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【最終話】もしも俺がコイツだったなら【近親相姦エロ小説】

【エロ小説】そして姉さんは弟に犯される そして姉さんは弟に犯される

いったいどれだけの時間、姉弟は交わっていただろうか。

もはや何度目かも分からなくなった射精感に、弟は汗にまみれた身体で姉の柔らかな肢体を抱きしめながら、ひたすら腰を振り続ける。

「ああぁっ!! 出すぞ! また出すぞ!! あああアアアッ!!!」

どびゅるっ!! どびゅっ! びゅくっ! どびゅるるっ!!

脳内麻薬でタガが外れてしまったのだろうか、いくら射精して萎えることのない肉棒が姉の子宮めがけて射精する。

絶えずザーメンを注ぎ込まれた麻奈美の膣内は子宮の中まで大量の精液で満たされ、少しお腹を押すだけで膣口からドプリと溢れでてしまう程だ。

「あぐっ……! ァッ、アァ……ッ! アひっ! ひぐッ! ひぎぃっ! ああアアああアぁァッ……!!!」

麻奈美の方も繰り返される絶頂の快感によって、頭の中がトロトロに蕩けてしまい、もはやまともに喋ることもできない。

しかし全身の性感帯が敏感になり、ペニスをねじ込まれるたびに身体を痙攣させ涎を垂らしながらイキ続けている。

そんな獣じみた姉弟のまぐわい映像を見せられていた彼は、暗い部屋で目を血走らせながら液晶ディスプレイに噛り付いていた。

彼女を寝取られたことの怒り、清純で愛おしい存在だった彼女への失望。

受け入れがたい現実に絶望しながらも、彼の手は無意識に勃起したペニスを握り締め、弟の精液を注がれヨガり狂う彼女の姿を凝視しながら射精した。

生臭い匂いが漂い、手の中には生温く粘ついた感触。

彼が惨めさに涙を流していると、映像の中の姉弟がようやく交尾を止めた。

だらしなく蕩けた顔をした麻奈美が、弟に抱きしめられながら画面に向かって微笑んでくる。

『ケンくん、私たちの赤ちゃんが産まれたら見にきてね♡』

それを最後に映像は途切れた。

暗闇と静寂に包まれた部屋の中で、彼は無力感に襲われ身体を動かすこともできない。

この映像を世間に公開すれば、姉弟に復讐することもできるだろう。

しかし、麻奈美のことを本気で好きだった彼には、彼女を不幸にするような真似はできなかった。

そして彼は、この日を境に二度と自分の部屋から出てくることはなかった。

*

*

*

数ヶ月の月日が流れた。

いま、麻奈美のお腹には子供が宿っている。

もちろん、弟に孕まされた子だ。

次第に膨らんでゆくお腹を隠すことも難しくなり、麻奈美は大学を辞めた。

海外にいる両親は麻奈美が妊娠したことを知り、一時的に帰国して家族会議が行われた。

両親から子供の父親が誰かを問い詰められた麻奈美だが、決して弟の子供であることは喋らなかった。

もはや中絶することも難しくなっていたため、両親は泣く泣く出産することを認め、弟に姉の面倒を見るように言い聞かせ、海外へ戻った。

また二人きりの生活になった姉弟は、誰にも邪魔されず愛し合いながら、子供が生まれる日を待ちわびていた。

麻奈美の性欲は妊娠しても衰えず、やはり姉弟でセックスをする毎日である。

性が絡むと頭がのネジが外れてしまう淫乱の麻奈美だが、膨らんだお腹を愛おしそうに撫でる彼女の姿は、まるで聖母のような慈愛に満ちており、本人も幸せそうだ。

そんな姉の姿を見守る弟は、この結末に満足しながらも、どうしても気になっていた事があり、それを確かめるために、ある場所へと足を運んでいた。

彼が到着した先には、なんの店だか分からない看板が吊るされた古風な建物が一軒。

そこは以前、三人で遊びに出かけた際、迷い込んでしまった骨董屋だった。

体が入れ替わってしまった理由を改めて考えると、前日に訪れたこの妖しい店に原因があるとしか思えなかった。

