どうしてこんな事になったのか――。
自室のベッドに押し倒されながら、神崎麻奈美は恐怖と悲しみの涙に濡れた瞳で相手を見つめていた。
興奮しているのか鼻息も荒く、欲望が抑えきれないといわんばかりに、シャツのボタンは無理やり引きちぎられ、その弾みでブラの片側からはふくよかな乳房が露出している。
抵抗したくても、覆いかぶさるように押さえつけてくる男の腕力に抵抗できるはずもなく、しゃぶるように乳房を舐めまわされ、敏感な乳首を吸われてしまうと、嫌でも身体が反応してしまう。
「ひうっ! あぁっ、いやぁっ……っ! お願いっ、やめてっ、やめてっシュウくん……! こんな……っ、だめだよっ! 姉弟でこんなこと……!」
麻奈美を絶望させる一番の理由。目の前で自分を犯そうとしている少年が、血の繋がった弟の修一だという事実。
欲望に突き動かされる弟の手はスカートの中に潜り込み、ついに姉のショーツを剥ぎ取ってしまう。
「いやっ、いやぁっ……おねがいっ、おねがいだから……やめてっ!」
「はぁっ、はぁっ、うぅっ……姉さんっ、姉さんッ……!」
懇願する麻奈美の言葉など耳に入っていない様子で、弟はズボンの下から熱く滾った肉棒を取り出すと、姉の秘部に擦り付ける。
先走り汁が花弁に擦り付けられて、ヌチャヌチャと卑猥な音を立てる。
「ふぅっ……ふぅぅっ! うぅっ……! いっ、挿れるよ! 姉さんッ!!」
「あぁっ! いやっいやぁっ! やめてっ! お姉ちゃん、他の事ならなんでもシュウくんの言う通りにすからっ、だからぁッ……ッ!」
懇願する麻奈美を無視して、弟はゆっくりと腰を落として、肉棒を麻奈美の膣内にねじ込もうとする。
「いやああアアアァァッ!!」
あんなに仲が良くて、姉想いの弟だったのに。姉弟の関係はいつから壊れてしまったのか。
弟の肉棒によって犯されようとしている麻奈実の悲鳴は誰にも届かない。
*
*
*