珠代さんは少し恥ずかしそうに頬を染めながらも、言われた通りにしてくれた。
手に付いた石鹸の泡が潤滑剤となって、滑らかな動きで肉棒が擦り上げられる。
うぉぉ……きもちええぇ……!
珠代さんの綺麗なお手てが、俺のチンコをにゅるにゅるとシゴいて、たまらん……!
「雪彦さん、気持ちいいですか……?」
「ごめん珠代さん、すごくいい……」
「そんな、謝らないでください。雪彦さんが気持ちよくなってくれるなら、私も嬉しいですから」
慈愛に満ちた笑みを浮かべる珠代さん。
もう好き過ぎて辛い。
「あっ、なんだか先っぽからヌルヌルしたものが出てきました……」
亀頭から垂れてきた透明なガマン汁を興味津々に見つめる珠代さん。
「それは、気持ちよくなると勝手に出てくるもので……」
「そうなのですね……ああっ、すごい、お汁がどんどん溢れて……」
手コキの気持ちよさもさる事ながら、性知識の少ない珠代さんに自分のチンコをシゴかせているというシチュエーションに興奮しているせいだろう、先走りが止まらない。
肉棒に絡みついた粘液のおかげで手の動きはいっそう滑らかになり、竿の付け根から這い登ってきた指にカリ首を擦り上げられ、ゾワリとした快感に思わず腰が動いてしまう。
「うぁ……ッ」
「ここが気持ちいいですか?」
珠代さんは俺の反応を見ながら、指を輪にして亀頭の裏側をクリクリと刺激してくる。
「ああ、気持ちいいよ珠代さん……こっちも頼むよ……」
俺は珠代さんの手を握ると、竿の下にぶら下がっている玉袋へ導く。
「えっ……ここも触ると気持ちがいいのですか……?」
「優しく撫でる感じで頼む」
「んっ、はい……こうかしら?」
珠代さんは右手の平で亀頭を包み込むようにコネながら、左手で玉袋の表面をやわやわと撫でる。
ほっそりした指が袋の裏筋をなぞると、竿とはまた違った痺れるような快感によってケツの穴がグッと窄まる。
うぉぅっ……これはたまらん!
珠代さんの飲み込みの早さに驚きながらも、二箇所から同時に襲ってくる快感に誘発され、尿道の奥から精液がこみ上がってくるのを感じる。
だめだ、気持ち良すぎてもう長くは持たない。
「珠代さん……もう出そうだ……そのままシゴいて……」
「出る……? あっ、精液……ですね、わっ、わかりましたっ……んっ、んぅっ……」
珠代さんも雰囲気に当てられたのか、艶めかしい吐息を漏らしながら、俺を気持ちよくさせようと手の動きを早める。
袋をやわやわと優しく揉みながらも、竿の付け根から亀頭まで、じゅぽじゅぽと粘ついた音を立てながら往復する手によって肉棒がシゴかれる。
チンコの付け根が疼き、奥から精液がぐぅっと込み上げ、ついに我慢は限界を迎えた。
「ぐぅっ! 珠代さん……もうっ、出るっ……!」
「はっ、はいっ、どうぞ……出してくださいっ」
「うぁぁっ……ッ!」
ドピュッ! ビュルッ! ドクッ! ドプッ! ドビュッ!
珠代さんのほっそりとした指に包み込まれながら、肉棒は震えながらドクドクと精液を吐き出し続ける。
うわっ、すごい出てる。
自分でオナニーをしてもこんなに出したことはないというぐらい、大量の精液が珠代さんの手の中に吐き出される。
「あっ、あぁっ……手の中に、熱くてドロッとしたものが出てます……」
珠代さんは驚きながらも、射精が終わるまでその手でしっかりと俺のモノを握っていてくれた。
そして射精を終えた後に開かれた彼女の両手には、白くドロリとした精液にまみれており、青臭いすえた匂いが風呂場に漂ってきた。
「すごい……男の人って、こんなにいっぱい射精するんですね……」
珠代さんは手についたザーメンをマジマジと見つめながら感心したように呟く。
初めて見る男の精液が珍しいのだろうが、そんなに凝視されるとこっちが恥ずかしい。
「すまん珠代さん、汚してしまった……」
冷静さを取り戻した俺は、申し訳ない気持ちになりながら、珠代さんの手にシャワーでお湯をかけて精液を洗い流す。
うぅむ……つい無茶なお願いをしてしまったが、珠代さんに嫌われてしまっただろうか……?
「雪彦さん、どうされました?」
俺がじっと見つめていると、珠代さんはきょとんとした顔でこちらを見つめ返してきた。
どうやら怒ってはいないようだが、彼女が何を考えているのかイマイチわからない。
「あっ……まだ出し足りないですか?」
「いやっ!? そういうわけではないんだが……」
おっとぉ、おかわりを催促していると勘違いされてしまった。
一発抜いて落ち着いたとはいえ、珠代さんは相変わらず全裸。豊満なおっぱいが目の前で揺れ動くのを見せつけられては、すぐにも息子が元気を取り戻してしまいそうだ。
あぁ……おっぱい揉みたい……もういっそこの場で押し倒しても、珠代さんなら受け入れてくれそうな気がしなくもないが――
いかん、よからぬことを企んでしまいそうになっている。風呂場に裸の珠代さんと二人きりという状態はあまりにも危険だ。(俺の理性と珠代さんの貞操が)
ろくに風呂にも浸かっていないのだが、これ以上暴走して珠代さんに嫌われてしまうのは避けたい。
ここは一旦撤退するのが得策だろう。
「そっ、それじゃあ、俺はもう上がるから、珠代さんはこのまま風呂に入るといいよ」
「そうですか? わかりました」
俺は珠代さんに見送られながら、速やかに風呂場を離脱した。