今更元の体に戻りたいなどとは微塵も思わないが、今後何が起こるかも分からない。念のためハッキリさせておきたかったのだ。

「ごめんください」

彼が店のドアを開けると、奥のカウンターに座っていた着物姿の女主人が来客に目を向ける。

「おやぁ、いらっしゃいませ」

骨董屋の女主人は、前回と変わらず軽い口調で客を出迎えた。

女主人は彼の顔を少し眺めてから、思い出したように頷いた。

「ああ、以前いらっしゃった学生さんじゃないですか。今日はお一人で?」

顔を覚えられていたことに驚きながらも、彼は店の中へと踏み込む。

「今日は、ちょっと尋ねたいことがあって伺いました」

「ほほぅ、それは一体どのようなことで?」

「実は、以前この店に来たとき、あなたに隠れて奥にあった鏡を覗いてしまったんです」

「おやっ、そうだったのですか」

「ええ、そのせいで、僕は一緒に居た友人と体が入れ替わってしまったんです」

「ほほぅっ、そりゃあまた……あなたのおっしゃる鏡とは、あちらのことですかね?」

女主人が指差す先に、鏡は前回と同じく布が掛かった状態で鎮座していた。

「そう、あれだ……中を見ても?」

「どうぞどうぞ、一度ご覧になっているなら平気ですから」

彼が掛けてあった布を取ると、鏡がその姿を表す。

「ああ、やっぱりこの鏡のせいで僕の体は入れ替わってしまったんだ! いや、元に戻りたいわけじゃないんですけどね。むしろ感謝したいぐらいなんです。けど、もしもまた突然体が入れ替わったりしないか心配で……」

「ふふふっ……」

彼の話を聞いて女主人はクスクスと笑った。

彼は馬鹿にされた気がして女主人を睨んだ。

「ああ、すみません。どうも客さんが勘違いをされているようでしたのでつい面白く……いえ、驚いてしまいまして。そもそもですね、この鏡は人の体を入れ替えるような代物ではありませんよ?」

「え?」

「これは、覗いた人の内に秘められた願望をさらけ出す鏡なのですよ」

「意味がわからない……だったら、なんで僕の体は入れ替わってしまったんだ?」

「はい、それなんですがね、この鏡も特殊な品ですから注意すべきことがございまして……ふふっ」

勿体ぶったように含み笑いをする女主人。

「鏡を覗いて願望をさらけ出された人は、その衝動を抑えられなくなるのです。人によってはタガが外れて危険ですから、普段は掛け布をしていたのですが……」

女主人はまるで珍しい生き物を見つけたかのように、好奇心を滲ませた瞳を彼に向けた。

「けど、それで他人になりきってしまうなんて……よほどその人が羨ましかったんですねぇ?」

「………………」

『もしも俺がコイツだったなら』

そんなことをいくら考えても無意味だとはわかっていても、神崎修一は自分の隣にいる男の顔を見るたび、そう思わずにはいられない。

修一の姉に対する偏執的な愛情は、幼い頃からすでに芽生え始めていた。

しかしいくら望んだとろこで、姉弟である限りその願いが叶わないことに絶望した。

いつか姉を他の男に盗られてしまうのだと考えだけで、腹の底から暗い怒りがふつふつと湧き出してくる。

そしてあろうことか、麻奈美が好意を抱いた相手というのが健二だったのだ。

たまたま同じ時期に産まれて、たまたま家が近かっただけの、なんの取り柄もない幼馴染。

全てにおいて自分より下の存在。

そんな奴に最愛の姉を奪われるなんて、修一には許しがたいことだった。

どうしてコイツなんだ!

姉さんは俺のものなんだ!

姉さんを幸せにできるのは俺しかいないんだ!

弟の姉に対する愛情は、もはや抑えきれないほど醜く肥大化していた。

どう転んだところで、いずれ弟は暴走し姉を襲っていただろう。

結局、三人の関係が崩壊する結末を避けることはできなかったのだ。

 

『そして姉さんは弟に犯される』 <完>

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