それはある休日のこと。
麻奈美はまた部屋に彼氏を招いて楽しそうに談笑していた。
彼氏とはもちろんアイツのことである。
はたから見れば、二人は付き合い初めて間もない、初々しくも仲睦まじいカップに見える。
しかし、麻奈美のそばに置かれた携帯にメッセージの通知が入った瞬間、彼女の瞳が色めきを宿したことに、目の前の少年は気づいていなかった。
麻奈美は自然な手つきで携帯を手にとって確認してから、すまなそうな顔を少年に向ける。
「ごめんねケンくん、大学の友達が講義で聞きたいことがあるっていうから、ちょっと電話してくるね」
「別にここで電話してもいいけど?」
「ううん、リビングにノートとか置いたままなの、ケンくんはゆっくりしててね」
「わかった、俺のことは気にしなくていいよ」
「うん、ありがとう」
そう言って立ち上がり、部屋から出ていく麻奈美を、少年はさして気にせず見送った、もちろん携帯の相手は大学の友達などではなく、今も留守のふりをして自室から麻奈美たちを監視をしている弟からだった。
部屋を出た麻奈美はリビングに向かうことなく弟の部屋、麻奈美がそっと開けたドアの奥、薄暗い部屋の中にはベッドに腰掛けた健二が待ち構えていた。
なぜ部屋に呼ばれたのか、そんなことを聞く必要などない。
弟が望むこと、自分が弟に望んでいること。肉体を求め合う以外になにがあるだろうか。
麻奈美はベッドに近づき弟の前に跪くと、自然な手つきでズボンを脱がせペニスを露出させる。
まだ半分しか勃起していない陰茎を指でつまみながら、躊躇なく口に咥えると、キャンディを舐めるようにペニスを舌でねぶる。
「んっ……くぷっ、ちゅっ、れろぉっ、ちゅっぷ……んんっ……」
温かな口内で蠢く舌に愛撫された肉棒は、口の中でみるみると膨らんでゆき、すぐに口いっぱいに頬張るほど勃起した。
言われなくても口で奉仕できるようになって偉いね」
「んふっ……れるっ……ちゅっ、ちゅぽっ、ふっぅん……」
フェラチオを褒められたのが嬉しかったのか、麻奈美はさらに舌をうねらせながら、カリ首をこそぐように舐め回す。
「んぷっ、ちゅばっ、んっ……れろぉっ、んっ……ぷぁっ、はぁ……シュウくん、気持ひいい……?」
「ああ、すごくいいよ、上手になったね」
上目づかいに見つめてくる麻奈美の頭を撫でながら、健二は彼女を立たせて、スカートの上から尻を撫でる。
「あんっ……」
「姉さん、パンツ見せてよ」
「うん、いいよ」
麻奈美は言われるがままに両手でスカートの裾をつまむと、弟に見せつけながら、ゆっくりと上に持ち上げる。
ひざ下まであったスカートが捲られて、艶めかしい太股がのぞき、さらにその付け根を隠す逆三角形の薄布が露わになる。
秘部を隠すショーツの中央は、こんもりと盛り上がっており、健二が指で突くと、プニッとした柔らかい感触と共に指が沈む。
「ぅんっ……あっ……あぁっ」
「またこんなイヤラシイの履いてる」
「シュウくんが喜ぶと思って……」
「アイツのためじゃないの?」
「もうっ、いじわる」
健二が返事の代わりに、もっこりとした恥丘を指先でプニプニと弄ると、麻奈美の敏感な身体はすぐに反応しだす。
「ふぅっ……んっ……はぁっ……」
秘部をなぞるように這う指の動きに、麻奈美の口から切なげな吐息が漏れる。
とてもイクことのできるような刺激ではないが、じわじわと性感が高まってゆく感覚に、麻奈美の頬が上気してゆく。
そして、だんだんとショーツが湿り気を帯びてきたのを感じた健二は、邪魔な薄布をずり下ろすと、露わになった秘裂からは物欲しそうに淫らに粘つく糸が垂れ下がり、ショーツのクロッチ部分にヌルリとした蜜溜まりを作っていた。
「もうこんなに濡れてるね」
健二は麻奈美を抱き寄せて勃起したペニスを濡れた割れ目にあてがうと、素股のように擦りつける。
愛液が絡みついたペニスがヌチュヌチュと卑猥な音を立てながら、肉唇の隙間を滑りながら往復する。
「んぅっ……あっ、ぁぁ……焦らさないで、シュウくん……」
「挿れてほしいの? でも向こうの部屋にはアイツがいるんだから、バレたら大変だよ?」
