ある日の夜、俺はいつものように寝室で珠代さんと交尾に励んでいた。
珠代さんの可愛い喘ぎ声を聴きながら、正常位で挿入した肉棒を小刻みに出し入れするたび、チンコに温かい膣肉がねっとりと絡みついてきてメチャクチャ気持ちいい。
「ぅんっ、あぁッ……! 雪彦さんのオチンポが奥に届いて……ぅぅんッ……!」
珠代さんが悶えると、膣が肉棒をギュッと締め付けてくる。相変わらず珠代さんのマンコは最高だぜ!
あまりに気持ち良すぎて、すぐに射精感が込み上げてくる。
「っく、そろそろ出そうだ……ッ」
汗ばんだ珠代さんの裸を抱きしめながら亀頭を子宮口に押し付けると、俺の精子がたっぷり詰まったザーメンがドクッドクッと、珠代さんの子宮に注ぎ込まれる。
「あぁァァッ!」
両脚を腰に絡みつかせる珠代さんの膣内にたっぷりと中出しをすると、射精後の何とも言えない気怠さを感じながら、しばらく珠代さんと布団の上でまったりと抱き合っていた。
「ふぃぃ、すごい出た」
「ふふっ」
順風満帆なセックスライフ。今の俺には心配ごとなどなく、まさに幸せの絶頂だった。
*
「雪彦ちゃんてぇ、ちょぉ〜っと、早いわよねぇ?」
「んグッ!?」
翌日の昼飯どき、三人揃ってキツネうどんを啜っていたところで、美津妃さんがおもむろに放ってきた言葉に動揺し、俺はうどんを喉に詰まらせて咳込んだ。
「わっ、大丈夫ですか雪彦さん!?」
「はっ、早い……とは?」
「そりゃあもちろん、交尾の時間よぉ」
珠代さんに背中をさすられながら聞き返す俺に、美津妃さんは遠慮なく言ってのける。
俺が早漏……だとっ!?
────うん、まあね。実は俺もちょっと気にしてたんだけどさ? いざ面と向かって女性から言われてしまうと、ハートの柔らかいところにグッサリ刺さるぜ。
「大きさも硬さも申し分ないし、ちゃんと気持ち良くしてくれるのはいいんだけどぉ、射精するのがちょっと早いってゆうかぁ」
「んがががががガガガガガ!」
美津妃さんの歯に衣着せぬ物言いが俺の繊細なメンタルをガリガリと削ってゆく。
くそぉっ、反論したいけど実際その通りだから言い返せねえ!
今の俺は定期的に摂取している美津妃ママの母乳ドーピングにより射精回数が向上しているのだが、逆に言えば早打ちを弾数で補っている状態だった。
いや、だけどね? 言い訳させてもらうと、俺は別に早漏って訳じゃあないと思うんだよ?
普通の女とセックスするなら射精を上手くコントロールできる自信がある。
むしろ原因は、この二人のマンコが強烈すぎるってところだ。
いやマジでさ、珠代さんのマンコに挿れた途端、チンコが桃源郷に持って行かれちゃうからね?
ちなみに美津妃さんのマンコは人外魔境すぎて更にヤバイ、チンコが奈落に引きずり込まれてしまう。
つまり、二人とのセックスはそれ程までに気持ちイイのだ。
化け狐マンコ、マジ、やばい。
「大丈夫よぉ、私が治してあげるからぁ」
心に甚大なダメージを受けてヘコんでいると、美津妃さんが俺の頬を撫でながら優しく声を掛けてくる。ニンマリとした笑顔がなんだか引っかかるのだが──。
「治せるんですか!?」
「できるわよぉ、それに、その方が二人にとってもいいと思うのよねぇ」
美津妃さんが耳元に口を寄せて、ひそりと囁く。
「交尾はじっくりしたほうがぁ、赤ちゃんもできやすいのよぉ」
マジかよ!?
振り向くと、そこには可愛い狐耳をピコピコ揺らす珠代さん。
俺がじっと見つめていると、ニッコリと微笑み返してくれる。
───孕ませたい、この笑顔!
そして俺はよく聞かずに二つ返事で美津妃さんに協力をお願いするのだった。
*
さて、治療のために場所を寝室に移動した俺は、言われるまま裸になって布団の上で仰向けに寝そべっていた。
そして、同じく裸になった美津妃さんが俺の腹の上に跨っている。
「まずは、私と雪彦ちゃんの性器をつなげてぇ……」
美津妃さんが腰を動かすと、良い具合に濡れそぼったメス穴に俺のチンコはジュブリと飲み込まれる。
うほぉぉっ、にゅるにゅるマンコ超気持ちイイッ! いや、これは治療なんだ、我慢せねば!
「あのぉ、俺はこのまま寝てるだけでいいんですか?」
「そうよぉ、私が動くから、雪彦ちゃんはじっとしててねぇ、射精しないように我慢するのよぉ?」
なるほど、美津妃さんが動いて、射精しそうになったらチンコを抜くって寸法か。
こんな気持ちいい治療ならいくらでも頑張れちゃうネッ!
「それじゃあ、いくわよぉ?」
美津妃さんの手が俺の下腹部に添えられる。
「よろしくおねがいしまっす」
「せぇのぉっ────」
プツン、と。
美津妃さんの呑気な掛け声が聞こえた瞬間、まるでテレビの電源が切れたように視界が途切れて真っ暗になった。
これは夢だろうか?
