にたくないよぉっ! まだ他の女の子ともエッチなことしたいよぉぉぉ!!
「言い残したことがあるなら聞いてあげる」
カラカラになった喉は上手く呼吸ができず、ひっ、ひっ、ひっ、とシャックリのように音を鳴らす。
なにか、なにか言わなければ! 最後のチャンスだ、ここで上手い言い訳ができなければ、私の頭から真っ赤な花が咲いてしまう!
それだというのに、出てくるのは涙と鼻水だけだった。
あひぃぃっ、ひぃぃっ、ひぃぃぃぃっ!
極限状態でまともに頭が働かないまま、喉の奥から捻り出された言葉。
イオリちゃんペロペロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
────────あっ、これは死んだわ。
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あれっ? まだ死んでない?
錆び付いた機械のようにギリギリと首を動かすと、イオリは呆れた顔で私を見つめていた。
「はぁ……先生は本当に気持ち悪いな」
ため息まじりにそう呟くと、イオリは銃を下ろして乱れた服装を正すると、私を残して保健室から出て行ってしまった。
許された……のか?
ここはキヴォトス。
性と死が交錯する学園都市。
私は今日も彼女たちの匙加減で生き延びている。
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その後、私は保健室に残って思い出しオナニーをしていたところをアコに見つかり留置所送りとなった。