「それでもいいのぉ、おねがい……もう我慢できないの、お姉ちゃんのオマ○コに挿れてぇ……」
瞳を潤ませ、ねだってくる麻奈美。健二はそれを引き剥がしてベッドに仰向けになる。
「そんなに欲しいなら、自分で挿れなよ」
上に向かってそそり立つペニスを求め、麻奈美はベッドに這い上がると、弟の上に跨りながら、ヨダレを垂らす卑しい雌穴に亀頭をあてがうと、ゆっくりと腰を落としていく。
「あぁっ……」
艶やかな喘ぎ声とともに、ヌメついた肉唇が待ちわびていたかのように亀頭を咥え込み、そのままズブリと膣へと受け入れる。
膣壁を掻き分けられる快感に体を震わせながら、麻奈美の肉壷は根元までずっぽりと弟のペニスをのみこんだ。
「んはぁぁ……っ! あぁっ、シュウくんの、オチ○ポ……挿いってきたぁ……っんん!」
恍惚とした表情を浮かべながら快楽に酔いしれる麻奈美の尻肉を掴み、健二は腰を揺する。
「ほら姉さん、一人でよがってないで、ちゃんと僕のことも気持ち良くしてよ」
「あんっ……ごめんね、いま動くからね……んっ、ぅんっ……あぁっ……!」
手をついて弟の上にしゃがみながら、麻奈美はむっちりとした美尻を上下に動かし始める。
尻を上げて膣に収まっていた陰茎を先っぽまで抜き、そしてまたズブリと膣奥まで咥え込む。
「あっ、はぁっ、んふぅっ……この体勢、奥まで入ってきて……あっ、あぁっ……!」
ジュプジュプと音を立てながら、麻奈美は快楽を求めてはしたなく尻を振り続ける。
「姉さんのマ○コが僕のチ○ポを飲み込んでるのが丸見えだよ」
「あはぁっ……弟チ○ポ大好きなのぉ……んんっ……奥に挿れるたびに、子宮の入り口に当たってっ……あぁっ!」
ねっとりと熱い膣が子宮口を突かれるたびに、ぎゅうぎゅうと締め付けて、精液を絞りだそうとしてくる。
より深く挿れようとして、健二も麻奈美の尻を掴んで腰を跳ね上げるように打ち付ける。
「あッ! あひぃっ! アァッ! これっ、すごいのっ……シュウくんのオチ○ポ、お姉ちゃんの子宮をグリグリしてっ、ひぐぅっ!」
子宮口が亀頭に吸い付きながらも、うねる膣は陰茎をこれでもかというほどにしごいてくる。
麻奈美の膣は犯されるたびに形を変え、弟のペニスを覚えた膣と肉棒は、まるでそう作られたかのようにぴっちりと嵌っていた。
「くぅっ、このまま子宮の奥に射精してあげるよ、弟のザーメンを腹の中に入れたまま、アイツのところに戻るんだ!」
「あひぃっ! あっぁっ……! はひいぃっ、シュウくんの精液、あァンッ! 出してぇっ、お姉ちゃんのオマ○コにいっぱい中出ししてぇっ!」
「ぐうぅっ、あぁっ……出すぞ! 弟の精子を受け止めろ!」
どびゅっ! びゅるるっ! びゅくっ! びゅるっ! びゅぅぅっ!!
濃厚な精液が麻奈美の膣を犯し、子宮口から姉の卵子に向けて飛び出してゆく。
「あひぃぃっ! 熱い……のが中に出てっ、あぁっ、いっ、イクぅッ! ぁっおぉっ、弟のザーメン子宮に出されながらイッちゃうぅっ!」
悦びに震えながら、麻奈美はまるで発情した雌犬のよう腰を振り、弟の精液を子宮で呑み込んでゆく。
そして射精が終わると、ゆっくりと膣からペニスを抜き出し、子宮にたっぷりと射精された精液が溢れないよう、膣を絞めながら下着を履きなおす。
「ぅんっ……それじゃあ、彼が待ってるから……お姉ちゃん、もう行くね」
「ああ、アイツにバレないよう気をつけてね」
「うん、それじゃ……」
絶頂の余韻さめやらぬまま、麻奈美は彼氏が待つ部屋へと戻っていった。
*
「おまたせ、ケンくん」
自室に戻った麻奈美は、何くわぬ顔で彼氏の前に座るが、その頬はほんのりと上気しており、熱のこもった吐息が漏れている。
発情している麻奈美の色香を感じとったのか、少年はごくっと息をのむと、麻奈美の手に触れた。
それがセックスの誘いだと気付いた麻奈美は、申し訳なさそうに手を離す。
「ごめんなさい、生理がきちゃったの」
「あっ、そうなんだ……」
「うん、だからまた今度、ね」
色っぽい仕草に戸惑いながらも、少年は性欲をもてあましながら彼女と過ごすのだった。
その間も麻奈美の子宮は弟の精液で満たされ、受精の欲求に疼き続けていた。