一寸先も見えない暗闇なのに、遠くに人影が見える。
おや? あれって……父さんと母さんじゃね? こっちに向かって手を振りながら、なにか言ってるようだけどよく聞こえないなぁ。
俺が二人の居る方へ行こうとしたとき、何かに手を引っ張られ────。
暗闇に覆われた視界が元に戻ると、酷く心配そうな顔をした珠代さんが俺の顔を覗き込んでいた。
「雪彦さん! ああっ、よかった……」
「えっと……俺、どうしたんだっけ?」
「雪彦さんは、さっきお母さんの……むぐッ!?」
何か言いかけた珠代さんの口を、後ろから美津妃さんの手が塞ぐ。
「雪彦ちゃんてば治療中に寝ちゃったのよぉ」
「ああ、そうだった……すみません、なんか急に意識が……」
「いいのよぉ、それより、体は大丈夫かしらぁ?」
「ええ、別になんともないので、治療の続きをお願いしてもいいですか?」
「!?」
なんだろう? 珠代さんがぎょっとした顔をして、口を塞がれながら頭をブンブンと振っている。
また寝ないか心配しているのだろうか?
「任せてくれよ珠代さん、俺はこの試練を乗り越えて珠代さんと子作りするゼッ!」
安心してもらおうと冗談めかして言った俺に対して、珠代さんは悲痛な面持ちでキュッと目を瞑る。
あれ、ちょっと滑ったかな?
「ほらぁ、雪彦ちゃんは珠代ちゃんのために覚悟を決めてるわぁ、男の決意を黙って見守ってあげるのが良い女ってものよぉ?」
覚悟だなんて、美津妃さんも大袈裟だなぁ。
「わかり……ました、雪彦さんのこと、信じています……」
「うん? ああ、任せてよ」
珠代さんのこと孕ませちゃるぜぃ!
朗らかに笑う俺に、なぜか泣きそうな顔をしながら、珠代さんは出て行ってしまった。
「珠代さん、どうしたんでしょう?」
「気にしない気にしない、それじゃあ続きをするわよぉ」
*
それから治療を再開したのだが、面目ないことに、俺はそれから三回も”居眠り”をしてしまった。
なんか、美津妃さんの掛け声のあと腹の下が熱くなって、そのまま寝ちゃうんだよなぁ。
そのたびに夢の中で両親に会ったのだが、立て続けに同じ夢を見るなんて、珍しいこともあるもんだ。
そして四度目。
「それじゃあもう一度いくわよぉ、せぇのぉっ────」
「んぉぉっ!?」
美津妃さんの掛け声と共に、下腹部に熱いものが渦巻く感覚、しかし今度は意識もはっきりとしている。
「なんか、腹の下に熱いのが溜まってるような……」
チンコはぎんぎんに勃起しているけど、射精感がぐっと留められているような感覚だった。
「よくできましたぁ」
腹の上に跨った美津妃さんがニッコリ微笑む。
「これで治療は終了よぉ、その感覚を忘れないようにねぇ」
そう言って美津妃さんがチンコを引き抜いた後も、下腹部がポカポカしたままだった。
「えっ、これでお終い? なんか俺、寝てただけなんですけど……」
「うふふっ、コツを掴むときは呆気ないものよぉ」
そんなもんかなぁ?
こんなに気持ちよくしてもらえる治療なら、またお願いしたいぐらいである。
あとは本当に治療の効果があるか、珠代さんと交尾するだけだぜ!
ちなみに、治療の後で珠代さんに会ったら、まるで俺が死地から舞い戻ったかのように、大袈裟に喜んでくれた。まったく珠代さんは可愛いゼッ!
*
そして、その日の夜。
珠代さんと交尾をしていた俺は、明らかに今までと違う感覚に驚いていた。
今までならすぐに射精していたところが、射精感を腹の下に押し留めることができている。
そして、いつもより深く溜めてから、下腹部に渦巻く熱を一気に開放して射精する。
「んぅッ!? ぁぁ……ッ♡ ひぁぁぁァァぁぁッ♡♡♡」
迸る熱い精液を受けて、珠代さんが今まで見せたことのないぐらい激しく絶頂する。
仰け反る身体、キツネ耳はピンッと立ち、尻尾の毛が逆立っている。
すげえ、これが治療の成果か! まるで必殺技を覚えた勇者みたいだぜぇッ!
これなら、いつも余裕な顔をしてる美津妃さんをヒィヒィ言わせることもできるんじゃなかろうか!?
自信をつけた俺は、珠代さんを心ゆくまで絶頂させてから、次いで待ち受けるボスへ立ち向かうのだった。
*
「んふふっ♡ ほらぁッ♡ 雪彦ちゃぁ〜ん、もっとよぉ〜っ! もっと頑張れるでしょぉ!? ほぉぉぉらぁッ♡♡♡」
「ぐひぃぃぃ……! もっ、もう無理ですぅぅ! 許してぇぇぇ……!」
そして俺は、下手に攻撃して第二形態にしてしまったボスに蹂躙される勇者がごとく、スイッチの入った美津妃さん(なんか尻尾が増えてる)に根こそぎ搾り取られるのだった。
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