アダルト動画では何度も見たことがあったけれど、健二は初めての生で見るおっぱいに視線を釘付けにされた。
見るからに柔らかそうな双丘の頂上には、うっすらピンク色をした大きめの乳輪がふっくらと盛り上がっており、その中央に控えめな乳首がツンと頭を出している。
画面越しとはまるで違う本物の肉感。呼吸に合わせて胸が上下するたびに、たわわな乳房も揺れ動く。
「ねっ、姉さん……本当に触って……いいの?」
「うん……いいわよ」
麻奈美に許されたことで、健二は緊張しながらも、ゆっくりと両手で乳房に触れた。
「うぁ……すごい……」
触れた手に吸い付くような、もっちりとした肉感にすべらかな肌触り。
少し力を入れると手の動きに合わせてフニュリと形を変えるものの、手を離せばまた元の綺麗な丸みに戻る。
服越しに触るのとはまるで違う、温かくてふわふわした感触に、健二は興奮しながら手に収まりきらない巨乳を揉みしだく。
「あっ、んぅっ……痛いわシュウくん……もっと、優しく触って……」
「ごっ、ごめんよ姉さん……」
健二は慌てて握る力を緩め、今度は撫でるように指先でおっぱいの外側に触れてみると、麻奈美の口から切なげな吐息が漏れてきた。
「ぁっ……んっ……はぁっ……んぅっ……」
「姉さん、これでいい……?」
「んっ……ええっ……女の子には、そうやって、優しく触ってあげるのよ……」
健二は言われた通りに乳房に触れるが、まるでくすぐるようなサワサワとした感覚が麻奈美の性感帯を刺激する。
(やだっ……シュウくんの手、すごくエッチな動きをしてる……)
弟に胸を触れて感じるわけにはいかない――しかし、そんな麻奈美の思いとは裏腹に、女としての快感を感じやすい肉体は明らかな性の反応を示してしまい、健二もそれに気づいた。
「姉さんの乳首……大きくなってる……」
「ああっ、いやっ、言わないでシュウくん……恥ずかしいわ……」
最初は乳輪の上でささやかに主張していた乳首が、今やぷっくりと膨らんで飛び出すように硬く尖っていた。
(麻奈美ちゃん……僕の手で感じてるんだ……)
自分の手が麻奈美を感じさせていることに感激し、麻奈美の恥ずかしい反応がもっと見たくなる。
健二が敏感そうな乳首の先端を指の腹で擦るようにつまんだ。
「ひぁっ! あぁっ、うっ……やぁ……だめっ、シュウくん……」
撫でられるのとは違う突然の強い刺激によって、麻奈美の体がビクリと震える。
「姉さん……乳首で感じてるの? ここがいいの?」
麻奈美は我慢するように口をつぐみながら、イヤイヤと頭をふるのだが、そんな反応を見せられて止めることなどできるわけがない。
健二はむしろ執拗に乳首を攻め立てる。
「あぁっ……まって、シュウくん……ほんとに……ぁっ……ふっ、ぅぅっ……!」
清楚なイメージがあったゆえに、快感と羞恥に頬を赤らめながら、乱れた息遣いで熱い吐息を漏らす麻奈美の姿はこの上なく淫らでそそられるものだった。
健二は我慢できずに、麻奈美の乳房にしゃぶりつくと、口の中に含んだ乳首を舌でレロレロと転がした。
「ひぁっ! あっ、あぁっ……! だっ、だめっ、シュウくん……お姉ちゃんのおっぱい吸っちゃだめぇ……!」
「んっ、姉さんっ! れろっ、じゅるっ……姉さんのおっぱい! んぐっ、ちゅばっ、れろっ……」
気づけば健二は麻奈美を押し倒しながら、片方の乳房をしゃぶり乳首に舌を絡めるように舐め上げ、もう片方は空いた手を使って柔肉を揉みしだき、勃起した乳首をクリクリとつまむ。
「ひぃっ! あっ、あぁっ……! うっぅ、あぁ……んっ、んんっ!!」
両方のおっぱいから経験したこのない快楽の刺激が流れ込み、麻奈美はもはや抵抗することもできず、ぎゅっと目をつぶって押し寄せる快楽の波に耐えているが、それも長くはもたなかった。
「ふぐっ……ぅっ! いやっ、もっ、もぅ……だっ、だめっ、あっ、あっあっあっ……あぁアァッ!!」
麻奈美は悲鳴を上げて体を仰け反らすと、ひときわ大きく体を震わせてから、痙攣しながら硬直したように固まった。
「ひぅっ……ぁっ……ぅっ……あっ………ぁぁ……」
そして力が抜けたようにくったりとして、乱れた息を整えるように静かに呼吸を繰り返す。
(あぁ、なんてこと……わたし……弟におっぱいを触られて……イッてしまうなんて……)
健二は脱力したまま動かない麻奈美の様子から、彼女が絶頂を迎えて果てたのだと気づいた。
(僕が……麻奈美ちゃんをイカせた……おっぱいだけでイクなんて……麻奈美ちゃん、こんなエッチな体をしてたのか……)
姿も中身も清純だと信じていた麻奈美に、実はこんな淫らな素質が秘められていたことに健二は愕然とする。
しかしそれは失望などではない。むしろ感動と興奮に打ち震えていた。
「うぅっ……姉さん、僕……もう我慢できないよっ!」
倒れたままだった麻奈美は、弟がなにやらゴソゴソとしだしているのに気づいて顔を覆っていた腕を解いた。
視界に飛び込んできたのは、ズボンとパンツを脱ぎ捨て、股間に硬く膨らんだ肉棒をそそり立たせている弟の姿だった。
「えっ……ちょっと、シュウくんっ、なにを……っ!?」
「姉さんばっかり、ずるいよ……僕も気持ちよくしてよ……」
「いっ、いやっ……」
健二は逃げようとする麻奈美に抱きつくと、両手でがっちりと抱きしめながら、勃起した陰茎を柔らかな体に擦り付ける。
「いやっ、やめてっ! だめよっシュウくん! そんなものお姉ちゃんに擦り付けないで……!」
「いいでしょっ、姉さん、触って! 姉さんの手でしごいて!」
健二は麻奈美の手を掴んで強引に自分のイチモツに触らせる。
(やだっ……シュウくんのお○んちん……すごく硬くなってる……!)
性欲に滾った肉棒の熱さに驚きながら、まるで獣のように迫ってくる弟の姿に麻奈美は恐怖した。
「お願いだよ姉さん! 手でしてくれるだけでいいから! これ以上我慢ましたら頭がおかしくなりそうなんだ!」
下手に刺激をすれば最悪このまま犯されてしまいかねない様子に、今の自分には弟の望みを叶えるしかないのだと麻奈美は悟った。
「わっ、わかったわ……でも、手でするだけよ? シュウくん、お姉ちゃんと約束できる?」
「うっ、うんっ! 約束する! 約束するから!」
望みが叶うことがわかり、健二はいくぶん落ち着きを取り戻した様子で、麻奈美に勃起した肉棒を突きつける。
小学生のとき一緒にお風呂に入ったのを最後に見ることが無かった弟のチンポは、まるで違う生き物のように逞しく成長して、硬く反り返る竿の表面には太い血管が浮き立ち、その迫力に思わず目を背けそうになる。
けれど、この怒張を鎮めてやらないことには、この場から逃げることもできない。
麻奈美は観念したように白い指を弟の肉棒へと添えた。